この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2017年04月02日

縦走CLのI本です。携帯の件ではお騒がせして申し訳ありませんでした。3/27-29で合宿としてくじゅう連山に行ってきました。メンバーはI本、K林、A川、M場、E藤、I岡(SL)の6名です。以下報告です。




3/26 入山前日


レジュメではバスで行く予定だったが、予想外に車が使えることになったので入山口周辺のキャンプ場で0付することにした。しかし実際にキャンプ場でテントを張りだすと、ポールが足りないことに気付く。テントがたたないことはなかったのだがポールが痛みそうだったので、キャンプ場のログハウスを借りることにした。幸い人数が多かったので、一人あたりの金額は¥3000程度で済んだ。装備のA川はポールの件で(数十分間)ガチで凹んでいた。しゃーない。結果として満足のいく0付だったので良かった。



3/27 曇りのち雪


5:00 起床

カーテンを開けて外を見ると、雪がかなり積もっていた。テントで0付していたらどうなっていただろうか。ナイスA川。その後朝食を摂り、荷物だけを車で運んでもらって、免許を持ってない面々は長者原ビジターセンターに歩いて向かう。


7:25 入山


もちろん山の中も雪が積もっていた。踏み跡がない箇所もあり、I岡がRFに精を出してくれた。雪の質が丁度いい感じで、雪遊び()が捗る。


8:15-25 レスト(雪合戦)

想像の付く方も多いと思うが、雪の中のレストは雪玉が飛び交うことが確定的である。ここでの雪合戦ではCLがこっぴどくやられた。もっと大きな的があるだろ!戦争のあと眼鏡に雪をつけながらザックを取りに戻るCLを女子が不穏な面持ちで見てくる。やめてください。「雪ではしゃぐなんて...CL笑」とか思っているのだろう。


その後も雪の積もった緩やかな登りが続く。ところどころ美しい景色も望むことができた。


9:15-25 レスト(雪合戦)

レスト地点からは坊がツルが見えた。雪合戦に熱を上げる我々にはバトルフィールドにしか見えなかった。ここの戦いでもCLが狙われた記憶が...


ここからの道にはところどころグチョグチョの道があった。つらい。


10:10 法華院温泉山荘CS1着

山荘到着後、pistonで行く予定だった大船山を見ると盛大にガスっていた。天気予報的にも好転することはなさそうであること、朝に積もった雪で踏み跡が消えているであろうことなども加味して、pistonはカットすることに決めた。そうすると初日の行動はこれで終わってしまうのだが、行動時間確保のために危険を冒すのはそれこそ本末転倒だろう。結果としても、そのあとは雪が激しめに降っていたので行かなくて正解だったと思う。


夕食まで浮いた時間は各々思い思いに過ごした。バンガローのありがたみを感じた。


夕食はラタトュイユ。CLには縁のない料理だったが、とてもおいしかった。ただお米マイスターA川の炊いたお米がいまいちで、マイスターはガチめに凹んでいた(2回目)。色々聞く限り、食当M場は打倒U飼にご執心のようだ。この夜はみんなお疲れのようで、粛々としていた。温泉に長く浸かりすぎたのかな?(すっとぼけ) 秘密兵器もあんまり開けなかった。初日からこんなテンション低くて大丈夫かなと一抹の不安が頭をよぎった。


21:00 就寝



3/28 曇りのち晴れ


5:00 起床

かなり寒い。ヒーターをつけ、温まりながら朝食を摂る。前夜に準備しておいたpiston装備を持って出発。


6:25 出発

また雪が積もり直したようで、ふかふかの新雪の上を歩いて行く。楽しい。


6:50 鉾立峠

服を脱いだりしてすぐに出発。白口岳は真っ白で、特に美しく見えた。


ここの登りは比較的きつかった。段差のきつい箇所はサポートしあいながら登る。頂上付近は岩場で、表面に張った氷のせいでかなり滑りやすくなっていた。吹き付ける風のせいか、氷が模様のようになっていて雪の宿を連想した。


8:05 白口岳

若干風もあり、寒い。写真撮影をしてそそくさと退散。ここまでの登りの感じだと中岳の方面はますます危険だろうと判断し、中岳を迂回して久住山に向かうことにした。


稜線上は風が吹き付けてかなり寒い。樹氷も当たり前になり感動もなく歩いて行く。


8:25-30 レスト


8:45 稲星山

多分このあたりが一番つらかった。日も差さず風がかなりの強さで吹き付け、体感温度はかなり下がっていたと思う。こんなところに長時間いたくないなと強く思った。一応写真撮影はしたが、みなさんの顔は死んでいる。


そのあと歩いて行くと、風も弱まり時々日も差すようになったので安心した。


9:30 久住山

ガスっていたのであまり感動はなかったが、ピークを踏めてよかった感はある。その後直接避難小屋に向かってもよかったのだが、御池が凍結しているのではという淡い期待があったので御池に寄り道することにした。


10:00-10 御池レスト

池の半分くらいが凍っていた。凍っている半分のほうで、池の上に立って写真撮影をした。なかなかない経験。K林が耐久テストに役立ってくれたが、池の上にいるときに近づいて来られると真面目に怖い。(合計体重が跳ね上がるだろ...)


