この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2013年11月05日

IDです。11月2~4日の3連休を利用し、part2として石鎚山へ行ってきました。メンバーは私とS上、O田、F田でした。以下報告です。


11月1日(アプローチ)

CLが登山届を忘れるボーンヘッドで15分ほど遅刻した結果、Y partyと一緒に電車を乗り継いで大阪南港へ行きました。フェリーがすごく豪華で圧倒されました。屋久島が思いやられます。船中で1泊。


11月2日 入山・曇り

6時に東予港に到着し、すぐ無料接続バスで壬生川駅へ。(ここでCLがずっと壬生”野”駅だと思い込んでいたことが発覚。地名は確認しましょう)

壬生川駅からバスに乗り、保井野集会所についたのは8時半頃でした。auとdocomoの電波は通じませんでした。歩いて保井野登山口まで行き、9時9分入山しました。

この日は始めが急登で、稜線に出てからも登りが続く行程でした。風邪気味と言っていたS上はよく歩いました。その後ろのO田もF田もよくついて行っていました。が、CLは急登で体力を使い果たし、稜線に出てからは生ゴミと化していました。バテかけてたと思います。

天気は曇り模様だったのですが、稜線に出ると一面ガスで真っ白でした。すぐ後のピークも見えない時があり、縦走としては面白くなかったと思います。風もあり、気温は低かったろうと思われましたが、出発前に散々脅した成果か皆防寒対策をしており、大した問題にはなりませんでした。

15時過ぎに三ノ鎖元の分岐に到着し、ここから石鎚山頂までpistonしました。真っ白でした。神社に参拝、っ記念写真撮影など一通りやってから降りまして、16時10分頃に二ノ鎖元キャンプ場に到着しました。入山前に「小屋があるかも」と情報がありましたが、二ノ鎖元の鳥居のすぐ横に2階建ての小屋がありました。ただ、緊急時専用とのことなので幕営しました。キャンプ場はなんか臭かったです。

夕食は豚汁でした。美味しくいただきましたが、特に大根が面白かったです。

水が少ないので秘密兵器もほどほどに、18時半就寝。


11月3日 霧雨

4時半起床と言っていたのが、全員寝坊し6時15分起床。さすがに青ざめて寒い中メンバーを急かし、7時15分出発しました。アラームの確認までが責任なんだと思いました。周りは真っ白でしたが、明るかったので歩けました。

体力に余裕があったのと休む適当な場所がなかったので、最初の1ピッチながら長めにとって土小屋まで行きました。食堂のおじさんに水道水をもらって水不足を解消し、出発しました。このころから、霧が霧雨になってきました。

伊吹山までも1ピッチ、10時13分に山頂に着いてレスト。展望も何もないので歩くしかないのが厳しいです。足元の笹で濡れました。

視界不良と降雨につき、瓶ヶ森直行はとりやめて、一旦CS地点で幕営することにしました。12時半瓶ヶ森キャンプ場到着。天候がよくなれば瓶ヶ森pistonをする予定でしたが、よくなるどころかどんどん周りが真っ白になっていったので諦めました。

近くに白石小屋がありましたが、ここの管理人さんがそれはそれは親切な方で、水場やトイレを案内してくれたばかりか、彼の帰り際にミカンを5つもくれました。O田やF田はすっかり喜んでいました。え、常念?

この時に、翌日降りる西之川へのルートが危険であることを知らされましたが、管理人さんは「行けるには行ける」と言っていました。また、ケータイの電波が通じて、先に下山したYからのメールを受け取りました。曰く、西之川へ降りるルートは登れるけれど下りは厳しい、とのことでした。

西之川へ降りられないとなると別ルートを行かねばなりませんが、瓶ヶ森からの下山ルートは役員会ではこれ以外に提示していないし、実際どんな様子なのかわからないので、翌日はとりあえず西之川へ降り、無理なら別ルート(北へ抜けて台ヶ森~東之川)を行こうと決めました。

夕食はポトフでした。よくあるワンゲルのポトフでした。O田は米を炊くのが上手です。秘密兵器にコーヒーに、随分優雅な夜でした。19時就寝。

夜は雨が強く降っていました。


11月4日 晴れ

4時起床。5時出発を考えていましたが、ガスがひどくて先が見えないので6時まで待機しました。6時になるとウソのようにガスが晴れ、とても見通しがよくなりました。

6時20分に瓶壷到着。ここで、この先の登山道に「通行止め」の標識が出ていました。しかし、Y達が登って行ったはずだし、小屋の管理人さんも「行ける」旨の発言をしていたので、標識を無視して出発しました。ですが、そのあとすぐ、あまりのガレ具合に難儀し、S上が「危ないし、行けても時間がかかりすぎる」と判断、これを受けて、6時40分頃にCS2まで引き返しました。

降りられないのでは仕方ないので、瓶ヶ森から北西に東之川まで降りることにしました。こちらの道は、笹や木があって歩きにくいものの安全な道でした。そして何より、初めて展望が得られたので皆興奮していました。10時ころには東之川に到着、下山予定地の西之川には10時25分に到着しました。これをもって下山にしました。

バスがちょうど無いのでふもとの京屋で入浴し、12時のバスで伊予西条駅まで行きました。帰りのアプローチですが、予定より早く帰れる便があることが分かり、急いで調べようにもCLはケータイのバッテリーが切れてあわわあわわしていました。最初と最後が情けない…

鉄路で大阪へ出て、阪急地下街で打ち上げをしました。ご飯とキャベツとお味噌汁がおかわり無料のとんかつ屋でした。

阪急梅田駅で解散、各々阪急で帰りました。


CLの情報収集不足という側面も少なからずあるでしょうが、3日目の不測の事態への対応がどうだったのか、ちょっと気になる山行でした。その中でしっかり歩けていたメンバー各人は良かったと思います。体力的にはもうあまり心配いらないでしょう。頼もしいです。

贅沢をいうなら、各人受け身の姿勢からもう少し抜け出してもいいのかなぁと思います。コースタイムを見るあまりやや楽観する傾向があるようですが、実は起因するのはこういうことなのかもしれませんね。