公務員になった先輩の体験談

湯浅雄平さん

やりがいは多くの方の命や暮らしを災害から守ること

就職先:気象庁

研究室名:観測地震・火山学研究室

大学で研究した分野を生かして気象庁に就職した湯浅さん。ちわくのことや仕事のやりがいについてインタビューしてみました。

Q1 地球惑星科学を学んでよかった点は?

幅広い分野を学ぶことが出来た点が良かったです。九州大学の地球惑星科学科では宇宙・気象・地質・地震火山など幅広い分野の授業を履修できます。この中から自分に合った分野に進んでいくことも可能ですし、社会的関心度の高い気象・地震火山について深く学ぶことも出来ます。近年、高校で地学を履修する機会が減っているなかで、このような恵まれた環境で地学を学ぶ機会が得られたことは良かったです。

Q2 仕事のやりがい・大変なところは?

多くの方の命や暮らしを災害から守る仕事であるという点がやりがいでもある一方で大変なところでもあります。私は現在、地震・火山・津波の監視業務に携わっており、一分一秒の遅れや一つのミスが大変な事態を招いてしまうため緊張感をもって仕事に臨んでいます。

Q3 高校大学で頑張ったことは?

高校大学で頑張ったこととなると、研究が最初に頭に思い浮かびました。学部4年から大学院を出るまでの3年間は寝ても覚めても常に研究のことが頭にありました。研究は上手く行かないことが殆どですが、そこから逃げずに一つ一つ真摯に向き合ってこれたことが今の自分の糧となっているような気がしています。

Q4 学生のうちに取り組んでおくべきことは?

高校生や大学の1,2年生のころのうちに絶対に取り組んでおくべき事の様なものはあまりないと思いますが、個人的には議論能力の向上に取り組んだ方が良いのかもしれないと思います。これまでの学校での授業とは異なりゼミや学会、会議などでは自分の考えを相手に伝えたり、相手の考えを聞いたりする機会が増えてくると思います。思っている以上に自分の考えが相手に正確に伝わっていないことや逆に分かったつもりになっていることが多いです。今のうちから、“自分の書いている・話している言葉は相手にちゃんと伝わっているのか”、”相手の内容をキチンと理解できているのか、もしくは矛盾点はないか“など意識しておくと良いかもしれません。(偉そうなこと書いていますが私自身、この文章かなり不安です笑)

Q5 未来の大学生に一言!

大学生になると自由な時間や自分で決められることが増えるかと思います。勉強や部活、アルバイトなど何でも良いですが、自分で決めたことには後悔のない様全力で取り組んでください。

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