この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2017年06月18日

鈴木です。

6/18に個人山行で猪谷に行ってきました。

メンバーは杉原と宮崎さんと合わせて3人でした。

以下、簡単な報告です



おなじみ出町柳駅7:45発朽木行きのバスで栃生口まで(@1300円)、そこから10分くらい歩いて林道入口にアプローチ。装備を整えて林道を歩き始めて2分くらいで実は対岸の林道に入っていたことに気づき、引き返して再入山した。

堰堤を4つくらい越えたところから入渓すると、割とすぐにゴルジュが始まる。この沢の滝は全部直登できるらしいので、寒くてあまり気が乗らないものの直登で越えていく。全体的にフリクションがよく、快適なクライミングだった。2箇所泳ぐポイントがあり、僕はへつり抜けたので濡れなかったが、泳いだ2人は寒そうにしていた。割と楽しかったので個人的にはへつりをおすすめしたい。落ちても泳げばいいし。

しばらく滝しかないので書くことがなくて、第3ゴルジュ入口の滝が取り付いてみてやや不安だったので一旦降りて相談会を開催した結果、巻いたら後で大柳に馬鹿にされそうとのことでランビレすることにした。僕がトップ、杉原がセカンド。高度感のある上部があまり良くないが、そこまで難しくはない。予備合宿とかPWで行くなら確保しておいた方が良いだろう。支点を取るのが面倒だったのでリード、フォローともにボディビレイ。ちなみに宮崎さんは濡れるのを嫌って左岸から巻いたが、あまり良くなかったらしい。

第3ゴルジュ抜け口の7m滝も同じくランビレ。今度は杉原がトップ。流芯を行こうとしたら登れなかったらしく、5分程度水流をもろに浴びながら苦しんでいた。その後ザックを上に放り投げて空身になって突っ張りで突破した。僕は杉原の様子を見ていたので難なく突破。先にトップやっといて良かった。宮崎さんは右岸巻きで、こちらは簡単だったとのこと。登り終わったあと、杉原のカムがなぜか1個なくなっていた。水流に食われたようで、懸垂下降して探したところ無事発見された。

その後の二俣は本谷にとり、少し進んで看板が出てきたところで遡行を終了した。途中宮崎さんが謎の滝で滑落して釜(浅い)にダイブしていた記憶がある。

そこからは適当に右岸をトラバースしつつ林道に合流。林道は途中2箇所崩落箇所があり、ザレザレの斜面のトラバースで、ここが今回の山行の核心であった。その後は舗装道路に出たところからショートカットして入渓点の近くに下山、およそ午後2時半。

その後バス停まで移動。バスは5時まで来ないので暇になった。空き時間でブログ書くかと思い、今に至る。


猪谷は貫井谷と同じく直登できる滝が続いていいところでした。個人的には猪谷の方が少し難しかった気がします。登攀という点だけで見れば完成編相当になりそうです。ただ遡行時間があまりに短いのがネックかも。バスで来ると時間が余りすぎて暇。表比良に抜けるのも遠いし車アプローチがおすすめですね。