企業に就職した先輩の体験談

岩佐優一さん

自分が大学で学んだことを生かして人の役に立てることが1番のやりがい

就職先:空間情報(測量系)

研究室:観測地震・火山学研究室

大学で学んだ知識や経験を生かしてドローンを用いた計測を行っている岩佐さん。ちわくのことや仕事のやりがいについてインタビューしてみました。

Q1 地球惑星科学を学んで良かった点は?

私は気象の勉強がしたくて地惑に入りました!

が、学部3年生の頃からフィールドワークや火山に興味を持ち始めて研究室はそちらの分野を選びました!

地球惑星科学は非常に幅広く、色々な選択肢がある分野だと思います。私のように在学中に学びたいことが変わることも珍しくありません。

地球惑星科学科では、4年間の講義を通じて様々な分野を広く学ぶことはもちろんですが、1つのことを突き詰めることも可能です!

Q2 今の仕事のやりがいと大変なところは?

私の仕事を一言で言うと「空から地球を測る仕事」です。

具体的には、セスナ(小型飛行機)やヘリコプターのような航空機を使って地形を計測し、そのデータを防災や災害対応、都市計画に役立てています。

中でも私は大学で学んだ知識や経験を生かしてドローンを用いた計測を担当しています。

近年の日本では、台風や豪雨によって全国各地で土砂崩れのような自然災害が頻発しており、こうした有事の際には迅速に現場に入って計測業務を行う機会も多々あります。得られた成果は人命救助や災害復興計画に役立てられています。

このように自分が大学で学んだことを生かして人の役に立てることが1番のやりがいであり、同時に責任の伴う大変な部分でもあります。

Q3 高校・大学で頑張ったことは? 

友人との交流です!受験勉強ももちろん頑張るべきです!…が、学生時代に友人と交流して得たものもまた、その後の人生で役に立つことが多かったと思います。

友人との交流を通じて「他人を知る」ことで「自分を知る」ことができました。自分の特徴や性格が分かると、試験などの緊張する場面でも落ち着いて臨むことができ、精神的にも少しだけ強くなれた気がします。

大学でも同様です。特に地球惑星科学科には様々な専門分野を志してやってきた仲間が大勢いましたし、大学という広い括りで見るとさらに多種多様な仲間がいたので、中学・高校の頃とは一味違った面白さがありました!

Q4 学生のうちに取り組んでおくべきことは?

前述した通り、「自分を知る」ために勉強以外にも様々なことにチャレンジしてみてください!

どこでどんな経験が役に立つかは人それぞれですが、幅広い興味・経験はコミュニケーションをはじめとして多くのシーンであなたの助けになると思います。

また、地球惑星科学の中で興味がある分野について調べてみると勉強のモチベーションを保つ助けになると思いますし、将来やりたいことのイメージがつかない方も地惑のホームページを見てみると興味の湧くような分野との出会いがあるかもしれません…。

Q5 未来の大学生に一言!

進路を決めるにあたって悩むこともたくさんあると思います。受験前にやりたいことが見つかるとラッキーですが、大学に入ってから見つかることだってきっとあります。視野を狭めず自分の興味・関心を大切にしてチャレンジしてみてください!!

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