この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2018年04月25日

O柳です。

4/22 に個人山行に行ってきました。メンバーはO柳、バーボン、S木さん、S原さん、M里さん、M崎さんの6人です。

全体の感想としては、沢はそこまできれいではないものの、まあまあ楽しめました。第1ゴルジュは見た目はまあまあ、第2ゴルジュは特に感想なし、河原は平凡でしたが、第3ゴルジュは入口の15m滝のへつりと直登、内部の30m滝となかなかの見どころががありました。この沢の魅力はほとんど第3ゴルジュの魅力と言っても過言はないと思います。それなりにいい沢でしたが、小橡川なら他にもっと良い沢があるので別に優先順位は高くないかもしれません。車2台で行けば下山が無くせますが、サンギリトンネルの林道は落石が多くグネグネした道が10kmほど続いており、片道1時間ほどかかりました。左岸側の尾根を下って下山することもできるようです。詳しくは追記にて。

4/22(日) 晴れ


6:10    出発 右岸から堰堤を越えて入渓。

6:55    第1ゴルジュ30m滝

7:15    第1ゴルジュ30m滝巻きなおし、ランビレ

8:30     滝上

9:30~9:40 レスト  

11:45    第3ゴルジュ30m滝下

12:25    Co730付近二又

12:50~13:00 Co820付近  遡行打ち切り、水汲みレスト 尾根に乗る

13:35     展望台


 当日1時にBOX集合。膝わるおのペーターも来る可能性があったが、直前に大事をとって欠席になった。S木さんは途中で研究室で拾った。タイムズ特有の、予約が多かったのでプランよりでかい車がもらえる現象が起きており、両方の車が7人乗りくらいの大きさだったので、2台で下山地点に行き、1台に全員乗り込んで入渓地点に向かった。この林道が長くてだるかった。下山地点が展望台になっており、三脚を立てて写真を撮っている人や、キャンプをしている人などがいた。まあまあ人が来る場所らしい。

 入渓してしばらくは、釣り人もよく通る場所なので、巻きなども明瞭。第1ゴルジュは右岸から巻き、30m滝の途中に出る。M里さんのみそのまま登ったが、それより上もあまりよくないとのことで、残りメンバーはもう少し大きく巻きなおし、M里さんと合流し、右岸のブッシュからランビレした。一応topはO柳、ビレイはS原さんがした。ザイルなしでもいけないこともないが、なかなか不潔な感じだった。滝上の淵は魚影が濃かった。第1ゴルジュはしっかりゴルジュになっていて大きめの滝もあったが、第2ゴルジュは適当に歩いていたらどれがそれなのか分からない程度だった。ここからしばらく平凡で、あまり良い沢ではないかなという感想を抱いた。

 歩いていると、第3ゴルジュになった。なかなか強烈な入口をしており、滝に濡れずに取り付けるか微妙で、その後の15m滝も厳しい見た目をしていたが、巻きも面倒そうで、登っている記録も多数あったので、偵察に行ってみて、登ることにした。ここもtopはO柳、ビレイはS原さんがやった。あまり泳ぎたくなかったので、右岸をへつってゴルジュ内に入り、少し高へつりぎみに滝に取り付く。ここのへつりが楽しかった。滝はホールド、スタンスは豊富で、登攀はそこまで難しくないが、支点がうまく作れず苦労した。ハーケンがあればかなりきまると思う。また、登り切ったところもあまり支点が取れず、変なボディービレーで最後尾を確保した。なかなかスリルがあってここの突破は楽しかった。見た目も結構なゴルジュで、ここを巻いていたらこの沢の評価はかなり低くなると思う。登りきるとすぐ30m滝で、これもなかなかよかった。左岸から巻く。

 第3ゴルジュを越えると主な見どころは終わり、少しナメを歩くと両岸の崩壊が著しくなる。この辺で遡行を打ち切って、標高820mくらいで左岸の尾根に乗った。最初はヤブの瘦せ尾根だったが、すぐに踏み跡が現れ、きれいに主尾根まで登れた。展望台直下の主尾根には境界のネットが張ってあり、これ沿いに登っていくと展望台に着いた。展望台には2台ほど車があり、やはり人がそれなりに来る場所らしい。

 ここからはデポした車で颯爽と入渓地点まで行き、車を回収して、温泉に入り、余裕の京都帰還を成し遂げ、M崎さんは余裕をもって就活のために東京行の夜行に乗るはずだったが、落石を踏んでタイヤがパンクし、電波が届かないところで立ち往生することになった。スペアのタイヤが無く、パンク修理キットを発動しても直らなかったので、M崎さんとS原さんにヒッチで降りてもらい、いろいろあって応急処置で自走可能な状況にしてもらい、何とか京都に帰れた。多分M崎さんも夜行に乗れたはずである。

 皆さんお疲れさまでした。またGWに沢に行きましょう。