テニス肘におけるテーピング施術例
テニス肘におけるテーピング施術例
三宅通彦(京都府)
三宅通彦(京都府)
三宅 通彦(京都府)
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)はスポーツ・家事・育児・職業など多様な原因で発生し、現代では PC・スマートフォン操作の増加により治癒が長期化する傾向がある。
本発表では、肘のみならず指・手関節の伸展動作に着目し、解剖学的原因に基づいたテーピング施術例を報告する。
テニス肘は肘の炎症だけでなく、前腕伸筋群の過負荷が大きく関与する。
特に現代では指伸展・手関節背屈の反復動作が増え、症状が慢性化しやすい。
肘だけを施術するのではなく、原因筋(短橈側手根伸筋・総指伸筋など)に着目したテーピングの有効性を検討する。
短橈側手根伸筋
長橈側手根伸筋
総指伸筋
尺側手根伸筋
小指伸筋
回内筋
肘筋
中指伸展テスト:中指抵抗で外側上顆痛
Thomsenテスト:手関節背屈抵抗で痛み
Chairテスト:前腕回内・肘伸展で椅子を持ち上げると痛み
肘のみではなく、前腕伸筋群の緊張を軽減する貼付
手関節背屈を抑制する貼付
日常生活指導(マウス・キーボード時の手関節角度調整、テニスエルボーバンドの使用)
テニス肘は肘の炎症だけでなく、指・手関節の伸展動作が大きく関与する。
テーピングにより伸筋群の負担を軽減することで疼痛が改善した。
下半身の柔軟性不足により上半身へ負担が集中するケースもあり、全身評価が重要。
テーピングは肘だけでなく原因筋に対して行うことで効果が高まる。