この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2017年09月07日

K林です。

9/4-6で五竜~鹿島槍の縦走に行ってきました。

参加者はK林、T田、M嶋、M瀬、O和田、U飼、I岡の7人です。


写真:http://photozou.jp/photo/list/2619556/9088182


9/3 曇時々晴

この日は松本で宿泊し、大糸線の始発に備える。名古屋でU飼と合流した。高蔵寺あたりでO和田さんと合流、金山から乗って来ていたらしい。中津川乗り換えでM瀬さんと合流、名古屋から乗って来ていたらしい。上松にある寝覚の床について解説したがバッチリ見えたのは自分だけだったらしい。松本に着いたらとりあえず買い物へ、駅前のヨーカ堂は9/10で潰れるとの話だったが9/20からイオンに変わるだけらしい。夕飯を求めM瀬さんO和田さんと徘徊するも良さげな店がなく駅前のラーメン屋へ、松本は駅付近であっても閉店時間が軒並み早かった。U飼は当然のごとくマックで体調を整えた。宿泊するカラオケ屋で歌っているといきなり曲が止まる、どうやら全部屋らしい、火災報知器がどこかで作動したとかいう話だった。アニソンなどを歌い就寝。


9/4 晴

起きて会計をしているとM嶋さんが現れた、我々の1本後の電車で松本に着いてほぼ同時刻にカラオケに入店していたらしい。6人で大糸線の始発(5:58発)へ、電車から雲海が見えるなど空がだいぶ白いが気にしないことにした。その頃一足先に入山地点の駐車場に車で着いていたT田さんから一面ガスの写真が送られて来た、見なかったフリをした。神城駅につくと真っ白であった。T田さんの車でザックや人をゴンドラの駅まで輸送していただいた。ゴンドラ、リフトを乗り継いで標高1600mへ。ゴンドラを降りたあたりでは白馬岳、五竜岳などの諸々がとても良く見えていたので晴れているのはどうせ今だけだから集合写真を撮っておこうなどと失礼なことを言う輩がいて癪だったが結局撮っておく。実はその必要はまるで無かった。I岡はリフトを降り損ねて運行を止めていた。係員にも注意されており割とダサかった。


9:15 リフト終点出発

下界は曇りだったがこの辺りからはずっと晴れていた。

9:25 地蔵の頭 9:30

登り始めはしんどい。

9:45 服脱ぎレスト 9:50

10:30 小遠見山 10:45

五竜、鹿島槍方面はよく見える。下界方面はガス。360度は大嘘で180度の展望。

11:35 大遠見山 12:00

各々昼食をとった。O和田氏が会話に毎度入れて来る茶々にM瀬氏が「すごい!天才!」と絶賛していた。この漫才は以後度々繰り返される。

12:25 西遠見 12:40

あと1:30で着いてしまうので30分ごとに休憩でもとるかという感じ。それなりに足にはきている。

13:20 レスト 13:30

遂にCLが完全にバテる。時折止まって貰いながら登る。8月の大半を実家でゴロゴロしていたので後悔する。

14:00 白岳

バテバテだった割にコースタイム通りに着く。各々頂上直下の小屋へ。夕食は外で調理しようとするもガス&風で撤収することに。隣のご夫婦に頂いた焼肉が美味しかった。ブロッケン現象が良く見られるという話だったが結局見られず残念だった。夕食は米がうまい、量たっぷり、すき焼き美味しい、量たっぷりという感じであった。皆眠くさっさと就寝(19:00)


9/5 晴

3:00 起床

米と味噌汁、昨日の余り豆腐、塩。

4:45 出発

5:45 五竜岳 6:15

ご来光を見つつグダグダ登ったのにコースタイムを巻く。山頂は八ヶ岳、美ヶ原、富士山、鹿島槍、穂高、槍ヶ岳、立山、剱岳、唐松岳、白馬岳が見える360度の展望。山頂で長いことはしゃぎ、日焼け止め、ヘルメットの準備をして出発。

