この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2018年06月03日

S木です。


6/2に個人山行で扇ノ山の来見野川に行ってきました。

メンバーはS木、S原、家D、F川、ミト氏(!)です。


詳細は追記にて。


\\写真あげました//



6/1(金)


18:30 box発


6/2(土)


00:00 鳥取駅

00:30 道の駅

02:00 就寝

06:00 起床

07:00 通行止め地点

08:00 入渓

09:15 出合いの滝

09:45 大鹿滝

12:15 大鹿滝落ち口

14:20 登山道

15:30 下山



数週間前にミト氏に会う機会があり、その際にぜひ沢に誘ってくれとのオファーがあったので、これを機にあまり行かれない氷ノ山周辺の沢に行くことにした。沢面を誘ってみても何故かS原以外誰も集まらなかったので家DとF川の縦走コンビを誘うことにした。そんなわけで誰ひとり現役部員がいないお年寄り個人山行になった。

ミト氏は逆方向から来るので鳥取駅まで前夜に出てきてもらい、そこで合流してから0付することにした。前日レンタを借りて(S原)すぐ出発し、清水五条でS木、桂で家DとF川を拾い、鳥取を目指す。S原以外全員研究室から直行であった。家Dが「ラボ終わりに直接桂から車に乗ると開放感があって良い」と言っていたのが印象的。途中亀岡のジョイフルで夕飯を食べた。適当に運転を交代しつつ日が変わる直前に鳥取駅に到着。南紀と同じかやや遠いくらいか。ここでミト氏と合流。9時半に着いて暇だったのでミスドで雑誌を読んでいたらしい。


そこから30分くらいのところにある道の駅で0付。近くのローソンで酒を買って飲んだ。このあたりは個人山行ゆえの気軽さか。2時くらいまで飲んで就寝。車と家Dテントに分かれて寝た。かなり寒かった記憶がある。

6:00に起床、準備して入渓地点に向かう。すると最後の集落を出たところで全面通行止めの看板があった。道路は封鎖されていなかったが、入渓地点まで2.5キロだったので念のために歩くことにした。結論から言えば、入渓地点まで問題なく車でも通れた。残念。


ヘアピンカーブから伸びる仕事道を使って8:00ぐらいに入渓。渓相はまあまあ。最初の方は特にイベントも無く、ただ歩くだけだったが、随所に2、3種のトゲトゲ植物が見られ、かなり迷惑であった。これらの植物、触れただけで結構痛い上になぜか痛みが長時間持続するので最悪であった。しばらく歩くと顕著なゴルジュになってきてなかなかかっこいいが、通行には問題無し。

ゴルジュの奥が出合いの滝で、ここで沢が分かれる。左俣にかかる滝が出合いの滝らしいが、右俣の滝の方がかっこいい。ここは滝見道を使って巻く。途中滝が見える位置に出合いの滝の説明が書かれた看板があったが、見えていたのは右俣の滝であった。


巻き終わって少し歩いたところが本日のメインイベントである大鹿滝。ハングした壁から一直線に落ちる、いわゆる裏見の滝で、なかなか良い。しかし集合写真を撮り損ねた。あまりに落ち口がハングしているので、ゴルジュに降り立った時に崩れないか不安になった。これも滝見道から巻くが、崩壊しまくっておりなかなか厄介であった。遡行図では壁が切れるあたりからルンゼに懸垂下降とあり、途中で道から外れて大鹿滝を小さく巻く。それっぽいルンゼを見つけるが、大鹿滝で左からも少し水が落ちてきたのを思い出し、まだ巻ききれていないと思ったのでそのさらに奥のルンゼから懸垂下降することにした。ところがこれが失敗で、S木topで降りてみると下まで届くか怪しい上に途中からハングになっており、詰む危険性があった。S原は足りるやろと言っていたが、流石に怖すぎたので登り返した。金比羅以外で懸垂で登り返すのは初めてだったが、なかなか大変だった。仕方ないのでさっきのルンゼまで戻って、大鹿滝落ち口方向にトラバース気味に懸垂した。今度はS原topで、これはうまくいった。予想通り下降したルンゼは大鹿滝落ち口よりギリギリ手前だった。そんなわけで全員落ち口に降り立った時にはもう12:15で、2時間半もかかってしまった。


その先がしばらく派手なゴルジュになっており、本日のメインイベントその2。最初の倒木がかかる5m滝の左が懸垂失敗した場所で、下から見てみるとどう考えても25mでは足りなかったので判断が間違っていなかったと一安心。この滝はなんとなくマヤグスクの滝に雰囲気が似ていていい感じ。流れの右を直登するが容易。そこから先いくつか滝が続くが、なかなか登りごたえがあり楽しい。このあたりからフリクションが悪くなった気がする。


ゴルジュを抜けた後はナメと10~20mの似たような見た目の滝が交互に出てくる。ナメがボコボコしている上にフリクションが悪いのであまり癒されない。滝は適当に巻いていくが、最後の滝で小さく巻こうとして微妙に難しかったのでもう少し手前から大きく巻いたらすぐ近くに登山道があったので、そのまま上がって遡行終了。ミト氏が巻き途中でシャリバテしていた。S木とS原で水を汲みに本来の遡行終了地点の木橋まで行くが、すぐに着いたのでまあいいやという感じ。少し休憩して登山道を歩くと一瞬で林道っぽくなり、そこからすぐにコンクリートになってあっさり下山(仮)。出たところは尾根の上なのだが、高原状で畑もあり、北海道のような不思議な感じだった。しばらくコンクリを歩く。途中で道は途絶え、そこから下まで降りる登山道を使って下るが、地形図通りとんでもない激下りだった。あとはまた車道を少し歩いて駐車地点に帰還。


その後若桜の温泉に入り、焼肉屋で打ち上げしたのち鳥取駅でミト氏と別れ、ボックスに帰還。余談だが、打ち上げをした焼肉屋の向かいと二軒隣も焼肉屋で面白かった。しかしより入りたかった二軒は満席だったので結局一番微妙そうな食べ放題がない店に入ることになり面白くなかった。しかしおいしかった。そんなこんなで25時過ぎくらいにbox着。人がいっぱいいた。



普段行かない山域ですが、かなり良かったです。とはいえ舐めてかかって若干苦労しましたが。某さわなびにも書いてあったけど直登1級巻き3級という感じ。大鹿滝上のゴルジュも行けば完成編相当くらいかな。奈良の天気が悪い時にダイバートで行くのがいいと思います。

今回は普段と違うメンバーで行けて良かったです。またいきましょう。