委員長 川戸 典知(近畿超音波画像観察小委員会)
近畿超音波画像観察小委員会は平成9年に発足し、柔道整復師における超音波エコーの普及・啓発を目的として活動してきた。近年ようやく業界内で超音波エコーの有用性が認識され始めたが、普及しただけでは十分ではなく、柔道整復師が「正しく使いこなす」ことが求められている。
本講演では、
基本的な走査法のポイント
肩・足・膝・胸部・下腿などの部位別症例
柔整業界における超音波エコーの重要性
を紹介し、柔道整復師が超音波エコーを活用するための実践的知識を提供する。
平成9年:近畿超音波画像観察小委員会発足
当初より有用性を確信し普及活動を開始
令和を迎える頃、ようやく業界で認知が進む
普及しただけでは不十分
法令遵守の上で「正しく使いこなす」必要
柔整業界の生き残りに不可欠なツールとなりつつある
基本走査法のポイントを共有
部位別症例を提示し、臨床応用を理解する
柔道整復師が超音波エコーを適切に扱うための知識を提供する
肩関節は超音波エコーが最も威力を発揮する部位
腱板描出のための肢位
骨形状の理解
基本走査法の実技
腱板断裂
石灰沈着性腱炎
上腕二頭筋断裂
足関節といえば前距腓靭帯
前距腓靭帯の描出法
基本走査法の実技
前距腓靭帯損傷
前下脛腓靭帯損傷
小児の腓骨剥離骨折
老若男女問わず症例が多い部位
表層の障害は超音波が有効
膝前方走査の実技
ジャンパー膝
その他膝前方の軟部組織障害
肋骨骨折
順序良く走査すれば描出は容易
肉離れ
疲労骨折
超音波エコーは柔整業界における必須ツールとなりつつある
正しい走査法・解剖理解・法令遵守が不可欠
柔道整復師が超音波を使いこなすことで、
「正しい柔道整復」を取り戻し、業界の未来を明るくする可能性がある
超音波エコーは柔整臨床において極めて有用
普及だけでなく「正しく使う」ことが重要
基本走査法と症例理解が臨床力向上の鍵
柔整業界の発展と生き残りに不可欠なツールである
今後も継続的な学習と技術向上が求められる