10:30-11:00 くじゅう避難小屋レスト(雪合戦)

やっと風のない場所でのレストができたので、長めに休む。ここでも雪合戦が白熱する。I本vsK林の動画をA川に撮られてしまったのが悔しい。ちなみに雪と戯れている時にCLは携帯を落としてしまったらしい。はい、馬鹿ですね。


11:35 諏蛾守越

ここら辺で携帯を小屋に落としてきたことに気付くが、三俣山のpistonが終わった後でも取りに行けるなと思いそのまま三俣山に向かう。CLの個人的な動揺でpartyの士気を左右するのもどうかなと思い、諏蛾守に再び戻ってくるまでは黙っておくことにした。言っておいた方が良かったかなとも今では若干思う。


日も出てきて雪が解けだし、地面がかなりぬかるんでいた。普通に不愉快。帰りのことを考えるだけで憂鬱。


12:00 西峰

また写真撮影。ピークを巡っては写真撮影をする作業にも飽きてくる。


12:40 本峰

写真撮影。特に思う所はない。南峰も行く必要性が感じられなかったので南峰は行かなかった。


案の定下りは悲惨な状況だった。北海道の下山を髣髴とさせる。体感に自信ニキ育成コースそのものである。


13:30 諏蛾守付近の分岐

メンバーに事情を伝え、K林と2人で携帯を回収に向かう。小屋周辺で一通り探すが見つからなかったので、拾われたのだろうということで戻ると件のlineが入っており一安心。2人を待っている間、メンバーは雪だるまを作ったりしていたようだった。能天気さに救われた。心配されていたらたまったもんじゃない。


15:00 分岐出発


15:40 法華院温泉山荘CS2着

I岡に天気図を任せ、メンバーは温泉に入りに行く。今思うとゲスい。しかも男子勢はかなりの長風呂をしてしまう。かなりゲスい。


夕飯は酢豚。美味しい。この日はお米も上出来で至福の夕飯となった。この夜はかなり盛り上がったように思う。秘密兵器も次々に開けられていく。この夜の詳細を聴きたい方はメンバーにどうぞ。ただし情報を漏らしたメンバーにはCLが制裁を加えます。


22:00 就寝



3/29 曇り


5:00 起床

バンガローの清掃をしつつ準備。


6:45 出発

序盤は昨日歩いた道をさかのぼる行程なので、特に何も感じなかった。雪が大分溶けているなとは思った。アイゼンを使ってもよかったかもしれない


8:30-45 くじゅう避難小屋レスト

これまでせっせとラムネを配り続けてきたK林をあざ笑うように、A川が怒涛のドライフルーツ配布を始める。最終日に持ってくるあたりあざとい。A川ってこんな計算高かったっけ?と思ってしまった。ホスピタリティのせめぎ合い。


星生山の方はガスっていて微妙だったので、variationルートで迂回。ここら辺は解けた雪が再び凍っていてアイゼン向けの道だったが、同時に岩も多くアイゼンが痛みそうだったので結局つけずに歩いた。


10:30 牧ノ戸峠に下山


下山後はヒッチハイクで車を取りに行き、湯布院でお風呂に入る。体を洗う時のべたつきとかが普段と全然違って、やっぱり法華院温泉って神だわと思った。その後解散し、I岡は屋久島に備え旅立ち、A川・E藤は実家に、残りの3人はI本実家に帰っていった。




屋久島の報告と比べたらかなりテンションが違うなと思ってらっしゃる方もいると思いますが、決してつまらなかったわけではなくとても充実した山行でした。単純に寒くて、メンバー間の会話が不活発な部分はありましたが... 当初想定していたよりもかなり寒く厳しい登山にはなりましたが、これは僕にとってもメンバーにとっても貴重な体験になったと思います。

雪合戦がしたいだの、バンガローに泊まりたいだの、ワガママを抜かしてばっかりのCLに半期ついて来てくれたメンバーには感謝の一言しかないです。屋久島の報告にも少し書きましたが、メンバーがしっかりしていたからこそI本partyはやってこれたと思います。客人の皆さんも含めて本当にありがとうございました。


何はともあれ無事下山できて良かったです。半期お疲れ様でした。メンバーの皆さんのさらなるご活躍を期待してます。