この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2013年06月17日

引き続き今期も沢のリーダーをやることになりましたハッピーです。

沢メンはpart2として三周ヶ岳北尾根藪+金ヶ丸谷遡行に行ってきました。メンバーはpartyのメンバーとしてハッピー、O路、K、M里、M崎、T橋、そして客人としてYが参加しました。

6/14

0時過ぎに夜叉ヶ池駐車場に到着しました。I田さんとK村には今回の山行にドライバーとしてついてきていただきました。いつもありがとうございます。

6/15

4時起き、4時45分入山。1回生は初めての0付きなので心配でしたが特に問題は無さそうでした。5時50分に夜叉ヶ池、7時10分に三周ヶ岳。夜叉ヶ池が近づくにつれて虫が増えて極めて不快でした。僕は今回が4回目の奥美濃でしたがこんなにも虫が多いのは初めてで驚きました。またレジュメには三周ヶ岳手前のJPから入藪と書いてありましたが三周ヶ岳までは少しヤブヤブしているがしっかりとした道がありました。登山道では昨年前期と同様朝露でびしょびしょになりました。7時半に入藪。三周ヶ岳に着くと同時に濃霧に包まれました。尾根は全く見えず、RFが難しかったです。三周ヶ岳からは少しだけ踏み跡とテープがありましたがすぐに無くなりました。三周ヶ岳からの下りで尾根を外してしまい、濃霧の所為もあり、正しい尾根を見つけるのに1時間半もかかってしまいました。それ以降は間違うこともなく順調に進めました。そして15時にCS1地点に着きました。今回の藪はかなり薄く、さらには雨が降っていたので水制限にも全く苦しむことなく行けました。ただ虫が多くずっと不快でした。虫に関しては虫が大量に寄ってくる人とあまり寄ってこない人に別れて、M崎なんかは大量の虫がずっと顔の近くを飛んでいて可哀そうでした。最終的にはM崎が虫を呼んでいるのではという説が浮上した程ひどかったです。16時に沢に降り、CS可地点に到着。CS1地点は虫が多く不快だったし、M崎が顔の至る所を刺されて目も当てられない状態だったので、少し遅かったですが沢に降りました。CS可地点は晴れていれば非常に快適だろうなというようなすばらしいテン場でした。そしてご飯を作り、ありがたみの半減した秘密兵器を振舞って就寝しました。

6/16

4時起床、5時40分出発。寝ている間も雨が降っていたようなので増水を心配しましたが、対して増水していませんでした。出発後40分くらいはずっと平凡な流れで綺麗でした。6時15分にスノーブリッジ潜り。スノーブリッジを潜ったのは初めての経験だったので恐る恐る通りました。この後も度々雪渓に出会ったのでもう少し早い時期だったらアウトだったかもしれません。沢自体は平凡な流れの中にたまに滝が現れる程度で少し物足りませんでしたが、滝のほとんどが直登でき、さらに適度な難しさがあったのでみんな楽しめたようでした。Topの登攀力がそこそこあれば余裕だと思います。今回の山行は40年前の遡行図を持って行ったのですが、瀞やナメ滝は埋まっていたようで、少し遡行図とは異なっていました。そして12時50分に稜線、13時40分に道に復帰しました。稜線に着き、一休みしてハーネスだけ外して30分強藪漕ぎをしました。前日も含めてこの区間の藪が一番濃かったので三周ヶ岳に付近の道のあるところに詰めあがらなかったことを非常に後悔しました。そして道に復帰してからは虫と闘いながら道を黙々と進み、15時45分に下山しました。


今回のコースはワンゲルでは初めて行くコースだったのですが、稜線上に灌木が少なくて歩きやすく、沢も楽しかったので良いコースだと思いました。ただし雪渓などの問題があるので、藪に行くのが遅れた場合などに使うのが適当だろうと思います。今回の藪+沢では沢装備の重さが心配だったのですが、軽量化に努めた結果、普段より少し重い程度の重量で済み、特に苦労はしませんでした。

1回生も自らRFに参加しようという積極的な姿勢が見て取れたので良かったです。また登攀力も申し分無いように感じました。TopのO路はRF、登攀、後続に対する補助はよくできていました。ただ沢中で慎重になりすぎてペースが遅かったのが気になりました。CLとしては今回の山行に客人として来たYを偵察などで使いすぎたなと反省しています。Partyとしての訓練だったので偵察などには他のメンバーを使うべきでした。まあ無事に終わってなによりです。次の完成編は川浦谷銚子洞遡下降を考えています。次回の山行で無事に完成したいです。