雨天の京都も落ちついて緑もきれいという話しもあるが、外歩きはうっとおしいことが多い。そんな時に雨に濡れずに落ちついて(座って)楽しめる京都観光場所を紹介します
京都鉄道博物館
日本でも有数の鉄道博物館。一部、屋外展示もあるが殆どは室内展示で、鉄チャンでなくても楽しめる。お勧め。ホームページ
京都水族館
鉄道博物館に隣接。残念ながらまだ行った事はない。ホームページ
ギア劇場
ロングラン公演を続けている小さな劇場。ここでしか見ることができない楽しく、感動的なパントマイム的な劇。雨天でなくても京都に行ったら観劇したい。チケットは早めの入手がよい。お勧め。ホームページ
南座
歌舞伎、演舞、歌謡ショーなどをやっている。人気の演目は早々に満席となってしまうが、席が空いていれば当日でも入場可能。一回、歌舞伎入門みたいなものを見た。ホームページ
錦市場
「雨天の京都観光」というと必ず出てくるのは錦市場。基本的にはアーケードになっているので雨には濡れない。隣接するアーケード街には食料品以外のお店もたくさんある。ホームページ
先斗町歌舞練場(加茂川をどり)
本来は練習場ということなのだろうが、客を入れての舞踊の公演を行っている。当日でも入場可能な事が多い。お勧め。ホームページ
祇園甲部歌舞練場
実際に訪問したことないので子細不明だが、祇園の中心で舞妓さんなどの踊りが行われている。開催日に注意。ホームページ
京都駅ビル
烏丸口側に造られた近代的駅ビル。西側は伊勢丹に供されている大階段のイルミネーション、東側に登っていくエスカレータ、両方をつなぎ京都タワーがばっちり見える連絡通路と見所満載。特に夜間が綺麗。お勧め。ホームページ
京セラ美術館
好みの展示をやっていればそれを見ても良いし、有料展示を見ずとも、1933年完成の美しいモダンスタイルの建物を楽しめる。喫茶もある。ホームページ
長楽館
円山公園の一角にある1909年完成の美しい洋館。室内意匠も美しく、お茶や食事で一時を過ごすのは贅沢感あふれる。お勧めだが、春・秋シーズンは入店待ちの行列があることが多いが予約もできるようだ。ホームページ
京都府庁 旧本館
1904年完成の洋館。外観もよいが内部も事務室や議会などがきれいに保存されてゆっくり見学できる。ホームページ
東本願寺
屋内回遊の拝観が可能で、特に日に数回行われる法話が興味深く、その時間に狙って訪問するのがよいかも。拝観は無料。お勧め。ホームページ
西本願寺
屋内回遊の拝観が可能で、特に日に数回、「お西さんを知ろう」という案内会が開催される(日本語)。建物や歴史の説明ではなく、実際には堂内に出向いての法話会のようなものであるが、興味深い内容となっている。拝観は無料。お勧め。ホームページ
建仁寺
メインは屋内拝観。雨に濡れないで観賞できる石庭、座禅体験、写経体験などのイベントも多く提供されており、見所が多い。お勧め。ホームページ
南禅寺
三門・水路閣など外での見所も多いが、方丈庭園を有する本館は屋内拝観で回れる。ホームページ
琵琶湖疏水記念館
ちょっと目立たない場所にひっそりある。琵琶湖疎水の歴史や記念物が展示されており、ゆっくり学べる。疎水船に乗ったことがない人にもお勧め。南禅寺、無鄰菴、京セラ美術館に近いので組み合わせて回ること可能。ホームページ
無鄰菴(むりんあん)
明治後期に建設された庭園と家屋が残されている。全体としてはそれほど広くはなく、雨天の場合は母屋でお茶を飲みながら庭園の眺めを楽しめる。また、隣接の洋館は明治36年ここに伊藤博文らが集まり日露戦争を決定したという場所でもある。時期によっては予約が必要。ホームページ
実相院
屋内拝観で素敵な庭園を眺められる。叡山電鉄岩倉駅から徒歩20分程度かかるのが難点。ホームページ
宝泉院(大原地区)
