私の専門は力学系理論とエルゴード理論です。
力学系理論は学部生までの講義ではあまり出てきませんが、自然科学をはじめとする様々な現象の数理モデルを解析する重要な分野です。
私は位相や測度をつかった力学系の解析に興味があります。
学部生のゼミであれば、力学系以外にも確率論も対応できます。(下記の学部生で扱ったテキストを参考にしてください。)
博士前期課程(修士課程)では指導できない分野もありますので、進学希望の場合は事前に知らせてください。場合によって確率論よりのテーマを扱うこともできます。
博士後期課程まで進学したいと考えている場合は、必ず事前に知らせてください。
他大学の学生で大学院で私の研究室で学びたい方は、面談しますのでメールでアポを取って研究室にきてください。
准教授:篠田万穂
B4:田中野愛
B4:後藤花凜
現在までに学士取得10人,修士取得5人
学部生で扱ったテキスト:
ファルコナー,フラクタル幾何学
熊谷隆,「確率論」
藤田岳彦,「ランダムウォークと確率解析」
伊藤秀一,「常微分方程式と解析力学」
D.Williams, 「Probability with Martingales」
他にも
青木統夫「力学系の実解析入門」
M. Viana, 「Foundation of Ergodic Theory」
Lan Wen, 「Differentiable Dynamical Systems」
P.Walters, 「An introduction to Ergodic Theory」
M. Einsiedler, T. Ward, 「Ergodic theory with a view towards Number Theory」
などはセミナーで扱いたい本です。
修士論文の題目:
・小石美佑 (2022年度卒), 箱玉系上のマルコフ初期配置に基づく 不変測度と周期的ギブス測度
・小口真依 (2023年度卒), 明記性を持つ(α,β)-変換のHausdorff次元について
・樋口七海(2023年度卒), 可算マルコフシフト上の最大化測度の存在について
・小栗千裕(2024年度卒), The hard square shift の損失関数の安定性について
・山田美結(2024年度卒), [1:1]型 quadrirational なYang-Baxter 写像と独立性保存則の関係性について
・篠田は乳幼児を子育て中のため16:30には帰宅します。17:00時以降の連絡への返事は次の日以降になることが多いです。子どもの体調によって(必ず連絡はしますが)突然予定がキャンセルされることもあります。
・スケジュール管理が苦手です。研究室のカレンダーを作るなど改善を試みていますが、重要な案件はリマインドするなどうまく付き合ってくれることを期待します。
・研究室の活動(ゼミなど)や運営(篠田や他の学生とのコミュニケーションなど)に主体的,協力的に関わりってくれることを期待します。
・自己のバウンダリーを考え適切に線を引くこと,他者の他者性を理解し尊重すること,リジリエンスを持ちアサーティブなコミュニケーションを試みること,など自律していることを期待します。
例えば,アサーティブなコミュニケーションについてはこちらなど.