神社名 湯  神社

由 緒 当社は往古、大己貴命・少彦名命を祭神に奉り御湯神と称したが、8世紀当初(和銅8年頃)律令制の国・郡・里(後に郷)制により美作国が置かれ、地名は「塩湯郷」に、御湯神も「塩湯社」となった。(平城京出土の木簡に記載された「美作国勝田郡塩湯郷」からも十分窺える。)

 中世、承久の乱後地頭後藤藤原光義によって、塩湯社は「湯大明神」と改称された。以後元和3年の大洪水の際は、新しい泉源の発見により浴場と共に神社もその北隣へ遷座し、更に寛政5年、全村全焼の災禍に遭いながらも社殿をその地に再建する等常に温泉の守護神として温泉と共に歩んできた。

 この間、地頭から朔幣田、旅人勧進物等の保護(「塩湯郷地頭職掟條〃」後藤豊前守藤原季理良貞古文書)があり、江戸時代には国主の寄進(「森美作守様御入湯次第」湯大明神神主米月兵庫の日記・湯神社古文書)を受けてきた。

 明治6年、「湯神社」と社名を変え、次いで同41年村社八幡神社、無格社日吉社と合祀し、現在に至っている。

「かけまくも 綾にかしこき 言巻くも あなに尊き 勝間田の 塩湯郷の 霊ちはふ 神の御湯は 現身の 人の湯なら 神呂伎の 少名御神の 神ながら 造し湯を 恐みて 浴みせ子供 尊みて 湯あみせ世人 かけまくも 綾にかしこき 言巻くも あなに尊き 勝田の塩湯の 郷の其の御湯」 -平賀元義の詠- 

旧社格 村社 

鎮座地 〒707-0062 美作市湯郷664

御祭神 大己貴命,少彦名命,譽田別尊,大山祇命

御神徳 

宮司宅電話 0868-72-3882 

氏子地域 美作市(湯郷)