この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2017年11月13日

どうも、先日の役員会で藪値をもらったI岡です。先週末に続き、2週連続で予備合宿に行ってきました。今回はPart2として出していた高島トレイルです。メンバーはI岡、N部、M野の3人です。僕自身はあまり2週連続で行くつもりはなかったのですが、パーティメンバーが乗り気で、たまたまドライバーも確保できたのでチャンスだと思って行ってきました。


写真はフォト蔵がメンテナンス中なのでURLはあとで追記します。

写真:http://photozou.jp/photo/list/2619556/9111886


詳しくは追記にて。


11/11(土) 曇り一時雨、強風

AM6:15 集合

CLはbox泊で、座布団と銀マットで作った即席ベッドが気持ち良すぎて熟睡していた。ドライバーのM場が起こしてくれた。少し遅れてN部とM野が来た。A川もドライバーであったが、前日深夜までboxで遊んでいたのが響いて絶起。行きはM場に送ってもらった。山が6時頃まで雨予報であったため、遅い出発となった。M場は運転怖いとか言ってた割には鯖街道を飛ばして8時過ぎに入山口の近くに着いた。林道は通行止めになっていたのでここから歩くことにする。30分ほど林道を上がって斜面が崩壊している場面に遭遇。恐らく通行止めはこれのせいだろう。これを越えたところが入山口だと思われたので先に入山準備をした。崩壊土砂を越え、入山口で入山連絡をして入山(8:48)。


AM11:09-11:20 若狭駒ヶ岳

最初はひどい急登だった。数分で100mは上げた気がした。江若国境尾根に合流した場所で一旦レストをとった(9:22-9:31)。だんだん風が強まってくる。縦走して駒ヶ岳を目指す。途中で雨が降ってきたので雨具を着たりザックカバーをつけたりした。雨は断続的に降っていて、駒ヶ岳の手前で止んだ。特に迷うこともなくサクサク進む。駒ヶ池でレスト(10:19-10:28)。ガスで幻想的になっていた。駒ヶ岳手前の登りでいい感じの尾根道になった。晴れてれば……という感じだ。尾根を登り切って少し若狭側へ入ったところが駒ヶ岳の山頂だった。ひとまず雨は上がっていたのでそれは良かったのだがあまり展望が良くなかった。山頂で晴れるように計算して京都を出発したつもりだったけど……巻きすぎたかな(笑)。

山頂自体はいい雰囲気だった。CS可。


PM0:08-0:15 与助谷山

ここまでコースタイムを大きく巻いてきていたので、CS1に早くつけそうだという話になった。無理はしなかったが、飛ばし気味で進む。寒いし。ここから与助谷山、桜谷山とピークが連なる。与助谷山は静かで地味ないい感じのピークだった。CS可。


PM1:06 木地山峠

さらに縦走。樹林帯になったり、疎林の二重稜線になったり、岩稜っぽくなったりと、割と変化に富んだ縦走路だった。大きく登った先が桜谷山(12:51)。ここは南側の展望がよかった。少し手前の場所は若狭湾側も見えた。ここから峠まではひたすら下るだけである。割とすぐ着いた。下り始めて樹林帯に入った瞬間に天候が悪化し、雨が降り始め風が強くなったのにはヒヤッとした。やっぱり疑似好天だったんだな。峠から少し西側に進んだところに良いテント場を見つけたのでそこにテントを張った。もっとも、今思えばもう少し西側の、下り始める手前のような場所でもよかった気がする。一応M野を偵察に出し、あまりよくないということだったので避けたのだが、翌日歩いた感じでは張れそうな気がした。

テントを設営した後は暇だったので昼ごはんを食べたり、秘密兵器タイムにしたりした。天気図は書こうと思ったがラジオがうまく入らなかったのでやめた。時折電波が入ったのでその時にネット上で見た。16時から調理を始め、17時過ぎには夕食が終わった。食べたら眠たくなってきたのもあり、早く寝て翌日に備えることにした。下山後の林道歩きも含めると最大コースタイムが8:55だったからだ。起床は5時まで、早く目が覚めたらそれはそれでよしということにして18:20頃就寝。


11/12(日) 曇り時々晴れ

AM5:00 起床

薄々そんな気はしていたが、結局誰も起きず(起こさず?)、10時間半睡眠。N部とM野はあんまりしっかりとは寝れなかったらしい。CLは1回起きただけで熟睡してたけど(笑)

