この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2015年09月07日

こんにちは、O田です。

F田、M嶋と8月19、20日に富士山に行ってきました。

F田企画&CLなのですが、O田の写真upのついでに報告というか感想をば。記録とか取ってないので、僕が覚えてる限りで書きます。正確ではないかもしれませんがあしからず。


続きは追記をどうぞ。当初は6人で行く計画だったのですが、なんやかんやで3人になりました。


8/18

18きっぷで静岡県御殿場駅までアプローチ。15時京都駅発、22時半御殿場駅着。7時間半。遠い…遠いよ……。歩いて約30分のネカフェに宿泊。11時頃就寝。


8/19 曇り

御殿場駅7時発のバスに乗って五合目登山口へ。登りは須走ルートといい、ちょっとマイナーなルートらしいです。その分静かな登山が楽しめるはず。

登山口にはお店が並び観光気分です。バスで相当標高を上げているので、すぐに登り始めると高山病にかかりやすくなるらしいため、1時間ほど休憩。ちなみにここの標高は1970mで大峰八経ヶ岳より高いです。お店のおじさんが名物きのこ茶をサービスしてくれました。が、F田はきのこ全般だめだとか。初耳。

9時、入山料1000円(任意)を払って出発。最初こそ階段や神社があり観光チックでしたが、途中から樹林帯をひたすら登ります。予定行動時間は5時間ぐらいなので、ちょいちょいレストを挟みながらちんたら登ります。団体客を抜かしつつ6合目の小屋へ。あれ? まだ6合目? なんだよけっこう大変じゃん… 観光気分で来てたのでしんどい。そもそも60~70Lザックで来てる人なんてほとんどおらず、みんな20~30Lザック。ぼくら浮いてます。 水なんて買えばいいと思って2Lくらいしか持ってこなかったO田と、高い水をわざわざ買いたくないとたくさん持ってきたM嶋の間で荷物配分したうえで出発。

 ここから先しばらくは曇りで景観もなく、つぎの小屋を目指してやや単調な道を登り続けます。あたりまえなんですが、普通の縦走と違ってえんえんと登りが続きます。しんどいなぁ。7合目あたりからようやく晴れ間がでてきて、雲海が見渡せました。いいかんじ。どこでも周囲を見渡せるのが富士山のいいところですね。しかし、この辺から道が柔らかい砂になって非常に登りにくい。次の小屋が見えるくらい小屋と小屋は近いのに、ぜんぜん着かない。はぁはぁ、すげーしんどい。ちょっとなめてました。出発前は、富士山? 日帰りでぱーっと登って下りてくればいいじゃん、とか思ってたんですが、一泊二日で本当に良かった…。

 やっとの思いで宿泊予定の小屋に到着。15時過ぎ。なかなかきれいな小屋でしたが、宿泊なのにトイレ1回ごとにお金取るんですね…。ちょっと眠ってから調理開始。メニューはF田考案の坦々麺鍋。エバラ坦々だれで小松菜、ねぎ、ペミ挽肉を煮込み、中華めんを入れて完成。とっても美味しそう(実際美味しかったです)が、麺を6玉も入れたのでお腹は爆発寸前。M嶋から不安の声があがっていたのに、上回生ズが謎の強気で麺を全部ぶちこんだので大変な思いをしました。夜景はまあまあ見えました。19時、畳半畳くらいのスペースに詰め込まれ整列した芋虫みたいになって就寝。大変寝苦しかったです。


8/19 雨のち曇り

 昨晩はF田が、今朝はO田が頭痛に悩みましたが、M嶋より薬をもらって回復。ありがとう。2時半起床、3時過ぎ出発。僕らも御来光を見る気で出発しましたが、本当に見たい人達はもっとはやく出発しているそうで、小屋を出てすぐのところで行列ができてました。ヘッドライトが列になってきれいです。あいにくの雨で御来光なんて拝めそうにないのに、みんな並ぶので遅々として進みません。動かないから寒い…。けっこうな苦行でした。寒そうにふるえてたり辛そうに立ち止まっている人たちもちらほら。途中からは早い人の列とゆっくりな人の列に分かれていて、これ幸いと飛ばしていったらM嶋をばてさせてしまいました。反省。

 なんとか日の出前に火口付近につきました。人でごった返すなか簡単にお参りをして休憩所へ。あまりに寒かったので湯を沸かしてF田が持ってきたホットティーを一杯。はぁ…いきかえる~。霧で何も見えず、休憩所で外がぼんやりと明るくなっていくのを眺めていました。

 お鉢回りをしながら最高峰へ。あまり距離はなかったですが、雨でやや辛かったです。山頂はちょっとそっけないかんじでしたが、ここが日本で一番高いところかぁ、と少し感動しました。記念撮影をして下山へ。

 下山は御殿場ルートといい、これまたややマイナーなルートですが、大砂走りと呼ばれる細かい火山灰の砂道を走って下るのが目玉です。バスに間に合わせるため頑張って岩岩した道を下ります。7合目過ぎから5合目前まで大砂走りで、本当にずーーっと黒い火山灰の道が続いています。何キロあるんでしょう。小雨だからいいけど、晴れてたら土埃すごいだろうなぁ…。必ず足が沈むので、斜面では自然と走ってしまいます。おおー、進む進む。F田は楽しそうに爆走してました。前から霧が迫ってきてその中を走るのはちょっと怖かったですが、だいたい走ったおかげで余裕でバスに間に合う時間に無事下山しました。

 天候には恵まれませんでしたが、楽しい富士登山でした。おつかれさま!