この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2015年06月21日

どうも2回のH瀬です。このたび6/20~21で八ヶ岳に行ってきたので報告いたします

アプローチ

19日16:10分発梅田阪急三番街高速バス乗り場22:30頃茅野着そこからファミレスで夜明かし8時40分茅野発のバスで美濃戸口へ

本来なら京都深草からの高速バスがあるのですがどうやら人数が少ないと当日に券を買うと深草には止まってくれないようです。また、調べてみてわかりましたがハイシーズン以外の八ヶ岳のアプローチはかなり不便です。


行程

1日目6/20曇りのち大雨

9:19美濃戸口入山

9:59-10:04美濃戸山荘

11:33-11:38行者小屋手前ヘリポート

11:43-11:47行者小屋

12:33-12:36阿弥陀岳手前分岐

13:03-13:40阿弥陀岳山頂

14:03-14:08阿弥陀岳手前分岐

赤岳を目指すが14:17やる気が萎えたので引き返す

14:50テント場CS1


2日目6/21晴れのち雨

3:08起床

4:25行者小屋発

5:05-5:10地蔵の頭(ザックデポ)

5:35-5:50赤岳山頂

6:05-6:09地蔵の頭

6:43三叉峰

6:52横岳最高峰

7:36-7:53硫黄岳山頂

8:05赤岩の頭

8:44-8:49赤岳鉱泉

9:50-10:13美濃戸口山荘

10:50美濃戸口下山


コースタイム/エアリア2015

1日目

40/1:00

1:39/2:30

46/1:00

27/25

23/20

33/50

2日目

40/1:25

25/45

15/25

34/45

9/10

44/50

12/15

39/1:20

1:01/1:30

37/50


これよりこの山行を振り返ります

1日目

上空に寒気が入ってきており午後から雷雨との情報があったのでアルプスのように16:00までにテン場についておく方がよいと考えていました。そのために12:00行者小屋をめどにかなり早足で行動しました。初めの方のコースタイムをかなり縮めてるのはそういう理由です。12:00前に到着できたので阿弥陀岳と赤岳を目指すことにしました。しかしながら多少無理をしたのと標高の影響で阿弥陀岳手前で少しバテました。阿弥陀岳はなかなかの岩場でザックを背負ったまま行ったことを後悔しました。山頂は悲しきことにガスっており念願の初山コーヒーも微妙な感じに終わりました。(コ◯コーラも持って行ったけど期待通りのことが起こらなかったのでここでは書かない)阿弥陀の帰りは注意が必要で、自分は間違って南側の谷に入りかけてしまいました。急斜面で非常にガレていて危険だったのでガスっているときは要注意です。先ほどの分岐に戻り赤岳に行こうか迷ったのち一応行く決意をしたもののものの5分で手のひらくるー。言い訳すると2日目に行くつもりだったし、天気もよくなかったし、、、そうこうしながらテン場に到着。人がごった返していた。引き返してよかったと思ったのは16:00頃から強い雷雨が発生した時でした。目の前に何発も落ちて死ぬ~死ぬ~っと思っていましたが、あまりにも長く(1時間以上(それ以降記憶ない))続いたので、もはや諦めて寝ました。バケツをひっくり返したような雨だったにも関わらず一切浸水してこなかったのでテントってすごいなと思いました。

2日目

昼前から雷雨の予報があったため早め早めの行動を心がけた。真夜中に目覚めのコーヒーを飲んだために寝不足気味で起床。夏至の頃だからか3時の段階で若干空が明るかった。一人なのに出発に1時間以上かかったのは痛い。5時前に稜線に出たがもはやお日様は仰角5度ほどの位置にいた(なんて日の出が早いんだ!)。非常に転機がよく素晴らしい雲海が広がっており、赤岳、阿弥陀岳、硫黄岳まで一望できた。地蔵尾根(北側)から赤岳への稜線は比較的緩やかで岩場っぽくなく比較的行きやすかった。対して南、西側は非常に高低差があり行くのはなかなか覚悟がいるだろうなとおもった。赤岳でも好天に恵まれ念願のシチュエーションによる山コーヒーを実現できた。ここで出会った3人組のパーティは昨日の16:00に赤岳付近の稜線上にいたらしくひょうに打たれながら目の前に雷が何度も落ちたらしいです。恐怖ですね。デポ地に戻り本格的な稜線歩きが始まります。横岳付近の岩場はなかなか登りごたえがあり、劔岳の前座としては充分かなとおもった。この辺で超(長?)大人数のガイド登山客が鎖場でもたつき渋滞。別団体同士連結しちゃっているような状態だった。あの辺は新入生にとって岩場の場数を踏むにはちょうどいいと思う。Part2とかPWで来たらいいのになぁ。もたもた歩きながら硫黄岳へ。広い山頂だなと思っていると、南東側に絶壁があり生々しい火口跡が確認できた。このあたりで雨が降り出しできた。ちょうど稜線から降りるところだったので、この時間帯にやってきた不運な登山客とお別れを告げ勝者の気分で帰途についた。道中雨がひどかったので折り畳み傘を使ったがこれがかなり効果テキメンだった´д` ;(ストックだって転けたら危ないやん?)赤岳鉱泉の温泉にも入れる時間的余裕があったが、入らずスルー。北沢の増水も心配は要らないレベルだった。個人的には南沢より北沢の方がまだ面白かった。どこからともなく始まる林道歩きが辛かった。下山と同時に温泉へ500円。11時台は人が少なかったが、12時を越えると人で小屋がごった返した。帰りは行きの反対。


感想

久しぶりにちゃんとした縦走をしたという感じ。当初ずぶ濡れ山行を予想していたが行動中は比較的天気が良くメインのところでしっかり勝利したのでこれ以上いうことはない山行だった。

1泊分装備で十分疲れてしまったので9月の長期山行が少し心配になった。ザックで岩場はなかなか辛いものがあり、今度の劔はピストン装備で行くべきだと感じた。ハイシーズンではないにせよ6月でも八ヶ岳はかなりの登山客がいた。特に大学生高校生のテント泊小屋泊パーティを多数目撃した。また、いわゆる山ガールなる人々も多く散見され風景よりそっちに…いやなんでもない。また、行者小屋の受付の女性が美人だった。以上全体として非常に満足させてもらえた山行だった。6月にいける数少ない高山であるので是非行ってみてはいかがだろうか。