欠けを錆漆で埋め、金消し粉を蒔いたもの
割れを麦漆で接着、錫粉磨き仕上げ
持ち手の割れを麦漆で接着、麻布を巻いて補強した後、錫粉仕上げ
天然の漆の樹液を用いて、壊れた器を修繕します。現在、陶器と磁器を直すことができます。
漆は他の材料と混ぜて、接着剤・充填剤・塗料として使うことができます。ひび・割れ・欠けなどで壊れた部分を補修し、下地を整えたら、金・銀・錫(すず)などの金属の粉を蒔いて仕上げます。
new 2025/06/12 工房移転にともなう休業のお知らせ
金継ぎでの修繕について
<修繕の流れ>
①お見積り ~ ②器の受取り ~ ③修繕 ~ ④完了連絡 ~ ⑤納品・お支払い
・お見積りは実物をご持参いただくか、定規と一緒に壊れた器を写真に撮ってメールでお送りください。
・器の受取り・納品は郵送等でも可能です。(送料はご負担ください)
・本漆は乾燥に時間がかかるため、修繕完了までに1か月~数か月かかります。
<金継ぎした器の注意点>
・漆はゆっくり乾いていきます。修繕完了後1か月程度はご使用をお控え下さい。
・保管時は直射日光をお避け下さい。(変色・劣化の原因となります)
・電子レンジ、食器洗浄機、蒸し器、こすり洗い、研磨剤、煮洗い等はお避け下さい。
・納品後、1年以内に修繕箇所が破損した場合は、無料でお直しをさせて頂きます。
(上記注意点に該当するご使用による破損は有料とさせて頂くことがあります)
◎金継ぎ修繕のお問い合わせはこちらからどうぞ。
現在下記2か所にて金継ぎ教室を行っております。
予約制ですので、初めての方は事前にご希望の日時と場所を予約フォームまたは電話(090-4082-9633)などからご連絡ください。
①佐沼分室(2名から開講)
場所:宮城県登米市迫町佐沼大網390-15 アルテラスおおあみB4
コワーキングスペースENGAWA
日時:水曜日 ①13:00~20:00の間
※会場の都合でご希望の日が埋まっていることがあります。
②東和教室(1名から開講)
場所:宮城県登米市東和町米川字富沢217-1 までな舎
日時:毎週土曜 10:00~17:00
<参加費> (初心者)1,500円/時間(材料費込、ただし金粉は別途)
(リピーター)1,200円/時間( 〃 )
<教室に通う回数の目安>(破損の状態によって回数が増えます)
ひびの入った器…3回以上
欠けた器…3回以上
割れた器…4回以上(接着に使う麦漆の乾燥に2~4週間かかります)
●本漆を使用します。漆にかぶれる体質の方はご注意ください。
●修繕に使う道具・材料はこちらで用意します。佐沼教室では器を持ち帰るための箱(段ボール箱や発泡スチロール、木箱など)をご持参ください。東和教室は器のお預かりができます。
●仕上げ用に蒔く金属粉は、金粉(材料費別)と銀粉・錫(すず)粉などがあります。漆で仕上げることもできます。