がん予防 ~がんになるリスクを減らすために ~ Vol.3
がん予防 ~がんになるリスクを減らすために ~ Vol.3
2022/07/15
5つの健康習慣
これまでの研究から、「塩分や塩辛い食品のとりすぎ」「野菜や果物をとらない」「熱すぎる飲み物や食べ物をとること」が、がんの原因になるということが明らかになっています。
いくら、塩辛などの塩分濃度の高い食べ物をとる人は男女ともに胃がんのリスクが高いという結果も報告されています。塩分を抑えること、すなわち減塩は、胃がんの予防のみならず、高血圧、循環器疾患のリスクの低下にもつながります。
野菜と果物をとる
食道がん・胃がん・肺がんについては、食道がんのリスクは野菜と果物をとることで、がんのリスクが低くな ることが期待されます。また、食道がんは飲酒との関連が強いことがわかっていますので禁煙と節酒を心がけることがまず重要となります。野菜と果物をとることは、脳卒中や心筋梗塞をはじめとする生活習慣病の予防にもつながるので、できるだけ意識的にとり、不足しないようにしましょう。
熱い飲み物や食べ物は冷ましてから
飲み物や食べ物を熱いままとると、食道がんのリスクが高くなるという報告が数多くあります。飲み物や食べ物が熱い場合は、少し冷まし、口の中や食道の粘膜を傷つけないようにしましょう。
※国立がん研究センター「科学的根拠に基づくがん予防(A5小冊子)」より引用
https://epi.ncc.go.jp/files/11_publications/Can_prev_A5booklet.pdf
次回は「身体活動」「適正 体重の維持」
について説明します。