6:50 レスト 7:00

ひとまず下りきったところで休む。以降は休み場所が少なそう。

7:40 レスト 7:50

ガレガレは下りきった模様。もう少しで下りも終わり。

8:30 昼食北尾根の頭 9:00

湯を沸かしてU飼はハヤシメシ、O和田さんは肉うどん、残り湯でカフェオレを飲むなどした。

10:25 八峰キレット小屋 10:40

トイレが綺麗、アンモニア臭しかしなかった五竜山荘より格段に良い。

11:25 レスト 11:35

日にかかる虹を観測。我々と共に上昇する雲を確認。明日は雨の予報である。

12:10 レスト 12:20

北峰はもう1ピッチである。M嶋さんが少しバテ気味ということでゆっくり行くことにする。O和田氏は高山病に備え、酸素ボンベを持って来ていた。一心不乱に酸素吸引するO和田氏に頭痛などの症状が出ていないか心配したU飼の優しい一言が「頭は大丈夫ですか?」である。大丈夫でないというのが大方の見方であった。

12:35 鹿島槍吊尾根

有志だけ空身で北峰ピークへ。T田さん、I岡、U飼と沢メンは体力が無いなどと自分が初日バテていたことを棚に上げ山頂で言いたい放題煽った。

12:40 北峰 12:50

槍穂高が見えるのでテンションが上がったが吊尾根でも見えることが判明してしまった。

12:55 鹿島槍吊尾根 13:05

出発時にT田さんが落とした飴をCLが目ざとく見つけ、頂いた。とても美味しかった。

13:35 鹿島槍南峰 14:25

展望が良く、今後登りはほぼ無いということで贅沢にダラダラした。下り始めも非常に快適で楽しかった。M瀬氏と「O和田騙しゲーム」を考案する。事実を織り交ぜ芸術性高く、時には時事ネタを盛り込み鮮やかにO和田氏を騙すというゲームである。他参加者の評価合計点で優勝者を決める。そのうち開催されるであろう。

15:00 布引岳通過

稜線のお花畑を見てM瀬さんが沢で失った人の心を取り戻し、「うわぁお花綺麗」と写真を撮っていた。後半はガスの中を山荘はまだかまだかと言いながら歩いた。

15:35 テン場着

とりあえず明日のタクシーの手配をしに山荘へ行くことにする。人の心を取り戻したM瀬氏がトイレは山荘でするべきだと言い同行、しかし山荘は遠かった。山荘行き5分、帰り8分の登りである、これは疲れた体には中々しんどい。下り続けてもつかない山荘に「こんな遠いならその辺ですりゃよかった」とM瀬氏が野生に帰ってしまった。結局続々と山荘に全員が集まりストーブで1時間グダグダお喋りすることとなった。I岡は調理水を買うためテン場と山荘を往復してくれた。U飼とM嶋さんはビールを飲んでいた。外は9度であった。

夕食は調理済のジャガイモ人参にO和田カットの玉ねぎ、ウインナーを入れてコンソメで煮るポトフであった。O和田氏が玉ねぎの可食部を把握していないこと、切り方を知らないこと、カレーに玉ねぎをスライス(約1~10mm)で入れていること、M瀬さんが持って来た鯖缶は縦走では不人気であることなどが判明した。

夕食後O和田氏はさっさと寝たがU飼とI岡とCLは寝る気分ではなかったのでトランプをすることにした。寝たいと言い続けていたM瀬氏も40分間の粘り強い説得の後「いやだ」と快諾、21時まで40分間トランプに興じた。BGMはO和田さんのいびきだった。その後は消灯したもののテントがクソ暑く体も火照っていたU飼I岡CLはしばらく寝られなかった。


9/6 雨

4:00 起床

昨晩20時頃から雨が降っていた。パンとスープの朝食だが一同ローテンションで撤収に時間がかかる。今までテント設営に一度も手伝ってこなかったO和田さんの手際が悪くCLはキレた。山荘で装備を整える。

6:00 出発

全員雨具着用。

6:15 大谷原方面分岐通過

黙々と歩く。

7:00 高千穂平 7:05

8:10 登山口 8:25

M瀬さんが滑って手をついた際にけがをする。出血、捻挫っぽいとのことで軽症と判断。風呂で様子見することにしてしばらく休み、出発。

9:10 大谷原に下山

電話しておいたタクシーで大町温泉へ。日焼けがヒリヒリと痛かったが、下山後の温泉は最高である。ビールを飲むなどしてくつろいだ。

バスで信濃大町駅へ、駅前の「豚のさんぽ」で打ち上げ。ここのダムカレーやラーメンがどれもこれも美味い。「一乗寺でも戦える。ここに来るためだけに登山に来てもいい。京大前に支店を出せ。」とラーメン大好きM瀬さんも大絶賛だった。


久々に頂上からいい展望を楽しめました。お疲れ様でした。