Q4:ヒントNo.1
Q4:ヒントNo.1
なかなか答えが浮かばない。
腰に手を当て考えていると、ポケットの中から何かがするりと落ちた。
「ん?何を落としたんだ?」
それに魏無羨が気付き、拾ってくれた。それは、先程聶懐桑からもらった鳥のカードだった。
「これ、何かシールが貼ってあるぞ」
シールをめくってみると、数字が描いてあった。
「これは……」
驚く魏無羨に、それは聶懐桑を手伝った時にもらったものだと説明する。それを聞くと、魏無羨は何か合点がいったようで、にやりと笑った。
「候補生君、大分懐桑に気に入られたなぁ。これはこの暗号を解くのに役立つぞ」