この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2016年05月24日

今期沢面のCLを務める鈴木です。皆様よろしくお願いします。

今期は新たに新入生の小山、柏本の2人を迎え入れ、また様々な事情により岡和田が抜けたので6人で活動することになりました。

さて、今期も例年通り金毘羅をこなし、早速ヘクに行こうとしていたところに新入生の保険が間に合わないことが発覚し、開幕早々ひどい出落ちとなりました。結局保険の適用開始は6月からとなったので、日帰りの縦走の保険に入って先に藪に行ってしまいました。せっかく沢に入りたいと言ってくれた新入生に対して一回も沢に行くことなく藪に行かせてしまうことになり大変申し訳ない。でも藪にさっさと行くことはメリットしかないので罪悪感を感じながらも藪に行く決断をしました。実際に藪もまだそこまで育っておらず、今までで一番楽だったように思います。

詳細は追記にて。


金曜20時にBOXに集合。各自夕食を食べてから集合ということにしていたので杉原と、たまたま遊びに来ていたK村さんと一緒に夕食を食べに行こうと百万遍に差し掛かったところで買い出しを終えて夕食を食べようとしていた村瀬と柏本に遭遇したので合流、これまた偶然交差点の向かい側にいたM里さんも巻き込んで某金曜に100円引き券をくれる食堂で夕食を摂っていたら集合時間に遅刻した。大柳も同じく遅刻し、定刻集合できたのは小山のみと不安を感じさせる。

結局20時半にBOXを出発し、湖西道路を使って夜叉ヶ池までアプローチ。シエンタを借りようとしていたらハイブリッドシエンタが回ってきたのですこぶる快適だった。GWに免許を取った村瀬にも運転してもらう。愛知県民とは思えないほど慎重な走りであった。まだ夜叉ヶ池は山開きしていないので通行止め地点に23時20分に到着、そこで0付。3人がテント、3人が車中泊。


5/20 (土) 天気 快晴

4時に起床、テントを撤収して4時40分に出発。去年と同じくまずは7㎞の林道歩き。これが地味に辛い。

6:04 夜叉ヶ池登山口

6:09~25 徒渉地点で水汲み&レスト。去年岡和田が撤退騒ぎを起こした地点。今年も橋は落ちていて、村瀬、小山、柏本は靴を脱いで、それ以外は飛び石伝いに徒渉した。

7:44~8:21 夜叉ヶ池でレスト。去年苦しめられた雪渓は全く残っていなかった。集合写真を撮ったり池を見物したり。電波が通じたのでblogで過去の記録でも見ようとしたところで臨時役員会の報告を忘れていたのを思い出し急いで書く。

ここから三国岳までは結構しっかりした踏み跡があるが、時々錯綜する。ちなみに踏み跡を外すと完全に藪なので踏み跡は多少苦労してでも探したほうがいい。

?~9:40 どうも踏み跡を外してしまったようなのでRF。曲がる箇所で進み過ぎていたようなので戻って復帰する。

10:39~10:49 レスト。踏み跡はしっかりしているのになぜか全然ペースが上がらない。

11:51 三国岳山頂。コースタイムが夜叉ヶ池から1.5時間の所を倍以上の3.5時間かかっていてかなり焦る。しかも皆入藪までの水の量が充分でなく、藪が始まる前からかなり疲弊している。

12:07 入藪。藪の濃さは奥美濃の標準かそれ以下との情報だったが実際は標準未満であろう。今まで経験した中で最も簡単だった。さらに時々踏み跡まである。尾根の上に踏み跡が登場するたびに大柳が「北海道新幹線開通!!」とか「ハイウェイ!!」とか言ってたのが印象的。

13:12~13:22 レスト。

14:13 左千方。三角点も確認。東向きの尾根を確認し、そのままレスト。ここ以降少し藪が濃くなるが、それでも奥美濃の標準程度かそれ以下。

15:11ころ 左千方の先の南南西の尾根をRF。

15:23~15:35 1km地点を少し超えたあたりでレスト。

16:38~16:48 レスト

時間不明 主稜線から外れる場所でRF。このあたりから日暮れ前にCS1にたどり着けるか怪しくなってきたのでテン場になりそうなところを探しながら進む。

18:06 CS1の手前の広い台地上の場所に平らなスペースがあったのでそこをCS1とした。藪恒例、夕食の焼そばを食べ、秘密兵器を開放して就寝(時間不明)。


5/21(日) 天気 快晴

3:00 起床。朝食の米を炊くが明らかに多い…なぜなのか考えていると食当の小山が米の量を炊飯器で計っていたいたことに自ら気付く。炊飯器のラインは当然水を入れた時の量だから、つまり炊いた米は7合という事になる。そりゃ多いわけだ…。残ったら昼食にしようと各自適当に食べていたらなんと全部食べ切った。めでたしめでたし。

4:38 出発。

5:49~6:08 CS1の先にあるピークでRF、そのままレスト。

6:52~7:28 P1116でRF、そのままレスト。出発しようとしていたところで小山がコンパスをなくしたことに気付き捜索するも見つからず。

8:05ころ 1116と大樽尾の間のピークでRF。

8:29~8:39 レスト。

8:53 大樽尾。三角点を確認し、北向きの尾根をRF。

9:43~9:53 レスト。このあたりから藪の濃さが北山に毛が生えた程度になる。

10:59~11:10 レスト

11:25 P911でRF。ここでtopを大柳に交代。

12:11~12:21 レスト。topを村瀬に戻す。

12:47 下山。ここから駐車地点までが地味に面倒くさい。

13;30 駐車地点。道の駅ふじはしの温泉で汗を流し、帰りは鯖街道を通って18時過ぎには帰洛。その後さとのやで打ち上げをして解散。



1日目はどうなることかと思いましたが、2日目は無事ほぼコースタイム通りに下山することが出来ました。1日目の行動時間が伸びてしまったのはやはり三国岳までの踏み跡がついた藪でスピードが上がらなかったのが原因だと思います。沢の下山とかでも踏み跡を伝っていくことは結構あるので、そこで時間を食わないようにしたいですね。

上にも書いたとおり、藪は薄いしおまけに天気が良かったから尾根も見えるしでかなり簡単な山行でした。大柳はこんな簡単な藪で焼肉なんか行っていいのかと言っていましたが、実際そのくらい簡単でした。おととしのPWの時には沢山いたらしい毛虫も全然いなかったです。日が強く、今回最もつらかったのはむしろ水制限でした。おかげでかなり日焼けして、普段とは違う理由で温泉が痛かったです。

topの村瀬は尾根を避けることが多かったのでもう少し尾根を意識して歩いてほしいですね。RFに関してはそれほど問題ないように思います。あとはもう少しコンパスを見ながら方角を意識しつつ歩けるようになればbetter。1回生は水制限はなかなか辛そうにしていましたが、体力的には大丈夫そうでした。一度自ら進んでRFしてくれたのでこちらとしては頼もしい限りです。藪中の移動がもう少し早くなるといいけれど、これは慣れの問題でしょう。

反省として、もう少し記録を詳細に取るべきだったかなと思います。次回以降頑張ります。


来週はまだ保険が適用されないのでヘクに行くのは再来週以降になります。従って来週はオフなので個人山行でも行くか、引きこもってレポートでもやるか…