この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2018年03月16日

ハイジです。遅くなりましたが、3/2-3でpart3 大峰玉置山に行ってきました。メンバーはハイジ、てつろー、こつみん、K林です(ふじっこは怪我療養中)。途中までとても楽しい山行だったのですが、登山道が通行止めになっており撤退しました。


写真:http://photozou.jp/photo/list/2619556/9144288


詳しくは追記で。

3/2 2:00 box集合

ドライバー稲岡はなぜか車中泊したらしい。交代しながら奈良へ向かい、4時間弱で着きました。アイゼン講習の反省を踏まえスタッドレスタイヤにしたけど、必要なかったです…。折立バス停を越えると南都銀行があり、その脇の道を入っていくとある駐車場に駐車して、少し仮眠しました。7:20出発。


7:40 入山

道が分かりにくくて時間を食いました…。民家がたくさんあって迷路みたいです。早朝から怪しい団体がうろうろしているのを不審に思ってか、住人の方が出てきて道を教えてくれました(結局自分たちで勝手に近道っぽいところから行きましたが)。無事入山するとなかなかの急登で、日頃の運動不足がたたったCLと客人はぜぇぜぇしていました。8:05服脱ぎR。


9:10-9:25 R

途中から作業道に出て、ひたすら砂利道を進みます。何回か丸太を乗せたトラックとすれ違っておっちゃんに励まされたりしました。上の方で工事でもやっているのでしょうか。登山道より肉体的には楽だけど精神的にはキツイ…。Rではこつみんが栗をくれました。今回も栗やバナナといったナマモノ尽くしの模様。


9:45 高滝辻

この分岐から北へ向かう道に行くと高滝があるらしい。我々は予定通り東の花折塚へ向かいます。作業道は相変わらず続くのですが、登山道らしきものも度々出てきます。「玉置山こちら」という登山道が出てきた時、そっちへ行くかこのまま作業道を行くか考えました。元々の地図のルートはおそらく、登山道。しかしここまで歩いてきた作業道も確実だし(「玉置山こちら」と書いてある)、肉体的には楽だし、尾根にずっと沿っているので現在地も把握できる、ということでそのまま作業道を行きました。


10:30 花折塚前分岐

尾根に沿って作業道を歩いてきた結果、通る予定だった花折塚の手前の分岐に出ました。ピストン装備にして花折塚へ向かいます。着いて分かったのですが、花折塚という名前は花があるから付いたのではない、ここに訪れる人が献花するから付いたようです。証拠写真記念写真を撮って分岐へ戻り(10:35)、荷物を回収して玉置山へ向かいます。10:50、急に立派な人工建造物が見えたと思ったら、工務店が作った展望台とトイレでした。景色もなかなかのものです。


11:20-11:50 玉置山R

快晴!ぽかぽか陽気に負けたK林がうたた寝を始める脇で、カップラーメンを食べる他のメンバーたち。何人か他の登山客が来ましたが、みんなスーツとかコートとか下界の服装…。玉置神社からちょっと足をのばしてきた方々のようです。おじいちゃんが「桜の季節に来たいねぇ」とおっしゃっていました。確かに。腹ごしらえを終え、分岐まで行ってピストン装備で宝冠の森へ向かいます。今回最も展望がいいとされているところです!


玉置山⇆宝冠の森の鎖場が難しいとはネットにもワンゲルの記録にも書いてあることです。しかし、心配してた雪もないしピストン装備だし余裕余裕!と思っていました。しかし……我々は越えることができませんでした…。フォト蔵の写真で伝わるかあやしいのですが、結構怖かったです。ほぼ垂直な下り→すぐにほぼ垂直な上り(横は崖)。最初に私が行って「全員は無理かな?」と一抹の不安がよぎり、次にK林が来て「難しいけどこれくらいはできなきゃ」ということでたつろーも挑戦。しかし、あ、明らかにプルプルしとる…。CLとK林で何度も行ったり来たりしてホールドと足場を確かめ、アドバイスしたりしたのですが、てつろーは相変わらず怖そう。こつみんは行く前から「怖い」と完全拒否。結果、まぁピストンだし…ということで引き返すことにしました。展望は心残りだけど、怪我してはいけないですからね。経験者ばっかだったら行けると思うけど、うちの初心者パーティーにはちと難しすぎたようです。13:30分岐に戻り、荷物を回収します。


13:45-14:00 玉置神社R

今回一番楽しみにしていたところです(^^)静かな森の空間の中にどんっ!と鳥居があります。ご神体の神代杉も立派すぎ(ダジャレではありません)。スピリチュアル通が通いつめてるらしいですよ(私はこの山をよしもとばななさんの本で知りました)。無料で御神酒をもらえます。いろいろ散策して、CS1の玉置辻へ向かいます。


歩き出して早々、K林「嫌な予感がする…」。道に、根元から折れた大木がどっかんどっかん横たわっている…。確かに昨日は西日本は春の嵐だったけど、こんなになるか?と思いました。大木をくぐり抜けながら玉置辻まで着いたところで、とどめの看板を発見しました。


「台風21号の影響のため、玉置神社~七越峠は通行禁止」


台風21号って去年の10月じゃないすか…


通行禁止区間は今来た玉置神社~玉置辻と、これから通る予定だった道を全て含んでいます(玉置神社で通行止めの看板は見ませんでした)。正直行けなくはない程度だと思いましたが、通行止めになっている以上、もし何かあったら問題になるのは必至なので、撤退を決めました。ドライバーI岡に連絡し、林道が通っている玉置辻で拾ってもらい、熊野観光をして翌日京都に帰りました。海見たり熊野大社行ったりjolly pasta(←玉置神社に次ぐ今回のハイライト)行ったりと非常に楽しかったのですが、調べ不足で撤退してしまった自分への戒めとして、観光の内容についてはここでは詳しく書かないことにします。

(しかし帰ってから調べたところ、「玉置神社 登山道 通行止め」で検索したら個人ブログで一件ひっかかるだけでした。「玉置山 登山」とか「大峰奥駈道 登山道 通行止め」で調べたり、十津川村の公式HPとかには載ってないです。この情報見つけるの難易度高くないか…とは、言い訳ですが、思います…)


以上でpart3の報告とさせていただきます。