この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2014年06月18日

NMTです。個人山行に行ってきました。

比良 八幡谷

2014/06/18 曇り時々雨 水量:普通

八幡谷は過去に途中まで行ってその後尾根に逃げて撤退したことがあって、まだ完全には遡行してなかったので単独で行ってきました。

前日は雨の予報だったのですが結果的に朝も下山後もそこまで降らず、ラッキーでした。


以下記録

アプローチは赤いバイク。

自宅から1時間ほどで葛川細川町の集落。そこから小道を少し入って小さい神社の前にデポ。


7:00 入山(神社前)

 すぐに巨大堰堤が。道沿いに左から巻ける。

7:51標高580mの二又(第二ゴルジュ手前の二又)

 ここまでは岩間の小滝連続で足慣らしには持ってこい。第一ゴルジュは滝が数個あるだけでどれも突破は簡単。足に違和感があり見てみるとヒル君がついてた。

8:18 標高650mの二又(第三ゴルジュ手前の二又)

 第二ゴルジュは最初の滝から水線を行こうと思い、取り付いてみるも水流を全身に浴びた上、最後がハング気味で厳しいので右手から登った。その後の滝は快適に直登できる。第三ゴルジュ手前の8m滝も冷静にホールド、スタンスを探せば登れる。ただ高度感はあった。

8:30~57 7m滝

 第三ゴルジュ抜けの7m滝で右から直登気味に登ったら上で詰まってしまったので仕方なくそのまま左岸斜面を登ってアプザイレンで沢床に復帰。明らかに簡単そうな右岸巻きを敬遠した結果である。第三ゴルジュ自体も抜けの滝以外は快適に直登できる。

9:37~47 水汲みレスト。

 さわナビの遡行図で倒木マークがある手前あたり。このへんから急激にガスり始めて、雨もパラパラと降ってきた。ここまでに第四ゴルジュを通ったハズだがいまいち印象がない。ただどれもガンガン直登した。

9:53 標高800mの二又

 本流は10m滝となって注ぎこむ。10m滝は最初は取り付きから渋い感じで高度感もあるため結構緊張した。パーティで来る時は確保するべき。その後の4m滝は一見難しそうだったので右岸から巻いてみたけどボロボロの岩で、人間の胴くらいの岩が落ちたのを見てやめた。左岸巻き。

10:33 縦走路に飛び出る

 4m滝を越えた後は水も滝も無く、あるのは急傾斜のクソガレ。修行の様に登った。最後は申し訳程度の草付きを登って予定していたルート通り、武奈ヶ岳直下の縦走路にドンピシャで出れた。

10:38~45 武奈ヶ岳。

 平日のしかも雨だというのに短時間に2パーティほど会った。写真を撮ってあげたりしつつレスト。

12:00 デポ地に下山

 下山は細川尾根を下る。ガスってて尾根がよく見えなかったので慎重にRFした。ただ入ってしまえばしっかりした踏跡と目印があるため下山は簡単。たまに分かりづらい目印がある。傾斜が緩くなり始めて送電線の下に出た所で踏跡から外れて沢の方向へ。少し歩くとちょうどデポ地の対岸に出れた。ヒルチェックしてみるも、どうやら最初の一匹だけだったらしく、被害は無かった。


帰りは来た道を通って1時間ほどで帰宅。途中、特大エビフライの看板があって、「あーコレかー」と思ったりしつつスルー。個人的なトラウマの途中越も平日はネズミ捕りをやってないようで安心した。


八幡谷は直登が多くて楽しいです。最近上多古、前鬼と登攀要素がない沢ばっかりだったのでそれなりに満足しました。RFも上手く行ったので良かったねと言った感じです。

明るい爽やかな沢もいいけど、暗くてジメジメした沢もいいですね。