この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2013年09月01日

K木です。

8/22-8/26に北アルプスに行ってきたので報告します。

メンバーはK木、T、Y、O田、F田、Mの6人でした。


8/22 晴れ

JR豊科駅からタクシーで三股入山口へ。7:20に入山しました。その後は何も変わらない樹林帯を延々と歩き、11:58に蝶ヶ岳ヒュッテ(CS1)に到着。蝶ヶ岳からは穂高連峰が一望できたりしてとても良い景色でした。スケールの大きさなどはさすが北アルプスだなと感じさせられました。夕食はシチューで、18:00に就寝しました。


8/23 くもり→嵐

3:00に起床。この日はCLの誕生日だったのですが、Mからのまさかの誕生日プレゼントがあり、テンションがだだ下がりのまま4:30に出発。しかも出発して30分くらいで雨が降ってきたので展望がないまま常念岳に向かって歩き続けます。さらに時間が経つごとに天候は悪化し、常念岳山頂直前からは雨がみぞれ状に、そして山頂からの降りの途中からは雷が鳴り始めたので急いでふもとの常念小屋へ。到着は8:45でした。小屋の天気予報を見てみるとその後も天候が回復しないようでしたので、この日の山行はこれで終了とし、常念小屋をCS2としました。昼過ぎぐらいから次の日の未明にかけて風や雨が非常に強く、テントが浸水して全員のシュラフが濡れてしまうなど、さんざんな夜となりました。次の日に寄った大天荘の気象情報によると、嵐だったそうです。


8/24 雨→晴れ

3:00に起床。天気が良くなることはわかっていたのでまだ降り続いている雨がやんだら出発しようということで再度就寝。そして6時過ぎに雨がやんだのでもう一度起きて7:20に出発しました。10:30に到着した大天井ヒュッテまでは雲が空を覆っていましたが、その後は雲が晴れてほとんど快晴となり、途中で槍ヶ岳が見えたりもしながら13:00にヒュッテ西岳に到着し、ここをCS3としました。晴れていたのでシュラフやテントなど濡れているものをすべて乾かしました。18:00に就寝しました。


8/25 雨→くもり

この日は東鎌尾根を通るルートで、出発後すぐにハシゴがあるそうでしたので、明るくなってから行動を開始するべきだと思い、起床時間を遅くして4:00起床としました。5:30に出発し、ハシゴやクサリを使いながら進んでいきました。小雨が降ったり止んだりしている中での行動だったのでハシゴでは滑りそうでこわっかたです。誰もケガをしないでよかったです。槍ヶ岳山荘に向かう最後の方の尾根で風がとても強くなったのも怖かったですね。ときおり突風が吹いたときはみんな岩陰に隠れたりしてやりすごしていました。9:20に槍ヶ岳山荘に到着。次の日の天気も良くないという予報だったので今日中に槍ヶ岳に登りたいねと話しながらだらだらしていると風が止んできたのでガスっていて何も見えない中ではあるけれども槍ヶ岳山頂へ出発。登りは特にこわいところもなく、人も全然いなかったのでスムーズに進みました。山頂にも人がほとんど来ず、5分程度山頂を独占できるほどでした。まあ何も見えなかったですが…。降りは多少難しいところもあったようで、たまに止まりながらゆっくり降ってきました。23日の嵐でescape4の途中の橋が使えなくなったようでしたが、槍ヶ岳を降りてきた時には橋が架け直されたという情報が出ていたのでescape4ルートを用いて下山することにしました。escapeを用いた理由としては、悪天候により行動が1日弱遅れていることと、槍ヶ岳というメインの目標を達成したのでもうこの悪天候の中、山行を続ける必要はないと感じたからです。そして14:00に槍平小屋に到着し、CS4としました。穂高連峰が見えたり星がきれいだったりと、とても良い場所でした。20:30に就寝しました。


8/26 晴れ

残りの行動時間が短かったので、起床時間を遅くして4:00起床としました。5:30に出発し、6:00に1日前にかけられた橋を渡りました。赤テープがたくさんあって迷わないようになっていました。そして6:50に林道に出て8:00に新穂高温泉に下山しました。ちょうど「風呂の日」だったようで、400円で温泉に入ることができました。うちあげに飛騨牛を食べて京都に帰ってきました。


総括として、全体的に悪天候の中、特に問題もなく槍ヶ岳に登ることができたのは良かったです。ただ、しっかりと防水できていなかった人もいるのでそこは改善していきたいです。また、嵐の日のテントでは、いくら石を積んでも風のせいでフライを張ったままにすることができなかったので、状況によってはペグなどを持っていくことも考えるべきだと思いました。