南日本新聞

[発行:南日本新聞社] 

202524日付


原語で歌うオペラの魅力

ラ・オペランツァ定演 来月6日、宝山ホール


 鹿児島在住の声楽家らでつくるオペラ団体「ラ・オペランツァ」の第8回定期公演が9月6日、鹿児島市の宝山ホールである。ヴォルフ=フェラーリ「スザンナの秘密」と、ビゼー「カルメン」を原語で上演(日本語字幕付き)する。

 「スザンナの秘密」は登場人物が3人だけの全1幕の喜劇。伊語で演じる。公演総監督・指揮の奥村哲也は「笑いのオペラをどんな風に感じてもらえるのか楽しみ」と語る。世界三大オペラの一つ「カルメン」も仏語で上演。「伊語などに比べ響かせにくく発声に苦労した」と両方に出演する福冨貴子代表。「どちらも上演機会が少ないので、演じるのが楽しみ。原語で歌うオペラの本来の姿、魅力を届けたい」と意気込む。

 午後2時開演。全席指定・一般4千円、高校生以下1500円、当日500円増し。山形屋、十字屋クロスなどで販売中。事務局=090(4096)6771。(徳永崇子)