ほぼ室内拝観でゆっくりと庭園を眺める(抹茶付き)。ただ、これだけの為に大原まで行くか?という問題あり、また三千院との連携観光客もいつも多く、おちつきにはやや欠ける。ホームページ
仁和寺
春の桜や五重塔など屋外拝観が主だが、ここは霊宝館(宝物展示館)での空海の実筆の書などの展示が素晴らしい。ホームページ
龍安寺
石庭で有名。仁和寺と連続で訪れること可能で、室内拝観だが、いつも拝観者が多いのが欠点。ホームページ
大覚寺
堂内と庭園(大沢の池)とで料金が分かれている。堂内巡りの方はちょっと知識や興味がないと通り過ぎてしまうだけになってしまう。ホームページ
二尊院
参道が美しいが、本堂も三方向に縁側があり、そこに座ってゆっくり庭園を眺めて過ごす。ただ、嵯峨野巡り観光客でそれなりに何時も人の出入りは多い。ホームページ
天龍寺
庭園と堂内とで拝観の入口・料金が完全に別れていて、相互に行き来はできない。雨天の場合は堂内から庭を眺めるのがいいだろう。ホームページ
嵐山 祐斎亭
寺ではなく、元料亭か別荘みたいな場所。写真撮影に抜群の仕掛けが多くある。入館料が高めで、まだあまり知られていないこともあり、ゆっくり楽しめる。抹茶を賞味しながら保津川を眺めるも一興。お勧め。ホームページ
鹿王院
小さなお寺だが客殿には庭と美しい舎利殿を眺めることができる縁側があり、ゆっくりできる。紅葉の季節は人が多いが、他の有名寺院よりは落ちついて座っていられる。お勧め。ホームページ
清水寺成就院
清水寺の山門の左奥にひっそりとある。公開は期間限定となっているので注意。「月の庭」という庭を室内から座って眺めるだけの拝観になる。庭を含め院内は写真撮影禁止だだ、その分、静かにゆっくり眺めて過ごせる。お勧め。ホームページ
智積院(ちしゃくいん)
参道の紅葉や紫陽花なども見事だが雨天の場合の客殿からの庭の眺めや展示館の長谷川等伯の襖絵の現物展示は素晴らしい。下の三十三間堂、養源院とも近い。お勧め。
三十三間堂
殆どの目的は堂内の像を見て回るので雨天でも問題ないが、何時も混んでいるし、落ちついて座ってみることができないのが難点だが、毎日午後、参加無料の「仏教文化講座」が2時間ほど開催される(子細はホームページ)。近隣の養源院、智積院と組み合わせて回ってもよい。ホームページ
養源院(ようげんいん)
三十三間堂の東隣。多少の庭もあるがほとんどは堂内で説明者からの説明を聞き、俵屋宗達の板絵をみたりする。連続して説明会があるので長時間は落ち着けない。ホームページ
その他の雨の日対策
写経・写仏を行う
習字の練習のようにお手本となる文や絵を下に敷き、上に半紙を乗せ、下文字や下絵を筆でなぞって写本を作り上げる。これを写経・写仏といい、通常は有料て供される。
全ての寺院で行われているものではなく、特定の寺院で行われている。どこでできるのかは各寺院のホームページや検索で調べてほしい。
手本となる文・絵はさまざまあるが、概ね1枚1時間程度の時間がかかるので、雨天時の寺院での一時を意義深く過ごせる。
下記は京都西芳寺での写経の手本。これは文字数少なく、大きい文字なので短時間でできる。(それでも筆の心得ないと出来上がりはひどいものになる)出来上がったものは持ち帰ってもよいし、そこに奉納してもよい。
下は東京江東区の深川不動尊の写仏を描いた図 題目は不動尊だ。細かい模様多く、1時間はかかる。写経と違って漢字の書法に不慣れ・不得意な人でも描ける。ただし、線の太さ・曲がり具合など思ったより難しい。
場所を変える
天気予報を見て、京都だけ雨模様の場合はいっそうの事、京都を出て雨の降っていない場所を観光する。例として
西方面 大阪市内や姫路城(JR新快速や阪急が便利)
東方面 琵琶湖や近江八幡(JR新快速が便利)
北方面 若狭湾沿岸の天の橋立や伊根の舟屋(やや交通不便)
南方面 奈良の各地(JRや近鉄で訪問)