この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2013年07月22日

沢メンは7/20に完成編として川浦谷銚子洞に行きました。メンバーはハッピー、O路、K、M里、M崎、T橋です。


7/19

7時にBOXに集合して出発。1時頃にCS0手前のゲートに着きました。落石により林道がふさがっておりアプローチでCS0地点として予定している場所まで入れず、新深山トンネル手前の駐車場にて宿泊。


7/20

4時起床、4時50分出発。Kが沢靴が無いと騒ぎ、荷物をひっくり返して探していたが、結局ザックの底になぜか入っていて全員苦笑い。そして5時50分に林道終点。林道歩き中からO路は体調が優れない様だった。そのこともあって林道が終わったら遊歩道を行こうと話し合って決めていたのだが、遊歩道入り口のトンネルは真っ暗で不気味だし、石門を見てO路がテンションがあがったと言うのでここから入渓。6時20分に入渓。橋を渡って左岸に行き斜面を下りて入渓。6時20~35分石門。泳いで突破したのだが増水していて流れが速かったので意外と苦労した。さらにここでO路が両足をつったのでレストを取った。そして8時10分に銚子滝。石門から銚子滝までは平凡な渓相。ただ増水していたのでいちいち渡渉が普段よりきつかった。また銚子滝までの沢中でもO路がきつそうだったのでレストを取った。8時10~11時銚子滝。ザイルの長さが足りず、2ピッチとなった。1ピッチ目ザイルが足りなくなって支点探しに苦労し、さらにO路の体調が悪いのもあり2時間30程度かかった。1ピッチ目で明らかに時間がかかり過ぎていたので時間短縮のためつるべで僕がトップとして登る。12m、11時~12時15分。ここもザイルを出す。ここは一応ザイルが1ピッチで足りたが結構ギリギリだった。ヘクのこともあったのですごく不安になり12mを登った後に一応ザイルの長さを確認したが30mはあった。このあたりからCS1まで行くのは不可能だと思ったので幕営できそうな場所を探し始める。12時50~13時10分5m。泳いで直登。13時30分7m。ここは泳いで水流すぐ近くのバンドに沿って登る予定だったが増水の所為で水流が広がっていてすごい寒そう。O路が寒くてきついと言うので巻けるかどうか探す。一応巻けそうだったが大高巻きになり時間がかなりかかりそうだった。この後はゴルジュになり幕営可能な地点が見つかりそうにないのでここで撤退決定。14時下降開始。14時20~15時50分12m懸垂下降。幕営できそうな場所は12m滝上にあったが、明るいうちに下山できそうなので下降を続けることにした。そして15時50~17時10分銚子滝を懸垂下降。ここからは遊歩道を歩き、17時50分遊歩道終点。ここで下山とし、沢装備解除。ヒルチェックをしたら私以外の足にヒルがついていて皆ヒル退治に必死になっていた。最多はM崎で3匹。M崎は虫だけでなくヒルにも好かれるようだ。前回同様にM崎がヒルを呼によせたのではないかという説が浮上した。19時過ぎに駐車場。ここでドライバーとして来てもらっていた方に連絡したが京都に戻っていたので次の日の朝迎えに来てもらうことにして駐車場に宿泊。次の日の朝に迎えに来てもらい帰京した。


遡行時に遊歩道を使えばあと1時間くらい短縮できたが、O路の体調の悪さを軽視して石門から入渓したのはミスだった。沢については綺麗で登攀要素の多い沢だったがTopの登攀力とザイルワークの素早さ、各自の行動の素早さがもっと向上しないと今のpartyには厳しいと感じた。また実際に登攀してみて30mではメインザイルが短いと感じた。30mザイルでは今回の感じから15m弱の滝が登攀限度であり、さらに滝壺を泳いで登る滝や登った後に支点が遠くにしか取れない滝では登攀限度はより低くなり、行く沢のレベルを下げざるを得ない。また2、3人でいくならばマルチピッチの登攀になってもそこまで時間がかからないかもしれないが、5、6人のpartyが普通のワンゲルではマルチピッチは時間がかかりすぎるのでこのような沢では致命的になると思う。


今後の予定としては完成編としてテスト明けにもう少しレベルの低い沢に行き、合宿も予定していた沢よりレベルをさげる予定。