この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。
2016年09月17日
どうも家田です。北海道から帰るフェリーの中でこのブログを書いています。9/11~9/13で合宿代替PWとして十勝岳連峰に行ってきました。メンバーは家田、岩本、岡和田、稲岡、小林です。ダイナミックな景色が楽しめて満足のいく山行となりました。
詳しくは追記にてまずは入山までの流れを時系列に沿って簡単に。
9/6 京都駅で集合して舞鶴からフェリーに乗る
9/7 カードゲームをしながら時間を潰して北海道へ。小樽では沢合宿を終えて北海道に来ていた鈴木のサプライズで出迎えてくれた。
9/8 鈴木を加えた6人でレンタカーを借りて襟裳岬へ。襟裳岬では台風並みの強風を体験した。
9/9 各々、好きなことをしながら旭川へ向かう。一人カラオケする者、留萌本線を乗りに行く者、etc… ちなみに僕は話題の某アニメ映画を見ていた。
9/10 登山口までバスで10分ほどの白銀荘へ。岡和田のザックがパンパンだったので事情を聞くと、毎日の着替えと大量の食料を入れているらしい。荷物を減らす努力をするように注意した。夜はカープの優勝を見届けてから就寝。
そして9/11に入山。
9/11 ガス
始発のバスが遅いので朝は余裕があった。9:24発のバスに乗る。
9:42 入山。
10:15~10:22 安政火口分岐でレスト。霧雨が降っていたのでセパを着る。
この後、クマっぽい影を見たという登山者とすれ違ったので、クマ鈴2個+笛という厳戒態勢で進んだ。
11:18~11:26 レスト
12:20~12:26 レスト。稜線が近くなると風が強くなってきた。
12:38 富良野岳分岐。ガスが濃く、時間の余裕もないので富良野岳ピストンはカット。
13:25~13:35 レスト。
クマが怖いので奇声をあげながら歩く。
14:35~14:42 かみふらの岳
14:55~15:00 レストで冷えたためかCLが腹痛に襲われたのでレスト
15:25 上ホロ避難小屋
なぜか一階が浸水していたので、全員二階に移動した。今回のルートは水場が一つもなく、1人あたり6~8Lの水を運び上げていたのだが、行動中にほとんど水を飲まなかったために余ってしまった。持っていてもしょうがないのでお湯をバンバン沸かして温まる。
17:00 夕食。
みんなエキノコックスにビビっていたので、調理前には手を除菌シートで拭くといった対策を念入りに行った。思い返すと、この日はエキノコックスの話題が多かった気がする。何が汚染されていて、何が清潔かということにやたら気を使っていた。夕食はチキンラーメンだったので調理は簡単だった。稲岡がナルトを雑にちぎって鍋に放り込んでいたのが印象的。
夕食後は例によってカードゲームをする。この日のカードゲームではいろいろな伝説が生まれた。20:00就寝
9/12 晴れ
3:30 起床。とても寒かったが、想定していたよりはマシだった。
5:03 出発。
この日は火口側から風が吹いていたせいで、火山ガスの臭いがしていた。特に十勝岳山頂手前の最後の小ピークから先は臭いが強く、けっこう不快感があった。臭いが強い地帯をできるだけ早く通過するためにペースを速めたので、かなり早く山頂に着いた。
5:59~6:03 十勝岳山頂。山頂付近はほとんど臭いがない。風向きが変わると嫌なので集合写真を撮って足早に出発。
この先は火山礫の広がる荒涼とした風景の中を歩く。まるで違う惑星のような景色。何箇所かガスの臭いがするところもあったが山頂手前ほどではなかった。
6:55~7:04 レスト。
この辺りから普通の縦走路に戻る。
8:02~8:10 美瑛岳分岐。ザックを置いて美瑛岳のピストンに出発。
8:23~8:38 美瑛岳。360°の展望。
8:50~8:58 美瑛岳分岐
この先は石がゴロゴロ転がる急坂で歩きにくかった。
10:15~10:40 美瑛富士避難小屋で大休止。オプタテシケ山へのピストンに出発。
11:32~11:43 ベベツ岳を少し超えたところでレスト。ガスが濃く、オプタテシケまではまだアップダウンがあったので先に進むか迷ったが、せっかくなので行ってみることにした。
12:34~12:54 オプタテシケ山。やっぱりガスで何も見えない…
13:40~13:47 レスト
14:25 美瑛富士避難小屋
オランダ人の2人組に出会う。日本に来てこんなマイナーなルートを歩くのかと感心してしまった。
17:00 夕食。2日目になるとエキノコックスに対する警戒心はだいぶ薄れていた(もちろん必要な対策はきちんとしましたが)。この日は定番の焼きそば。安定の味だった。この日もカードゲームをした後、20:30に就寝。
9/13 晴れ
4:00 起床
5:27 出発
美瑛富士避難小屋からの下りはぬかるんでいてとても滑りやすく歩きにくい道だった。誰が一番こけないか対決をしながら歩いて行った。一回生はよくこける。
6:25~6:34 レスト。
僕と岡和田も一回こけたが、体幹に自信ニキの岩本は一回もこけなかった。
8:54 下山
白金温泉でおじいさんに混じって風呂に入ったあと旭川へ戻った。
とりあえず完成まで持ち込めて、ホッとしています。1日目の天気は良くなかったですが、メインの2日目が晴れてくれたので全体としては良い山行になったのではないでしょうか。特に十勝岳周辺はいつもの縦走路とは全く趣が違っていたので歩いていて楽しいコースでした。
個人山行 大雪山系(姿見駅~旭岳~裾合平~姿見駅周回)へ続く