博士論文の調査地:北海道知床岩尾別・幌別開拓跡地(2005年撮影)
博士論文の調査地:北海道知床岩尾別・幌別開拓跡地(2005年撮影)
景観生態学は、自然環境と人間活動が相互にどのように影響しているのか、その仕組みを解明する研究分野です。
私たちの社会と自然とのつながりは「社会生態システム(Socio-Ecological System)」と呼ばれ、そのメカニズムを明らかにするために、土地利用・被覆変化(Land Use and Cover Change)や生態系サービス(Ecosystem Services)を定量的に評価する研究を行っています。
さらに、将来の変化を見据えたシナリオ分析(Scenario Analysis)や、生態系回復(Ecological Restoration)を通じて地域社会のレジリエンスを高めることも、重要な研究テーマです。
研究室では、オープンデータの活用やフィールドワークによる独自のデータ収集に加え、地域が抱える多様な課題や、自然との関わりの中で生まれる価値を可視化するアプローチを重視しています。そのため研究を進めるうえで、統計解析、シミュレーションモデル、GIS(地理情報システム)などの技術を積極的に活用しています。
研究室ゼミ:毎週木曜2限(4年生:卒論進捗報告、3年生:既往研究のレビュー)
オフィスアワー:木曜昼休み(研究室訪問を希望する場合は事前にメールでご連絡ください)
教員 庄山 紀久子
茨城大学 学術研究院応用生物学野 准教授 博士(環境科学)
農学部 地域総合農学科 地域共生コース(居室:実験研究棟609)
Mail: kikuko.shoyama.sx68 (at) vc.ibaraki.ac.jp
ORCID ID: 0000-0003-2444-3378 Google Scholar researchmap
専門分野:生態学・地理情報システム
研究テーマ:社会生態システム;土地利用・被覆変化;シナリオ分析;生態系サービス;生態系回復;地域レジリエンス;地理空間分析
NEWS
(ゼミ)3年生4名が加わり後期のゼミを開始しました.歓迎会はドッジボール大会でした(2025年9月)
(ゼミ)竹林の問題について考える阿見町の竹林管理イベントに参加しました.お土産はタケノコです(2025年4月)
(研究)モンゴルの研究者との共著論文が出版されました.中央モンゴルUgii湖の環境変化と牧畜への影響を調査した論文です(2025年5月)
(ゼミ)1期生5名の皆さん卒業おめでとうございます(2025年3月)
(研究)科研費・基盤研究(C)「効果的な水田転作施策を実現するための要因解明とコミュニティモデルの構築」が採択されました(2025年3月)
(ゼミ)卒論研究のヒアリングのためゼミで栃木市のぬい農園さんを訪問しました(2025年1月)
(研究)6月に訪問したモンゴルの論文が出版されました.機械学習アルゴリズムによって山岳地帯の草地減少を抽出する手法を提案した論文です(2025年1月)
(ゼミ)茨城大学農学分野データサイエンスワークショップ「Synecoculture実践におけるデータ収集と解析」を開催しました(2024年11月)
(研究)「神田池を保全する会」の活動としてSnapshot Japanに参加し、阿見町内の緑地でカメラトラップ調査を始めました(2024年9月)
(研究)APNプロジェクトのメンバーでモンゴルのアルハンガイ県にあるUgii湖周辺で現地調査を行いました(2024年6月)
(ゼミ)2023年度から卒論生の受け入れを開始しました.メンバーはこちら(2023年9月)
(研究)オーストラリアのゴールドコーストで開催されたEcoSummit 2023に参加しました(2023年6月)