この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2016年06月06日

鈴木です。ようやくヘクに行くことができました。メンバーはパーティーメンバー6人に加えて顧問の宗里さんの計7人です。私は5回目、宗里さんに至っては7回目のヘクですが、何度行ってもまあまあ楽しめますね。宗里さんには是非ともヘク10回を目指して欲しいものです。


写真


以下追記6/4 土曜日 天気 くもり


4:15 出発

5:30 入渓

5:30~6:40 渡渉練習&入渓地点RF

7:04~8:29 2条8mでランビレ

9:15~10:48 お釜の滝でレスト、ランビレ

10:57 2段12m、右岸巻き

11:24 18m、左岸巻き

11:38~12:00 トイ状5m、へつり大会

12:12~12:18 RF

12:37 RF

12:58~13:04 RF兼レスト

13:16~13:23 赤茶の滝上で水汲み

13:27~14:23 ランビレ練習岸壁でランビレ練習

14:28 RF

14:45~15:00 遡行終了、小女郎が池でレスト

16:06 下山



午前4時にBOXに集合、朝食を摂ったり登山届を書いたりなんやかんやしているうちに出発が15分になってしまった。次はもっと早く出発できるように頑張りたい。出発する頃には空が白み始めていた。さすが6月である。

今回は7人なのでアプローチはレンタ2台。免許取りたての村瀬に運転を任せてみたが、よほど眠かったのか中央線をはみ出しまくって非常に怖い。なので途中のコンビニで運転を代わったりして5時過ぎに入渓地点に到着、準備をして5時半に入渓、1回生にわらじをつけてもらった。

入渓地点周辺は護岸工事が進んでいて、普段渡渉練習をしている場所が使いにくくなっていた。そこで、今回は入渓地点やや上流で渡渉練習を行った。セカンドの小山がATCでビレイ、自分が下流でザイルを持ってトップの村瀬が渡渉、その後村瀬が対岸の立ち木を支点にザイルを固定、中間はプルージックで渡渉、最後に小山がトップロープで渡渉した。渡渉が終わったら入渓地点で1回生にルンゼのRFを指導、RFが終わったらようやく入渓。1回生の二人、お待たせしました。

入渓後は村瀬、小山、杉原、柏本、大柳、鈴木、宗里のオーダーで遡行。水量はいつもよりやや多め。

2条8mはいつも通りランビレ、顧問がフリーで先行しtop指導、CL以外の中間はヘッドオンで登り、最後にsecがトップロープ、secを見届けたらCLがフリーで登る。合図は笛を用いた。topが登り切った後はザイルを上げてしまってから固定する予定であったが、後述する理由によりそれは行わず、ザイルはsecが登る直前に上げた。毎度のことだが中間支点をとるのに苦労していた。下、上共に支点は岩からスリングでとった。ただ、今考えると下の支点はsecのビレイする方向とセルフの方向が90°くらいになっていたのであまりよくなかったように思う。

1.5時間程でランビレを終え、お釜の滝に向かう途中、どこかの滝を巻く途中に小山が斜面で滑り、沢中の岩に腕を打ち付けるということがあった。滑落した高さは身長ほどで、本人も問題ないと言っていたのでそのまま進んでしまったが、後で見てみるとそれなりに内出血していたのでいったん止まっておくべきであった。

少し落ち着いた方が良いという顧問の助言もあり、お釜の滝に到着してすぐにランビレは行わず、少しレストをとった。ランビレは基本的に先程と同じように行ったが、顧問と話し合った結果、杉原は昨年後期にCLとしてフリーで登っており、ランビレの方法も分かっておりフリーで登っても問題ないということになったので、時間短縮のためフリーで登ってもらった。secの支点はカム2個で流動固定分散、topの支点はハーケン1枚、残置ハーケン1枚、カム1個でとった。secが登る直前に中間支点のカムが外れるということがあった。ここでは去年の前期、後期も同じように中間支点のカムが外れるということがあった場所だがなにかあるのだろうか。

2段12mの巻きは下段を直登、上段を左岸巻きしたが、上段の巻き初めの傾斜が結構きつかったので下段からまとめて巻くか、上段も直登するかどちらかにした方が楽な気もする。

18mは右岸巻き。簡単。

へつり大会は宗里さんががトップバッターで颯爽と突破し格の違いを見せつける。次にCLも顧問に倣って格好良く突破しようとするも派手に落ちる。去年楽勝やな!!とか言っていた報いであろう。へつり大会はそこまで甘くなかった。次に1回生ふたりが挑戦するが、どちらも失敗。爪先で立ちにくいわらじだから仕方ない。後期はできるようになるよ。次に村瀬が危なげなく突破、その次が5秒で突破してくれると期待していた大柳大先生だったが、僕がホールドを破壊してしまったためか2分ほどかかって突破、最後に濡れたくないと終始水を避けていた杉原も楽勝でクリア。結局上回で失敗したのは自分だけであった。非常に情けない。

