この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2017年11月04日

鈴木です。


先日は文化の日だったので,この世でもっとも文化的な行為の中の1つであるところの沢登りに行ってきました。

ここしばらく週末の天気がお亡くなりになっていましたが,ようやく晴れましたね。


メンバーは宗里さん,家田,古川と僕あわせて4人です。


詳細な時間の記録は宗里さんに取ってもらいました。ありがとうございます。


11/3 (金祝)

7:45 入山

8:30 出合の滝

8:50 15m滝

9:10 一ツ滝下

9:40 栂ノ戸滝上

10:50 水汲みレスト

11:15 稜線

11:55 白見山直下のコル

12:25 十字路のコル

13:25 ショートカット開始

14:20 出合滝下

15:05 下山


出来事は面倒なので簡単に箇条書きにしておくと

・アプローチ中,奈良まで来たところでカーナビが突然「通行止めのためルートを変更します」とか言い出したので調べてみるとこの前の台風で結構たくさんの場所が通行止めになったようだった。仕方ないので名阪国道経由で行くことになったのだが,そういうことはもっと早く言ってほしいっていうか最初からそんなルートを提示しないでほしいものである。

・看板に「内鹿野谷は台風の影響で危険なので進入禁止」と書いてあったが,見なかったことにして先に進んだ。出合の滝までは遊歩道を歩いたが,特にこの前の台風が原因と思われる危険箇所はなかった。

・一ツ滝の巻きは急傾斜のモンキークライムで結構大変,今回は少し大きく巻きすぎてしまったので次の栂ノ戸滝も一緒に巻いてしまった。補足しておくと,同じことになっている記録(意図的に両方巻いているのかもしれないが)をよく見かけるので,栂ノ戸滝下に出たければ相当小さく巻く必要があるだろう。

・その上のナメ滝で宗里さんと古川がスライダーで遊んでいた。僕は左手直登に挑戦,結果は一箇所ズルをして成功。

・二俣は右に行くほうが山頂は近いが,左の方がナメ滝が綺麗で楽しいのでおすすめ。

・詰め上がったところ(855ピークのすぐ東の小ピーク)の地形が複雑で,道が大量にあったのでRFに苦戦した。

・十字路のコル以降の道は分かりにくい,切り株の上に石が置かれているのが目印と思われる。どうでもいいけど,十字路のコルって大層な名前だけど,コルが十字路なのは当たり前じゃないのか?

・下山路は大きく迂回して口高田まで行ってしまうので今回は入渓点の手前にある大きなルンゼを下降してショートカットする計画だったが,下降する場所を盛大に間違えた結果290m地点から出るルンゼを下ってしまい,途中岸壁に何度か阻まれてかなり苦労した。半ば強引に下降したので懸垂下降は一度もしなかったが,2回ほど発生してもおかしくなかったかも。やはり下降は遡行より難しい。

・また警察のお世話になった。

.尾鷲の鬼瓦という店で打ち上げ,非常に美味しかった。


内鹿野谷は今まで行った南紀の沢の中でもっとも南紀らしい沢って感じでした。安心と信頼の南紀クオリティですね。濡れる要素も少ないし,この時期にはおすすめです。わりと反省点が多いというか,これがPWだったら役員会でボコボコにされるようなやらかしをしていますが,今回は個人山行なので安全に帰ってきたからまあよしという感じです。個人的には久しぶりの沢で体力不足を痛感しました。もうシーズンも終わりですが,NFの時期にでももう一本くらい行けたらなあという感じです。そういえば書くと言っていた毒水沢の遡行図まだ上げてませんでした。忘れないうちにやっておかないと…。