朝食を食べ、テントを撤収。ごはんを食べるのに少し時間がかかって少し遅れて6:35に出発。杉の合間から見える日の出がきれいだった。


AM7:24-7:37 百里ヶ岳

概ね単調な登りが続く。峠を出てすぐにクマのものと思われる糞があった。前日も樹皮が高いところまで剥げた木とかも見ていたのでやっぱりクマはそれなりにいるみたいだ。登り終えると百里ヶ岳。ここにワンゲラーが来るのは約1年振りだ。トレランをしている感じのパーティの人に集合写真を撮ってもらった。


AM8:32-8:43 おにゅう峠

早々にこの日のメインピークに登ってしまい、あとは地味な道が続く。晴れてれば良いんだろうけどあまり天気がよくない中でこういうところを行くのは少し疲れた。何ヵ所かRFポイントがあったので慎重にRFした。N部は行く前にO柳さんにコンパスの使い方を教えてもらったみたいで、この辺りからコンパスだけをみて進む傾向が強まってきた。道を外しても尾根は追えてたので大丈夫だった。おにゅう峠は尾根を直進して行った結果、残置ロープを使って斜面を下りることになってしまった。残置ロープ自体はしっかりしていたので問題なかったが、角度が垂直に近かったので少し難し目だった。やっぱり高島トレイルの道標に従って途中で林道に出た方がよかったかもしれない。ここの天気はマシだったので、若狭湾側がきれいに見えた。今度久須夜ヶ岳に行きたいと思ったので春休みくらいに1人で若狭・但馬ドライブでも行くかもしれません。


AM11:07-11:26 三国峠

この先三国峠までは特にイベントはないのにエアリアのコースタイムが異常に長い。巻ける道か北山特有の迷うの前提タイムか判別できなかったが、行ってみるとあまり迷うことなく通過できた。しかし、CLの方向感覚は多少おかしくなった。途中の803m峰でレストを挟んだ(9:57-10:10)。三国峠の直下は道がわかりにくかったので各々直登した。M野のルートが一番正解に近かったか。ここから京都側は京大の研究林なのでここまで来れて少しホッとした。


PM0:57 下山

ここから先はコースタイムは1時間だが、尾根が分かりにくそうだと前日から警戒していた区間であった。慎重にRFしながら行くことにする。山頂から20mほど下り、さっそく道が消える。地形を見て目の前のピークにあがることにする。このピークは地形図上では隠れピークだった。尾根はぐるっと回っているので、それに従って方向がぐるっと変わる。この方向が変わっているときに隠れピークの存在を忘れてしまったのが良くなかった。滋賀・京都県境の尾根は回った先で細めの尾根に入るのだが、それは地形図上で言うと2つ目のピーク上だった。隠れピークのことを忘れていたので間違って一つ手前の支尾根に入ってしまった。これがまた下り口の尾根の角度が割と似ていたので入る前に気づけなかった。しばらく下っていろいろおかしいなという話になり、引き返して正しいルートに復帰した。このルートミスで割と時間がかかった。紅葉はきれいなものが見れたんですけどね(笑)

この後は特に迷うことなく最後のピークまで進んだ。芦生の谷はやっぱりいい感じだった。最後のピークから数十m下ると下山なのだが、ここでN部の癖が発揮され、道を無視して尾根を突き進んだ。そのまま下りても下りれないことはなかったが、少し急だったので滋賀側にトラバースして正しく下山した。正しい下山道は多分尾根上にあったと思うのでなぜ道と大きく外れてしまったのが分からないが、まあ安全に下りれたので良かった。N部はコンパスでもう少し微妙な角度の違いも分かるようになるといいね。


下山後は林道をだらだら下り、生杉のバス停まで歩いた。ここでしばらく待っているとA川とM場が迎えに来てくれたのでくつき温泉てんくうに寄ってもらい、京都に帰った。打ち上げは五条七本松のスシローに行って豪遊した。


あと一歩で完成というところまで来ました。よかったー。個人的にはもう少し晴れたときに行きたかったなという気もしますが、合宿の気象条件とかを考えるとあれはあれでよかったのかもしれません。N部とM野は2回の登山で大分RFがうまくなったと思うので、是非完成編でその力を発揮してもらいたいです。A川とM場(特にM場)は2日にわたってドライバーとして送り迎えしてくれて、本当に助かりました。特に下山後の足がなかったのがネックの計画だったので、楽に帰ってくることができて良かったです。ありがとう。