この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2014年11月18日

M里です。11/15~16に、完成編として台高の銚子川光谷に行ってきたので報告します。左又下降&右又遡行です。天気は2日とも快晴でしたが、寒さには悩まされました。メンバーは僕、S原、S木、T橋、M崎の5人でした。

写真:http://photozou.jp/photo/list/2619556/8471406


11月15日(土)

前日の夜8時半にBOXを出発し、12:30ごろ大台ヶ原駐車場着。気温はかなり低く、風が吹き荒れていた。建物の横にテントを張って風を避ける。それでも寒い。寒さで眠れずに何回も起きた。このときから本気で撤退を考え始める。

5:00 起床。寒すぎて誰も動きたがらない。沢は中止して個人山行で大台ヶ原周遊でもしようかという案も出る。話し合いの結果、沢装備を持ってとりあえず尾鷲辻まで行くことにする。

7:10 入山。水たまりは凍っており、霜が積もっている場所もあった。皆のテンションは下がる一方。

7:40 尾鷲辻。コブシ嶺まで行くことにする。尾鷲辻からの下りで道を見失う。尾根に乗って下ると堂倉山の手前で道に合流した。これ以降の道は明瞭。

9:10~9:20 レスト。西から強烈な風が吹いてくる。寒い。この後間違えて北西向きの尾根に入りそうになったが、気づいて立て直し、地倉山への正規ルートをたどる。

10:01 コブシ嶺。展望が良い。でも吹きさらしで寒い。風の音が台風並みのすさまじさで少し怖くなる。

10:16~10:40 下降開始地点。レスト。キツネに遭遇。入渓する。S原は入渓することはないと思っていたようで、下に普通のズボンをはいてきていた。谷に入ると風はやんだ。

12:15~12:25 レスト。下降においては特筆すべき点はなかった。頑張れば足も濡らさずに行ける。風がなかったので暖かかった。

12:43 CS1。快適。暇なのと寒いのとで14時半くらいから焚き火を始める。おでんは美味しかった。20時前に就寝。


11月16日(日)

4:30 起床。前日ほどは寒くなかった。なにより風がなかったのが大きい。

6:08 出発。まだ少し暗い。

6:41 行合。左をへつる。

6:52~8:11 3段40m滝の巻き。右岸のルンゼを少し登った後、右の岸壁を登る。岸壁はこんぴらのY縣レベル。尾根に乗り見晴らしのいい小ピークに出たあとは、30m滝の右岸のルンゼに向かって急斜面をクライムダウン。

8:25~8:35 30m滝上でレスト。30m滝は右岸巻き。

9:02~9:24 光滝100m。撮影した後、T橋は右を、他は左を直登。右は高度感があり、見ていてヒヤヒヤした。左は簡単。途中で合流し、皆で左を登り詰める。

9:25~9:55 光滝のすぐ後に3段60mナメ滝(2段40m+20m)が現れたので巻いた。1段目は左岸のブッシュを登る。2段目は歩いて通行できると遡行図にあったが、ナメで滑るのが怖かったのでブッシュの中をそのまま歩いた。3段目は右岸巻。高度感のあるトラバースといった感じ。

9:55~10:08 ナメ滝のすぐあとにゴルジュと12m滝・15m滝が現れる。右を登って巻いた。

10:30~10:40 奥の二又。レスト。CS適地。

11:35~11:45 遡行終了。レスト。

13:07~13:17 レスト。堂倉山の手前の広い平坦なところで道を間違えそうになる。T橋に助けられた。

13:55 尾鷲辻。堂倉山を巻いた後の登山道は分かりずらい。前の方に人がいたので比較的簡単に道を見つけられた。最後は人も道も見失ったのでとりあえず稜線へ出た。尾鷲辻のすぐ西側に出てきたのでそのまま駐車場へ向かう。

14:22 大台ヶ原駐車場。下山。


温泉に寄って、途中で自宅生のS原を降ろし、21時ごろBOX着。打ち上げは後日。



・駐車場は吹きさらしで尋常じゃなく寒かったが、沢に入ると風がなくなったので快適に遡下降ができた。

・CS1は快適。焚き木はいくらでもある。

・縦走路のR.F.が難しかった。踏み跡とテープに惑わされないで、地図を見て冷静に道を探すことが必要。

・今回はザイルを出さなかったので時間を短縮できた。

・今期はコースタイムと体力的に厳しい山行が多かったので、完成編を無事終えられた喜びは一入だった。西表を思いっきり楽しみたい。