がん予防 ~がんになるリスクを減らすために~ Vol.2
がん予防 ~がんになるリスクを減らすために~ Vol.2
2022/06/30
5つの健康習慣
たばこを吸う人は吸わない人に比べ て、何らかのがんになるリスクが約1.5 倍高まることもわかっています。
たばこは吸う本人のみならず、周囲の人の健康も損ねます。禁煙はがん予防の、大きく、確実な一歩。吸っている人は禁煙し、 吸わない人はたばこの煙をなるべく避けて 生活しましょう。
飲む場合は純エタノール量換算で1日対策の効果 あたり約20g程度までとし、飲まない 人、飲めない人は無理に飲まないようにしましょう。大量飲酒でがんのリスクが高くなることが、日本人男性を対象とした研究でわかりました。1日あたりの平均アルコール摂取量が、純エタノー ル量で20g未満の人に比べ、45g以上の場合で40%程度、69g以上で60%程度、がんになるリスクが高くなります。女性では男性ほどはっきりしないもの の、女性のほうが男性よりも体質的に飲酒の影響を受けやすく、より少ない量でがんになるリスクが高くなるという報告もあります。
※国立がん研究センター「科学的根拠に基づくがん予防(A5小冊子)」より引用https://epi.ncc.go.jp/files/11_publications/Can_prev_A5booklet.pdf
次回は食生活について説明します。