Francis Bacon フランシス・ベーコン
1909年
ダブリンで競馬調教師(両親はイングランド人)の家庭に生まれる。喘息に苦しみ家庭教師に教育を受ける。16歳で家を出てロンドンへ行き、さまざまなアルバイトで生計を立てる。3人兄弟であり、ベイコンは父と折り合いが悪く、また父も絵画に理解を示さず。
1927年~28年
ベルリンについでパリに行き、インテリア・デザインの仕事を行う。ギャルリ・ポール・ローザンベールでピカソ の展覧会を見て画家になる決心をする。
1929年
ロンドンに帰国。油絵を描きはじめ、インテリア・デザインの仕事を徐々にやめ、絵に専念する。
1934年
トランジション・ギャラリーで個展(不成功)
1936年
国際シュールレアリスト展に落選。シュルレアリスト性が十分ではないため
1937年
エリック・ホールが企画した集団展「イギリスの若い画家たち」に参加。
1942年~44年
喘息のため兵役免除となり、民間防空対策(ARP)に配属
1945年
ロンドンのルフェーヴル画廊で大きなトリプティック『キリストの磔刑図のための三つの習作』展示。話題となる。
1946年
ロンドンのハノーヴァ画廊で個展。以後10年間専属となる。その他のグループ展にも数多く参加。
1948年
アルフレット・バーがニューヨーク近代美術館のために『ペインティング1946』を購入。
1953年
NYのダーレイチャー兄弟画廊で国外初の個展。
1954年
「青衣の男たち」シリーズを制作。弟27回ヴェネツッア・ヴィエンナーレ英国代表。他はベン・二コルソン、ルシアン・フロイト
1955年
ロンドン現代美術インスティチュートで初の回顧展。アメリカの集団展に数多く参加。
1956年
タンジール滞在後、ゴッホ作品の読み替えというべきヴァリエーションの作品を制作。風景の中に人物像を組み込むことを行う。
1957年
パリで初の個展(ギャルリ・リヴ・ドロワット)
1958年
トリノ、ローマ、ミラノで回顧展。
ロンドン・マールボロ・ファイン・アート・ギャラリーと契約。
1959年
第5回サンパウロ・ビエンナーレに出品。
1960年
マールボロにて初個展。
1962年
ロンドンのテイト・ギャラリーで大回顧展。トリノ、チューリッヒ、アムステルダムでも開催。初のトリプティク『磔刑のキリストのための三つの習作』を制作し、NYのグッゲンハイム美術館が購入。
1963年~64年
NYのグッゲンハイム美術館、シカゴのアート・インスティチュート、ヒューストンの現代美術協会で回顧展。パリ国立近代美術館が作品購入。
1966年
西ドイツ、ジーゲン市のルーベンス賞受賞。
1967年
ギャルリ・マーグでの展覧会.ローマやロンドンのマルボロでも開催。
1971年~72年
パリのグラン・パレで大回顧展。デュッセンドルフ美術館でも。
1975年
NYのメトロポリタン美術館で連作・近作の大展覧会。NYを訪問。
1977年
メキシコ近代美術館などで展覧会。
1978年
マドリッドとバルセロナで展覧会。
1983年
日本(東京、京都、名古屋)で初めての展覧会。
1985年~86年
ロンドンのテイト・ギャラリーで新回顧展。国立ベルリン美術館などへも巡回。
1988年
モスクワで展覧会。
1989年~90年
ワシントンのスミソニアン・インスティチュートで展覧会。
ロスアンジェルス州立美術館、NY近代美術館へ巡回。
1990年~91年
テイト・ギャラリーで展覧会。
1992年
友人に会うために訪ねたスペインのマドリッドで死去。