神社名 松神神社

通称名 松神様

由 緒 本神社は武運守護、疫病鎭護の守神として崇敬者が多い。

 天保11年正月龍野城主脇坂安薫が神鏡を奉納し、同13年10月、生野代官田島半三郎が、年貢米の運送安全を祈願して、金子50疋を、明治2年8月鶴田藩士伊藤祐命が弓三張を、明治4年角田五蔵が甲冑一具金疋を寄進している。

 明治初期村社に列した。明治41年5月、中島東熊野神社御祭神伊邪那岐神を合祀した。

松神神社歌舞伎舞台

此の舞台は弘化3年(1846)当中島東有元の王子権現境内に

建てられていたものであるが、明治28年に回り舞台に改造され、大正10年(1921)に松神神社境内に移築されたものである。桁行5間(9メートル)、梁間3間半(6メートル30センチ)で外観構造では間口7間、奥行4間半の木造平屋建て、入母屋造り、桟瓦葺、床高2メートル、周囲漆喰壁、上手には太夫座、囃子座が設けられ、また花道も完備しており舞台中央には特殊な木製滑車32個を取付けた直径5.8メートルの皿廻し式(ろくろ式)の回り舞台が装置してありこの舞台の大きな特色となっている。又床下は役者達の化粧と衣裳の着更え部屋となっているのも特色である。

 百数十年の風雪に耐ながら地区民の愛着の中で幾度の補修を重ねてきた当舞台は江戸時代中期頃の建築と伝えられる。上方の舞台機能を備えた本格的な舞台として昭和38年4月13日岡山県重要有形民俗文化財に指定され、県下でも数少ない貴重な舞台となっている。 

旧社格 村社 

鎮座地 〒708-1313 勝田郡奈義町中島東607 

御祭神 伊邪那岐命,武内宿禰,足仲彦命,息長足姫命 

御神徳 武運長久, 疫病除け 

宮司宅電話 086-276-4133 

氏子地域 勝田郡奈義町(中島東)