この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2015年04月06日

M里です。3月28日から4月2日までの5泊6日で西表島の海岸歩きを行ったので、報告します。メンバーはM里、S原、S木、T橋、M崎の5人。天気に恵まれ非常に楽しい山行になりました。それまでのごたごたも忘れてしまうほどでした。まさに終わり良ければすべて良しです。詳細は追記にて。

写真:http://photozou.jp/photo/list/2619556/8595495


3月28日 曇りのち晴

9:05 南風見田浜。入山。のはら荘の送迎サービスを利用。途中の製糖工場で黒糖をいただく。

10:17~10:27 レスト

10:38 別れ浜

11:28 大浜【CS1】

大浜に着くと、暑かったので早速泳ぐ。サンゴがきれい。日差しが強く、この日だけでかなり日焼けした。S原の秘密兵器の紙パックココアがザック内で破裂して惨事を引き起こしていた。S原はこのココアとホットケーキミックスとバナナで得体のしれないものを生み出したが、食べるともちもちでおいしかった。夜は焚き火をして寝る。


3月29日 快晴

5:30 起床。満天の星空。外寝をしたM崎は大正解だった。

6:58 出発

8:02~8:30 クイラ渡り入口。レスト。M里とT橋の2人でクイラ渡りで越える岸壁を見に行ってみる。波が高く突破は厳しそうだった。2匹のヤギに遭遇。

9時ごろ クイラ渡りにて一度道を見失い、15分ほどで道に復帰。

9:50~10:00 クイラ渡り出口。レスト。

10:35 鹿川【CS2】

S木が鹿川の水場でリュウキュウイノシシの親子連れと遭遇。少し休んだ後、鹿川の西の方で泳ぐ。鹿川はリーフがすぐ近くで切れて深くなっている。泳いでいて中々楽しい。T橋が銛で細長い魚を突いた。調べた結果、ヤガラという魚だった。刺身と煮つけで美味しくいただいた。この日も焚き火。S原の焼バナナは大成功だった。O路さんの差し入れを解放した。美味しい日本酒をありがとうございます。


3月30日 曇りのち晴

6:00 起床   7:20 出発

8:18~8:28 落水崎の少し先でレスト。ここから先に進むと岸壁が現れ、リーフを歩く。波が高かったので少し苦労した。

9:06~9:20 危険個所。去年と同様、波が強く水際は通れなかったので上の岩場から行った。ザックを補助ザイルで降ろしてから空荷でクライムダウン。

10:08~10:18 水場でレスト。

10:57~11:12 ウビラ石。レスト。

11:32~11:42 幸滝。レスト。今回はスルー。

12:12~12:22 レスト。かなり暑かったのでレストを多めに取った。

12:25 パイミ崎。問題なく通過。

12:40 ヌバン崎。問題なし。

12:48 ヌバン【CS3】 着く手前で腰まで海に浸かる。浜には見覚えのある影が…

この日は行動時間が長く気温も高かったので、体力的にかなり厳しかった。ヌバンに着くと麻雀中のM戸さん、ハッピーさん、O路さん、Yさんが迎えてくれた。僕たちはとりあえず泳ぐことにする。ここまでの浜もきれいだったが、やはりヌバンは抜群に素晴らしい。サンゴも魚も多く、水の透明度も高い。ヌバンの美しさに感動しながらしばらく泳ぐ。上がってからは昼寝をしたり麻雀をしたりして過ごす。この日の夕食は秘密兵器ポトフ。無難に美味しいものが出来上がった。T橋が持ってきたトマトがいい働きをしていた。夜は9人全員で1つの焚き火を囲んだ。疲れ切った僕たちに潤いをもたらしてくれた、楽しい一夜だった。


