神社名 瀧   神社

通称名 お瀧様

由 緒 1.沿革

 当社は今から1300年前の白鳳年間、藤原鎌足の孫 武智麿が中国地方平定のため、紀州熊野権現を当地に勧請し社殿を建てたと伝えられている。

 爾来北野村東西と近藤村の氏神として尊崇されてきた。近世、美作国津山城の鬼門の守護神として森公の信仰厚く鳥居や石の宝殿が寄進された。明治の末頃まで『お瀧参り』とよばれ、作州全域から多くの崇敬者が参拝し、例祭日には日本原から続く松並木は人の列で賑わった。

2.本社

 滝山の中腹に位置し、原生林に囲まれた「奥の院」から「母御の瀧」に続く岩間の清浄な地に祀られ、ある時期には修験道の霊地として女人結界の地でもあった。明治42年滝山山麓一帯が陸軍演習場に設定され、近藤村の氏子は余儀なく移住する事となった。

3.遙拝所

 参道が自衛隊の演習場のため、本社への参拝が制約された。従って、里宮としての遙拝所が大正4年に造営され、大正12年には郷社の格が与えられた。平成元年に遙拝殿を再建、平成3年社務所等の管理棟を建設、平成11年遙拝殿等の造営記念碑建立、平成12年国旗掲揚台・国歌歌碑を建立、平成13年玉垣建立によって一段と神域が整備された。

4.社地

 瀧神社創立以来172ヘクタールの社地は明治4年の上地令により、境内の一部を残して国に接収されたが、昭和26年神社の歴史的伝統が認められ大蔵省より山林33ヘクタールが無償譲与された。なお、本社参道周辺の原生林は永代保護管理を続けている。

 

【 大 祭 】 大祭 10月最終日曜日

 子供神輿による御神幸 瀧神獅子舞巡行

 【御朱印】 遥拝殿に据え置き


旧社格 郷社 

鎮座地 〒708-1325 勝田郡奈義町滝本1973 

御祭神 伊邪那美尊,滝大領権現

御神徳 祈雨 

宮司宅電話 0868-36-3573 

氏子地域 勝田郡奈義町(滝本)