その後は特に何事もなくランビレ練習岩壁に到着。ここで1回生にハーケンの打ち方を教え、ついでに上回も打って遊ぶ。ランビレはtop、sec、柏本だけで助言無しでやってもらったところ、小山がtopのビレイが完了する前に登り始めようとしていた。これはかなり大きな問題なのでpart2ではしっかり修正して欲しい。それ以外はあまり大きな問題はなかった気がする。

遡行終了は14時45分、遡行時間はおよそ8時間であった。コースタイムが7時間半なので、前期であることも加味すればまあこんなもんだろう。小女郎が池で15分ほどレストし、恒例の水切りなどをして遊ぶ。

いつも迷っている下山も今回は特に迷うこともなく16時に駐車地点まで戻ってきた。沢装備を解除していると、村瀬がなにやら叫んでいる。何かと思えばヒルに食われたらしい。ヘクでヒルに食われるとはご愁傷さまとしか言いようがない。

その後一旦BOXに帰り、打ち上げは車で上賀茂のMKボウルにある550円で食べ放題の店に行った。値段相応のものがたらふく食える。杉原と村瀬のプレートが茶色一色だったのが印象的。食べ終わった後レンタの返却が間に合いそうだったので急いで五条に向かい、閉店2分前に無事レンタを返すことに成功した。


遡行やランビレにはそこまで大きな問題はなかったように思えます。1回生も頑張ってtop村瀬に付いて行くことができていたのでいい感じです。ただ、小山が斜面で滑って腕を打ち付けたこともあり、絶対に無理はしないでもらいたいですね。これからは落ちたら大事故という場面も多々出てくると思うので。

CLとしては小山が滑落したときに一旦止まらなかったことが反省点です。よく言われるように、けがをした直後はあまり痛みが出ないということもあり、落ち着かせる意味も併せて本人が大丈夫と言っていても一度レストを取るべきだと思いました。


ランビレの際にザイルを上げずに中間が登った件について。

以前の役員会で、トップが上がった後ザイルを上げてから中間が登るシステムにした方が効率が良いという指摘があり、今回からそのシステムを採用するという話になっていましたが、今回はそれを行いませんでした。

理由としては、最初の方で支点を取ることができず、ザイルを張って固定したときにザイルがかなり高い位置に張られてしまい、中間が登りにくい、もしくは登れない可能性があったためです。本来ランビレでは登り始めほど支点を多く取るべきなので本来このようなことは起こらないはずですが、今回は取れる支点が少なく、このような事態になってしまいました。今回は上から下の状況が見え、顧問とコミュニケーションが取れる状況だったため問題はありませんでしたが、もし下が見えず、声の通らない場面でこのようなことになった場合はかなり大きな問題になるように思われます。解決策は①topがザイルを上げてしまっても中間が登れるように支点のことを意識しつつ登る、②中間が登るときもザイルは下に残しておき、下で調整できるようにする、のどちらかだと思います。先に上げるか後で上げるかは統一するべきなのでどちらにするか話し合って決めようと思います。意見のある方は是非コメントをお願いします。


この記事へのコメント

従来どおり最後にザイルを上げる方が良いと思う。先のルートが見えないところで最初にザイルをあげてしまうと今回のようなことが多発すると考えられる。さらにメリットとして効率が良くなるとあったが、特に効率が良くなるとも思えない。

あとヘクには昔からヒルがいるぞ。nmtさんがトラウマになったのもヘクだった気がする。

Posted by ハッピー at 2016年06月07日 12:54

 最初にザイルを上げたほうが基本的に効率的になると思う(長くなるのでここでは省略する)。

 今回高めに張られた理由がよくわからないがセカンドがかなり離れていたためだろうか? ザイルの流れについてはセカンドの位置次第で調節できることが多いと思う(詳しくは省略する)。沢のリードクライミングでは基本的にセルフビレイがいらない場合が多い。


 省略した部分はまた会った時にでも。


 ちなみにヘクのヒルは10年くらい前から出現しだしたみたい。

Posted by 木戸 at 2016年06月07日 19:09

>ハッピーさん、木戸さん


意見ありがとうございます。参考にさせて頂きます。役員会の後にでも沢面の間で話し合ってどちらにするか決めようと思います。

Posted by s木 at 2016年06月08日 16:17