3月31日 晴

晴れ沈の日。早朝、ヌバンを出発するハッピーさんたちに別れを告げる。10時過ぎから早速泳ぐ。寒くなったので昼から焚き火で暖をとる。午後も泳ぐ。M崎が3匹、M里が1匹の魚を突く。しかしM崎が突いた1匹はM里の不注意で逃げてしまった。申し訳ない。3匹を煮つけで食べた。どれも美味しい。夕方、T橋はヌバンに置いてあったフィンを初めて使って潜っていた。その潜りやすさにテンションが上がったT橋は、戻ってくるなり突然「2沈しませんか?」と発言。反対する人は誰もいないので2沈することに決定。船浮発の船とバスの時間を考えると、網取湾の危険個所を干潮時に通過していたらその日中にのはら荘に戻れくなくなる可能性があったので、Short Cut 3で網取を回避することにする。夜はもちろん焚き火。


4月1日 晴

2沈目。この日も泳ぐ。午前・昼・夕方の3回泳ぐ。T橋はウツボと銛で格闘していたが、惜しくも逃げられた。この日はT橋が1匹、M崎が1匹、M里が2匹の魚を突いた。煮つけで美味しくいただいた。最後の夜なので皆が持てる秘密兵器をすべて出し、焚き火を囲んだ。月が明るかった。ヌバンで沈を満喫するという今期の目標を果たせたことになる。感慨深い。


4月2日 曇りのち晴

5:00 起床

6:30 出発。この日の満潮は6:15、干潮は12:09。

6:43 ヌバンの少し先の危険個所。波が穏やかだったので特に危険は感じなかった。へつって突破。

7:14 崎山集落跡。崎山湾は腰より少し下くらいの潮位だった。海に浸かりながらゆっくり歩く。

7:35 ウボ川河口。Short Cutを使う。ウボ川のルンゼを詰め上がり、分水嶺に出るとテープと道を発見。そこからは道をたどる。ゴルジュを高巻く道を通り、アヤンダ川本流にぶつかる。アヤンダ川の左岸の道を進んでいたが、途中で見失ったので、川まで下りてマングローブの中を歩いた。

9:50 アヤンダ川河口。Short Cut終了。

10:12~10:27 ケイユウオジイとシロの浜。レスト。

10:52 西山林道入口。ハッピーさんの情報により、今年は見つけることができた。

11:18 西山林道出口。テープをたどった。あっさり抜けられたので拍子抜け。

11:42 イダ浜。下山。

下山後は12:50の船で船浮から白浜へ。バスへの接続が悪く、3時間ほどの暇ができてしまった。レストラン白浜で昼食を食べてから、お菓子屋さんの無人フリースペースでアイスを食べたり本を読んだり昼寝をしたりしてのんびりと過ごす。16時台のバスで大原へ。のはら荘に着くと、お茶とサーターアンダギーが用意されていた。疲れきった心身に沁み渡った。野宿をするというT橋と別れ、残りの4人はのはら荘で1泊した。


3日は朝食をいただいた後、のはら荘に別れを告げて石垣へ向かう。のはら荘では、おばちゃんの体調が優れない中、宿泊の日程が不確定だったり森林事務所へ僕たちの代わりに行ってもらったりするなど多くのご迷惑をおかけした上、たくさんの温かいおもてなしをいただき、感謝してもしきれません。本当にお世話になりました。ありがとうございます。

石垣では自由行動。皆お土産を買ったりしていた。18時に集合して、にまいやというお店で打ち上げ。食べ放題だったので島料理と思われるものを次々と注文した。ちょうどO田partyの屋久島合宿も打ち上げだったらしく、よく分からない電話がかかってきたりした。T橋は再び野宿。他は美ら宿泊。

そして4日。飛行機で石垣を発つ。長い長い旅だった。思えば3月18日からずっと沖縄にいたのだ。非日常が日常と化したかのような錯覚まで覚えてしまっていた。京都に帰り、満開の桜を見たときの衝撃は忘れない。いろいろとあったけれど、全てを振り返ると楽しかったということができる。パーティーメンバーをはじめ、関係者の皆さんに感謝を申し上げたい。