この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2016年09月04日

古川です。家田の8月の予定のため、完成編のCLは僕がすることになっていました。結果的には入山日がかなり後ろに倒れたため、家田も予定的には参加できました。9/1,2,3に完成編として北アルプスの北穂高~槍を縦走する予定でしたが、色々あって北穂高まで登って、来た道を引き返すことになりました。


31日 晴れ


14:50上高地バスターミナル出発

15:40-45R

17:10横尾(CS0)着

19:30就寝


31日昼に松本駅に集合。集合時刻の前に、家田が体調が優れないと報告してきた。客人扱いであるため、とりあえず様子をみながら横尾までは進むが途中で引き返すかもしれないとのこと。この日はそれ以降は特に問題なく、いいペースで横尾まで歩けた。


1日 晴れ


4:30起床

5:35横尾出発

6:15-30R家田離脱

7:15-25R

8:25涸沢到着

9:10涸沢出発

9:55-10:05R

10:50-11:00R

12:20-30R

12:50北穂高南稜テント場(CS1)着

16:00調理開始

19:30就寝


4:30に起床し、出発準備を開始した。家田は体温を測ったが、平熱だったので一緒に出発することに。歩き始めて少しして家田がレストを要求し、しんどいので引き返すことを伝えてきた。共同装備の分担をし直し、家田と別れた。後に北海道の合宿が控えているし、都合のいいことに家田は客人であったため無理をする必要はないので、妥当な判断だったと思うが、やはり自分としてはpartyの普段のCLが欠けてしまうのは心許なかった。しかし、涸沢ヒュッテまではいいペースで進んだ。大レストをとり、売店と雄大な景色で涸沢を満喫した。涸沢を過ぎると水は1L200円でしか手に入らないので、ここでなるべく水を汲むようにした。重い荷物と日差し、急斜面、石の多い道でここからの上りは大変で、皆疲れているようだった。途中から高山病による頭痛を訴える人もいて、コースタイムより時間がかかってCS1に到着した。このCS1は稜線上にあるテント場であるためスペースが狭く、6テンは張れないかもしれないので注意が必要である。岡和田の高山病の症状が重く、テント場についてからしばらくぐったりしていた。設営が終わってからは各人寝たり北穂高山頂に行ったりしていた。16時前頃か、岡和田がトイレのために小屋へ向かったがなかなか帰ってこない。テントから登山道に座りこんでいる岡和田の姿は見えたので、「景色を見ているのだろうか」とテントで話しながら調理していた。あまりにもずっとそうしていたので何をしているのか大声で問うてみたところ、高山病の影響で体が動かなくなっていたらしい。そのあとテントの方へ1人で歩いてきたが、食欲がないと言って2テンで寝ていた。他の人が食べ終えた後、岡和田を起こして少し夕食を食べさせ、これからのことを話し合った。①2日目は大キレットを通過する予定であったが、体調が悪いなか挑むようなコースではないので引き返して下山すること②高山病だったら標高を下げることが大事であるため、多少体調が悪くても頑張って涸沢までは下りること③行きたい人は早朝北穂高岳で日の出を見てから、ゆっくり無理なく下山することに決定し、就寝した。


2日 晴れ


4:30起床(北穂高へ)

5:50調理開始

7:20岡和田北穂高登頂

8:15出発

9:00-10R

9:50-10:00R

10:45涸沢着

11:30涸沢出発

12:40-55R

13:45横尾着

17:15調理開始

22:00就寝


前日決めたように、岡和田を除く4人は北穂高に日の出を見に行った。岡和田はテントで寝ていたが、調子は前日よりマシなようだった。割と回復していたようだったので、朝食を少し早めに食べ終え岡和田は僕と北穂高のピークを踏みに行った。テント場に戻ると岡和田は少し疲れていたようだったので、他の人たちで撤収や装備の再分担をし、下山を開始した。岡和田も普通に歩けており、難なく涸沢に到着した。涸沢までの道は比較的急なので、涸沢まで無事に下りてこられて僕は一安心した。長めの休憩をとった後、横尾に向かって歩き出した。ここもいいペースで歩け、横尾に思っていたより早く到着した。その後はカードゲームをして楽しく過ごした。


3日 晴れ


5:00起床

6:40出発

9:30河童橋近くのホテルで入浴

11:30上高地からバスに乗車



予定のルートは完遂できなかったものの、北穂高岳のピークを踏めて事故なく下りてこられたのでそれはよかったと思います。家田partyは北海道での最長6泊の合宿計画を出していますが、長くても2泊3日の山行にするようなので、今回の山行が完成編として認められるかが微妙であるという心配は不要であると考えられます。