授業内での活用例
ー活動の成果と課題ー
〇活動の成果
一点目は活動に所要する時間の大幅な短縮である。従来と同じ活動を実施するにしても紙媒体からタブレットに移行したことにより、活動時間を二割ほど削減することができた。それによって、よりテンポのよい授業展開が可能になり、捻出した時間でSpeaking活動に時間を補填できるようになった。
二点目としては個に応じた指導の質の向上である。授業内での活動成果を本アプリ上に半永久的に保存できるため、授業外であっても成果物を確認することが可能になった。そのため、生徒の活動に対してより具体的なフィードバックを提供できるようになった。
〇今後の課題
文字を入力する場合に、付属のキーボードを使用する方法と、直接文字をなぞって書き込む方法がある。後者の方法を用いる場合に、現状として指でなぞってタブレットに書き込む他に方法がない。これでは操作性が悪く、作業の効率が落ちてしまう。タッチペンの導入を検討することが強く望まれる。
タブレットや授業支援アプリは非常に便利である一方で、基本的な操作を会得するまでに一定の期間を必要とする。操作に慣れるまでは、ICT機器を活用することが億劫に感じるかもしれないが、先生も生徒もまずはこれらを実際に手に取り、あれこれ試してみる機会を増やすことから始めてほしい。
令和3年4月1日
岐阜県教諭 林 輝将
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