金子 遥和 奥 ひなの 西川 欣貴 藤本 美喜 (京都医健専門学校)
筋力トレーニングとストレッチは運動前後に併用されることが多いが、
どちらか一方しか実施できない状況で、どちらが運動能力向上に有効か
を検証した。
本研究では、
筋力トレーニングのみを行う群
ストレッチのみを行う群
に分け、2週間の介入後に 立ち幅跳びの跳躍距離の変化 を比較した。
その結果、両群とも跳躍距離は向上したが、
ストレッチ群の方がより大きな増加を示した。
筋力トレーニングには基礎代謝向上、QOL改善、肩こり・冷え性改善などの効果がある。
ストレッチには免疫力向上、怪我予防、可動域増大などの効果がある。
一方で、筋力トレーニングには怪我リスクや可動域減少、
ストレッチには運動前のパフォーマンス低下などのデメリットもある。
そこで本研究では、
筋力トレーニングとストレッチのどちらが短期間で跳躍能力向上に寄与するか
を明らかにすることを目的とした。
学生を対象に、以下の2群に分けて実施。
筋力トレーニング群
ストレッチ群
期間:2週間
評価:立ち幅跳び(2回の平均値)
各10回 × 2セット
体幹と下肢を日替わりで実施。
体幹トレーニング
プランク
ヒップレイズ
ヒップリフト
バッククロスクランチ
下肢トレーニング
ジャンピングスクワット
カーフレイズ
各20秒 × 2セット
大腿四頭筋ストレッチ
ハムストリングスストレッチ
ダウンドッグ
下腿三頭筋ストレッチ
腹筋ストレッチ
背筋ストレッチ
筋力トレーニング群:+2.2 cm
ストレッチ群:+3.7 cm
両群とも跳躍距離は向上したが、
ストレッチ群の方がより大きな改善を示した。
2週間という短期間でも、筋力トレーニング・ストレッチともに跳躍能力向上がみられた。
ストレッチは筋緊張の軽減や可動域の改善により、即効性が高いと考えられる。
筋力トレーニングは筋疲労を残さない程度の負荷で行ったため、跳躍能力向上に寄与したと推察される。
今後は長期的な介入や複合的トレーニングの効果検証が必要である。