この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2017年04月30日

どうも、2回生のI岡です。4/29-30で新歓PWとして新入生9人を連れて鈴鹿の御池岳・藤原岳に行ってきました。メンバーはI岡、K林、M場、E藤です。途中悪天候でヒヤヒヤする場面もあったものの、全体的には満足の行く山行となりました。前評判のようにゆるふわであったかどうかは微妙ですが……。


写真: http://photozou.jp/photo/list/2619556/9032132


詳しくは追記にて。


4/28 PM8:30

CL以外はboxに集合。おそらくいろいろあったとは思われるが、CLは知らない。9時半前に2台の車に分かれて出発する。

一方のCLは7時15分に自宅を出て、イオンモールを彷徨してから8時の電車で三岐鉄道西藤原駅に向かった。深夜テンションで乗った三岐鉄道は楽しかった。

駅に迎えに来てもらい、入山口の鞍掛トンネル東口まで行き、0付。K林とM場には寝る前に車を1台下山口に停めてきてもらった。日付が変わって29日のAM1:30に就寝。星が綺麗だった。


4/29 曇り一時雷雨 ←K林の圧勝

AM6:30 起床

各自朝ごはんを食べ、準備をして7時35分に出発。CLが家Dさんみたいにお腹を壊したり、K林が車に鍵をかけ忘れそうになったりしていたらかなりのんびりとした出発になった。


AM8:04-8:15 鞍掛峠

急坂を登ってレスト。ここでCLは天気があまりよくないことに気付く。見事な雲量10である。K林め……。


AM9:14-9:23 鈴北岳

鞍掛峠からは稜線を歩いた。鈴鹿の主脈なので琵琶湖と伊勢湾が両側に見える景色の良い尾根なのだが、いかんせん天気が微妙で、さらに春霞的なもので霞んでいてあまり景色は良くなかった。鈴北岳は風が強かった。時間には余裕があったので、variation1の鈴ヶ岳ピストンに行くことにしてCL以外は荷物を置いて出発。


AM9:48-10:08 鈴ヶ岳

variation1のルート上はミズバショウみたいなサトイモ科と思われる植物と福寿草が多かった。植物についての知識に乏しいCLには良くわからない。帰ったら勉強しよう……。山頂で福寿草とともに集合写真を連写して出発。 ここまではM場さんとE藤さんぐらいしか歩きながら喋っておらず、少し心配だったが、荷物が軽くなったせいか、ここにきて新入生男子も喋りだしたので、少し安心する。中々の理系トークだった。10時42分、再び鈴北岳に戻り、荷物を持つ。


AM11:17-11:21 御池岳(丸岳)山頂

鈴北岳まででほとんど登りは終わっているので、快適なテーブルランドのお散歩で山頂についた。残雪の上を歩いた箇所もあり、スニーカー勢は苦労していた。CLとSLの間で断続的な雪合戦も勃発したが、お互いの間に11人も人がいるので、中々雪玉が届かなかった。

御池岳の山頂は名古屋弁に支配されており、懐かしさを覚えたものが約1名発生した。ここでも時間的余裕があると見て、variation2に行くことにした。全員空身でボタンブチに向かう。


AM11:30-11:33 ボタンブチ

御池岳で一番の展望台なだけはあって、景色は良かった。断崖絶壁だったので、新入生は少しビビっていたようだった。CLが写真を撮ろうとしたらM場さんがフレームインした瞬間にお花モードに切り替わってちょっと面白かった。御池岳山頂に戻り、記念撮影をして11時57分に出発。天気が良ければここで昼ごはんにしたかったが、パッとしないので先送りした。


PM12:36-1:03 真ノ谷出合

下山路が谷状地形の中を通っていたせいか、残雪が多かった。雪融けもあって、スニーカー勢の靴は大体死亡していた。真ノ谷出合に着いたときに新入生がごはんを食べたそうにしていて、天気も心なしか良くなってきたので昼ごはんレストにした。各自持ってきたものを食べながらお喋りする。CLを始め、何人かがカップ麺を食べるためにお湯を沸かしたが、その割には早く出発できた。中高時代のCLはどうして1時間とかかかっていたんでしょうね。不思議。

ここまでは割と良いペースで来れていたので、CS1までは1時間で行けるだろうと考え、それまでは天気ももちそうだったので真ノ谷に突っ込むことにした。通り雨が降り始めたら雷雨になるとは予想していたが、この判断は少し甘かったかもしれない。


PM2:38-3:32 稜線手前で沈殿

真ノ谷に入ると、partyのペースがガクッと落ちた。真ノ谷は歩く人も少なく、variation3との分岐を1度見落としたぐらい荒れていたので当然かもしれない。本格的に真ノ谷に入ったところで雨が降り始めた。1時40分ごろになって本降りになってきたので、一旦レストとし、各自雨具を着たりザックカバーを付けたりした。嵐を呼ぶ男・K林が本領を発揮してしまったらしい。雷も鳴り始め、ヤバイと思いつつK林と作戦会議をした。顧問にも意見を聞き、とりあえずCS1を目指して進むことにした。このとき2時だった。幸いなことに、ここから先は少し歩きやすかったのだが、普段は伏流しているはずの真ノ谷にみるみるうちに表面流が表れ、水かさも増してきたので、先頭を行くK林に稜線上に出ることを指示した。適当な枝沢に入り、適当な斜面を登って稜線の近くまでたどり着いた。K林は士気の下がった新入生たちを勇気づけようと、秘密兵器のゼリーを取り出していたが、スプーンがなかったので食べにくかった。現在地は把握できていたので、文明の利器に頼ることにした。CLは新入生数名と一緒に6テンのフライを被って今後の作戦を練った。気象庁は後1時間ほどで雨がやむと言う。この雨の原因は北から一時的に入った寒気にあると知っていたので、それを信じて暫くその場で沈殿とした。


