この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2013年11月25日

こんにちはYです。諸事情あり投稿が遅れました。今回はMとゲストにK木を迎えて大峰に行ってきました。

今回入山口は天川和田というめったに使われることのない破線ルートとなっております。

もともと天川川合入山、天川和田下山の予定でしたが、土曜日が非常に天気が良かったため土曜の行動時間を延ばし日曜の行程を短縮するため、事前にバリエーションルートに指定した通りほぼ逆走する形での山行となりました。

アプローチは京阪近鉄で下市口駅へそこから奈良交通バスで天川和田まで...の予定でしたが、エアリアには記載がありませんでしたが入山口最寄は和田局前という郵便局の前でした。

K木もMも途中合流かと思っていましたが、最初からいました。

入山口はそこから橋を渡って発電所のすぐそば。今回、コースタイムより大幅に遅れると日没という危機があったため事前からLight and Fastを標榜してたCLの僕のザックは軽かったためK木からエピ缶二つと装備セットを引き受けロケットスタートを切ろうとしたわけですが(10:10)、開始30分にしてなぜかMがバテてしまったため失敗しました。ここでMから水2Lを受け取り、再スタート。天和山への道は送電鉄塔の巡視路を外れるまでは実に立派な道でしたが、途中分離してからは多少残念にはなりましたが、僕的には楽な道でした。天和山まで尾根沿いにスムーズに進み山頂到着。これといって何もないですが、大峰主稜線がよく見えます。ここでボケッと性懲りもなく一番明瞭な尾根に思考停止状態で数分降りたところでこれは違うなと思い少し登って、それっぽい尾根にトラバース。この際僕は泥斜面を3~4m位滑落し、その時スマホを落としたみたいです。少ししてスマホがないことに気付いた僕は内心涙目状態でスマホを探しに引き返しました。滑落地点で見つかってよかった~


ここからは、時々テープもありそんなに迷いようもない尾根歩きでしたが、とにかくアップダウンが激しい。急登、ピーク、一気に下るの繰り返しで腹が立ちます。栃尾山からは延々と地味なのぼりで僕は途中ありもしない栃尾辻避難小屋を空目してしまう始末でした。

栃尾辻に着いたのが14:10。ここに泊まろうという気にはなれませんでした。

コースタイムより早めに進んでおりこのペースなら余裕を持って狼平に着けるということで出発しました。

さすがに僕も疲れたので復活したMに水は返却です。

ここからは割とメジャーコースなだけあってうまく無駄ピークを踏まずに済むようになっていて感心です。

先週末は積雪ゼロでしたが、週半ばに冠雪したという情報がありわくわくしてましたが、ここまで雪っぽい要素はみじんも感じられませんでしたが1500mを超えたあたりから、ほんのばかり雪が出てきました。

15:55狼平到着です。このあたりは僕の好きな感じなところですね...無事日没まで余裕を持って、天気図もぎりぎり間に合う時間に避難小屋に着くことができました。全員へとへとでした。

飯は(地中海風)カレー。無難にうまかった。適当に歌詞をつまんで寝ました。小屋は暗くなってきてリヒトで来たおっさんと一緒でした。

翌朝5:00起床5:50リヒトを付けて狼平をピストン装備で出発。指摘されていましたが、木道は凍結しておらずいい間隔だったのと、荷物が軽かったためすいすい上へと進めました。上に登るにつれ周りが積雪してきました。下のほうはまだまだ秋なのに上のほうは真っ白で感動です。

意外とあっさりと6:45弥山山頂に到着。弥山小屋の規模思ってたよりかなりでかかったです。

ここから、八経ヶ岳ののぼりですが登山道上が雪が踏み固められていて凍結してました。最初はアイゼンを付けずに上っていたのですが、途中で屈し軽アイゼンを付けました、僕の軽アイゼンデビューだったのですが軽アイゼン舐めてました。めちゃくちゃ歩きやすい。あっさり関西最高峰八経ヶ岳山頂に着き、寒いので即明星ヶ岳方面へVR2を進みます。八経ヶ岳からの下りは凍っていなかったため軽アイゼン装着解除。出番は15分程度でした。美しい月の積もったなだらかな樹林帯をひたすら下り狼平へと帰還。ダラダラして、天川川合へと下山を開始しました。

ここから栃尾辻まではひたすら下り。昨日はきつかったなぁと思いながら栃尾辻へ。

ここで川合方向に進みます。ずっと下りかと思いきや、地味にのぼりがありめんどくさい...

途中坪内林道ショートカットを実行。わざわざこんな高いところまで頑張って道を引っ張ってきたようですが、上から見ただけでもあちこちで大崩落。未来永劫復旧しないでしょう。

登山道にもどりまたひたすら下り。やはり、無駄ピークを踏ませない、急傾斜を回避する努力が登山道から伝わってきました。道自体は基本人工林の中のつまんない下りです。

最後主尾根から外れ、階段上の道を急降下民家の裏にでて下山。天川川合バス停へと向うも一本前が五分前に出ていた...

温泉もないのでただ一時間ボケッとすごし、帰りました。途中K木は実家に帰ったため打ち上げなし。なんと三回とも打ち上げをしておりません!爆睡しつつ出町柳につきMとも別れ下宿に帰りました。


今回のパーティーはMはなぜか最初ばてたものの基本的に速いやつらなので、全区間ばてたり迷ったりしつつもコースタイムを上回るペースを維持できました。結局今期は全部三人パーティーで行きましたが、三人だと機動力も高いしいいですね。テントも広いし。

前期の上司をSLで連れて行くなんておこがましい限りですが、頼りになるSLでした。

前々から行きたかった狼平、弥山周辺にしかも積雪期に訪れることができて個人的には大満足です。

まぁ天和山の方はもういいかな...

今度は西口か双門から行きたいですな