明治大学農学部農学科 

環境気象学研究室

このホームぺージは日本語のみです。This page is Japanese only. (2024/3/30 更新)

 研究室の紹介 

環境気象学研究室ホームぺージへようこそ!

環境気象学研究室は、2017年4月に開設された研究室です。都市近郊から国内あるいは世界に目を向けて、湿地、森林、都市緑地の微気象や物資循環の評価から気候変化(地球温暖化)や人間活動の影響を明らかにし、問題の解決を目指す研究を進めています。

研究内容には、様々な生態系・ランドスケープの気象環境や物質(炭素)の動態の理解から、身近な自然の役割や価値の評価も含まれます。研究を通じて、持続可能な自然環境と人間活動の関係を考えていきたいと思います。

☟研究室案内ポスター(2023年版)

 研究室メンバー

教員

 専任准教授  矢崎 友嗣 (Tomotsugu Yazaki)  ※カナダ・Laval大学 に在外研究中

  略歴・業績:明治大学教員データベース, JST Researchmap, Researchgate

研究テーマ「気候変化や人間活動が湿原や森林生態系に及ぼす影響の解明と、持続的利用に向けた研究」

専門は微気象学、水文気象学、農業気象学。地表面付近の気象や物質循環について、その地に生育する植物との関係に関心を持っています。着任前は、北海道や関東地方で、大学や農業試験場の研究員として、森林・湿原のCO2収支や水環境の研究や、農地の温室効果ガス、気象資源を利用した農業技術など、幅広いテーマで研究をしてきました。

講義・実験  

明治大学農学部 ランドスケープ入門(分担、1年春学期)、環境気象学(2年秋学期)、生産気象学(3年春学期)、地学実験(分担、1年春学期・秋学期)、農場実習(分担、1年生秋学期)、農学実験Ⅴ(分担、2年春学期)、植物成長制御学(分担、3年秋学期)、生物生産学初歩概説(分担、1年生秋学期)、共生景観論特論(大学院秋学期)、研究科間共通科目「生物多様性」 (分担、大学院春学期)

地表面付近の気象(微気象)や土壌や植物との関係の理解を通じて、持続可能な生態系や生活環境の保全や農業について考えられるよう、授業では基礎や応用に加え、考え方を学びます。

所属学部生・大学院生(2024年度)

M2 1名、B4 8名、B3 8名 (計  17名)


環境気象学研究室では、以下のテーマでの研究を進めています。

1.「森林の環境と物質循環の研究」

・都市近郊林における植生管理や利用が炭素収支に及ぼす影響

・都市近郊の森林における熱・水・炭素フラックス

2.「湿原の環境と物質循環の研究」

・資源植物であるミズゴケ属植物の保全、栽培増殖、利用に関する研究

 ※研究概要は明治大学環境展2022に展示しました☞リンク

・地球温暖化が山地の湿原の蒸発散に及ぼす影響の解析

・湿原へのササの侵入が地表面環境に及ぼす影響と持続的な植生管理手法の探索

・食虫植物が自生する湿地の保全のための水収支・蒸発散量の評価

3.「都市の気象に関する研究」

・都市緑地が周辺市街地の気象に及ぼす影響

・ソーラーパネル下における緑化に関する研究


近年の学会発表(過去1年)

2023年土木学会全国大会第78回年次学術講演会(東京都千代田区)

2023年日本湿地学会第15回大会(東京都千代田区)

学部生、大学院希望のみなさまへ(研究室見学) 

気象や環境問題に興味・関心を持っている方、大学院の入学を希望される方は、ぜひ研究室見学にお越しください。

その際は、必ず教員に連絡を取って時間調整をしてください。Email yazakitm"at"meiji.ac.jp   ”"at"はアットマーク”

研究室での風景写真

伝統的な里山ランドスケープ      (愛知県豊田市)

落葉樹林の炭素循環測定        (明治大学黒川農場)

泥炭地自然再生現場の視察        大学院交流事業、北海道南幌町)

尾瀬ヶ原気象観測測器運搬       (群馬県片品村)

食虫植物群落の微気象観測       千葉県山武市

湿原の泥炭土壌採取          北海道美唄市

都市緑地の林床の気象観測         (東京都港区・自然教育園

ランドスケープ分野の展示       (オープンキャンパス・生田キャンパス

尾瀬ヶ原の霧虹と放射冷却の風景     (群馬県片品村

連絡先・アクセス

所在地

214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1丁目1番1号 

明治大学農学部農学科 環境気象学研究室

(生田キャンパス第一校舎4号館 308A室) 

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