この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2014年07月06日

14/07/05 メンバー:M里、T橋、N本 早朝発日帰り

天気:曇りのち晴れ 水量:多め


N本です。先月は上多古川の本谷に行きましたが、今週は上多古川の支谷である矢納谷に行ってきました。

矢納谷は支谷ながら、急峻な地形に大岩が詰まったような渓相と、昇龍の滝を始めとした大滝のあるスケールの大きい谷でした。

植林小屋で遡行を打ち切るまで楽しい滝が続き、下山路の悪さを差し引いてもオススメの沢です。

京都からのアプローチが早い所もいいですね。


以下記録


7:25 駐車地を出発

 朝の4時BOX発で先月と同じ広場に駐車。途中、入山連絡を忘れて林道を往復したりした。

7:48 矢納滝上

 山の神が祀ってある祠を通りすぎて仕事道を辿って矢納滝の上から入渓。矢納滝は15m飛瀑くらいの美しい滝だった。

8:34 昇竜ノ滝

 ここまでは5mくらいのシャワークライムや2段10mのキレイな滝があり、最初から楽しい。T橋が通るルートは渋い直登だったりシャワーをもろにかぶる直登だったりとマニアックだった。途中、遡行図で朽ちたハシゴとある所を通ったがハシゴはそれほど朽ちてはなく、上にも新しい残置ロープがあった。昇龍の滝は両岸が岩壁に囲まれた40mくらいの大滝で迫力がある。

8:50~55 巻き終了レスト

 昇龍の滝の巻きは少し戻って左岸のルンゼから巻く。少し登ると仕事道と合流して、それを使って簡単に巻ける。昇龍の滝上は平和な雰囲気となり、少しの間河原歩きとなる。

9:23 赤ナメクチキの滝

 この間はワイヤーがかかっている4m滝や釜を持った6m滝など、イベントが続く。ワイヤーにぶら下がりながら突破したり、釜を泳いで直登もできるが、右岸からも簡単に巻ける。赤ナメクチキの滝周辺は右岸からは7m、左岸からは25mの滝が注ぎ込み、キレイな場所。

9:53~10:05 コーリン滝レスト

 赤ナメクチキ滝上からはまた傾斜が強くなって谷全体に巨岩が詰まったような地形になる。間を縫うようにしてしばらく登ると岩壁に囲まれたコーリン滝が現れる。

10:27 巻き終了

 コーリン滝の巻きは右岸にある、岩壁の切れ間のようなガレルンゼを小尾根に乗るまで登ってから仕事道を通って巻く。最後は傾斜の緩そうな場所を前進しながら降りて5m滝の上に降り立った。

10:41~51 植林小屋 遡行打ち切り 水汲みレスト

 コーリン滝を過ぎてると左岸は植林された斜面になり、渓相も落ち着いてくる。大岩の下をくぐったりしながらしばらく進むと左岸に植林小屋が見えてきたのでここで遡行終了。

11:40~50 アカナメクチ滝ルンゼの25m滝上で偵察レスト

 下山は仕事道を下る訳なのだが、この道が所々不明瞭な上に、ガレ斜面を下ったりクライムダウンしたりとなかなかに悪い。赤ナメクチキ滝の上までは右岸沿い、そこから左岸沿いの道に変わって、ルンゼの25m滝上を通る。

12:49 下山

 その後左岸斜面を歩いてると道が不明瞭になってきたので、沢床に降りると釜を持った6m滝の下に出た。そこから昇竜の滝上までは沢を下降、昇竜の滝上からは再び左岸の仕事道を通って無事下山した。


帰りは中荘温泉に入って18時半頃に京都に戻った。レンタカーを返して、ビールを気持ちよく飲んだ後帰宅した。


今回、M里とT橋と沢に行ったのは初めてだったのですが、噂に違わず沢中でもしっかりとした動きで安心感がありました。今期はもうそろそろ予備合宿の方に行かないと厳しいと思いますが、また暇な時があったら一緒に沢に行きたいですね。