三保三隅駅
○三保三隅駅（電報略号：ミホ）
・浜田鉄道部が管理、JR西日本米子メンテックが業務受託する業務委託駅
・2021.3.13（土）から有人窓口での切符販売が中止となり、4.1（木）以後は、 それまで07：00～18：00となっていた係員対応が、 週2～3回06：55～08：10までとなっています。（2021.7．1現在）
・1922（T11）9.1 国有鉄道山陰線が周布駅（T11.3.10開業）から延伸、その終着駅として開業
・1923（T12）12.26 山陰線が石見益田（現益田）駅まで延伸し、途中駅となる
・1978（S53）3.26 貨物取扱を廃止
・1987（S62）4.1 JR西日本へ
○旧国鉄時代からのあゆみ（京都駅からの営業キロ数＝492.6㎞）
① 開設年月日：大正11（1922）年9月1日（鉄道創設51年目、山陰本線の起点京都駅開業後27年）＝周布－三保三隅間（6.1Ｍ≒9.82㎞）延伸開業に伴う
② 三保三隅駅－石見益田駅間（13.6Ｍ≒21.89㎞）開通：大正12（1923）年12月26日
③ 岡見駅開設：大正15（1926）年4月1日（鎌手駅との中間駅として営業開始）
＊昭和5年（1930）4月1日：営業距離の単位をマイルからメートルに変更
④ 山陰本線全通：昭和8（1933）年2月24日（須佐－宇田郷間8.8㎞）
⑤ 貨物支線開業：昭和30（1955）年8月1日 西浜田－浜田港間（2.3㎞）
昭和57（1982）年11月7日 同支線廃止
⑥ 国鉄民営分割化：昭和62（1987）年4月1日 西日本旅客鉄道が承継
○現状路線データ
① 管轄、路線距離（営業キロ）：全長676.0㎞（支線含む）
・ 西日本旅客鉄道（第1種鉄道事業者）
京都～幡生間673.8 ㎞
長門市～仙崎間2.2 ㎞
・ 日本貨物鉄道（第2種鉄道事業者）
伯耆大山～東松江間27.1 ㎞
岡見～益田間16.9 ㎞
② 軌間：1067 mm
③ 駅数：160駅
④ 最高速度：出雲市～益田間110 ㎞
⑤ 運転指令所：西出雲～益田駅間（西出雲駅構内除く）⇒JR西日本米子支社浜田鉄道部
○沿線の特徴
・ 起点から終点までを通して走る優等列車の設定が史上一度も無い本線の一つ（他に中央本線、筑豊本線）
・ 長大路線でありながら近代化が遅れたことや、いろいろな意味でつぎはぎ状態。鉄道ファンからは「偉大なるローカル線」と呼ばれている。
○運行形態
・ 出雲市～益田間：普通列車は浜田・江津で乗換えとなり、浜田以西は普通列車の運行本数が極端に少ない。
・ 益田～長門市間：山陰本線の中でもとりわけ乗客・本数共に少なく、2時間に1本程度で、木曜日に運転しない列車もある。「いそかぜ」廃止以降優等列車はない。
・ 長門市～下関間：かつては急行「あきよし」「さんべ」などのように長門市駅で分割し美祢線経由で運転されるものや、一部関門トンネルを抜けて門司駅など九州に直通する列車もあったが、2005年10月のダイヤ改正で九州直通列車は廃止された。
○優等列車
（過去）
▲ 昭和34年10月：準急「やくも」運転開始
▲ 昭和36年3月1日：準急「いわみ（上り8：13、下り18：25）」運転（3両編成：石見益田―鳥取間）運転開始
＊参考：当日は、町民100名、三隅中250名、三保小200名が歓迎
▲ 昭和36年10月：準急「しんじ（上り：11：53、下り16：54）」運転（宇野―博多間）運転開始
（現在）
・ 鳥取～益田間（鳥取～出雲市間120㎞/h、出雲市～益田間 110㎞/h ）
▲ 特急「スーパーまつかぜ」（鳥取～米子・益田）
▲ 特急「スーパーおき」（鳥取・米子～新山口）
▲ TWILIGHT EXPRESS 瑞風運行開始
・2017．6.17（土）1泊2日山陰コース（下り）1番列車が、三保三隅駅に臨時停車【2017.6．18（日） 06：04～06：25
→ https://www.youtube.com/watch?v=zHr193Rtnos
▲西日本豪雨で不通となっていた山陽本線の代替として、伯備線・山陰本線・山口線を経由する貨物列車を2018．8.28（火）から運転
→ https://www.youtube.com/watch?v=D0aax7ReoDI
▲新型コロナで運休中のTWILIGHT EXPRESS 瑞風が、2021.6．21山陰シリーズ（上り）から運行再開
→ https://www.youtube.com/watch?v=L_sLDfYM8uA
○使用車両
・ 特急列車：キハ187系気動車
・ 普通列車、快速列車：キハ121系気動車、キハ126系気動車
・ 貨物列車（中電関係）： DD51形・タキ1100形（輸送方法変更により廃止）
・ TWILIGHT EXPRESS 瑞風：87系寝台気動車