PM4:05-4:40 白瀬峠

気象庁の予報は当然のように当たった。雷は4時頃まで警戒しても悪くはなかったので少し様子を見てから出発する。さっきまでの雷雨が嘘のような快晴である。どうしたK林。CL以外の士気が下がっていることはわかっていたので、このあとどうすべきか考えながら稜線上を歩いた。ペースが午前中と同じであったのにはホッとした。白瀬峠で上回生で作戦会議をし、この日はCS可で泊まり、翌日下山することにした。そこで、翌日のescape2使用の可能性を考えてK林にescape2の偵察に行ってもらい、E藤さんにはCS可の偵察に行ってもらった。K林に偵察に行ってもらったのはエアリアに「谷を渡るところ 道が崩れている」と書いてあったためであり、E藤さんに偵察に行ってもらったのは事前の情報が少なくて本当にCS可で泊まれるか自信がなかったからである。両方とも問題がないことを確認して出発する。


PM5:06 CS可

頭陀ヶ平は広かったのでテント場に最適な場所を暫く探した。ヘリポートらしきコンクリートの構造物が確認できたが敬遠し、山頂部の西端にテントを張る。風が強かったのでペグも打った。そのまま各テントで分かれて夕食となった。K林の6テンはカードゲームで盛り上がっていた。女子テンはいろいろ喋っていた。CLの4テンは割と静かだった。


PM8:40 就寝

K林たちも9時には寝たとのこと。新入生は大分疲れていたようだ。


4/30 これ以上ない快晴 ←E藤さんの勝ち

AM5:20 水汲み隊出発

前日のうちに朝ごはんのスープ用の水がないことはわかっていたのでK林とE藤さんに水汲みに行ってもらうことにしていた。帰ってくるのが少し遅かったので心配したが、事情を聞くと、水場であるCS1の辺りがかなり荒れていたらしい。予定通り泊まらなくて正解だったようだ。


AM8:35-8:39 天狗岩分岐

8時5分にCS可を出発。昨日とは違って、景色の良い稜線歩きである。順調に分岐に到着する。全員空身で天狗岩に向かった。


AM8:42-8:50 天狗岩

展望が良かった。昨日からのことだが、新入生は岩が出てきても特に問題なく歩けていた。なかなか優秀である。分岐への帰りにK林が華麗なスライディングを決めていた。8時57分、分岐に戻ってすぐに出発する。


AM9:13-10:05 藤原山荘

快適な尾根歩きで藤原山荘に到着。途中でCLは2日目の地図を新入生に渡し忘れていることに気付いたが、後の祭りである。経験者の新入生は前日に結構しっかり地図を見ていたので、忘れず渡すべきだった。この辺りからコースタイムを巻き始めた。元気で何よりです。M場さんと新入生女子は少し疲れが見えていたので藤原山荘の前で休んでいてもらい、残りのメンバーで藤原岳の展望丘をピストンすることにした。K林がかっこつけようとして爆走したので異常に早い14分で山頂に着いた。山頂からの景色は最高だった。CLの秘密兵器を開けてから藤原山荘に戻った。道の見通しが良かったのでCLは爆走するK林たちをゆっくり歩く新入生と一緒に後ろから眺めていた。E藤さんはK林についていこうとしてついていけていなかった。山荘前で少し休んでから出発。


AM10:44-10:56 藤原岳八合目

大貝戸道に入ると思った以上の人が登ってきていた。すれ違いに多少時間がかかった。途中の丸太橋は先頭でK林が渡った後だけに、皆安心して渡っていた。


PM12 :01 下山

八合目から先は急斜面につけられたジグザクの道をひたすら下った。ここの下りはペースが良かった。


下山後はK林とM場さんに入山口に停めてあった車を取りに行ってもらってから、阿下喜温泉に行った。残念ながらいい湯だったのかは知らない。温泉施設で打ち上げもした。

CLはここでみんなと分かれ、電車で帰ることにした。期せずして三岐鉄道全線乗りつぶしを達成できて嬉しい。



1日目の午後は危なかったですが、危険を回避しようとして、もしvariation3をとっていたら、丁度増水してきた真ノ谷に下りるということにもなりかねなかったので、結果的には良い判断ができたと思っています。上回生のメンバーも良かったです。登山前後の運転含め、ありがとうございました。

新入生にとってはほぼ始めての登山で、少しレベルも高くなってしまったかもしれませんが、これに懲りずに入部してくれると嬉しいです。