この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2013年05月27日

I田(OB)です。25日の土曜日に三回生のT中と個人山行に行ってきたので、報告しておきます。コースは、鈴鹿山系の綿向山から雨乞岳への縦走。とても天気がよくて素晴らしい登山日和でした。

大峠からの登り

清水の頭から雨乞岳を目指

清水の頭方向を振り返る

記録

5/25(土) 晴れ

コース:西明寺~(綿向山表参道)~綿向山~イハイガ岳~清水の頭~雨乞岳~(郡界尾根経由)~武平峠

前々から雨乞岳に登りたいという二人の意志が一致したこの計画、ヒルの危険がない5月の内になんとか実施することができた。しかも、武平峠から往復ではつまらないという理由で、マイナーな綿向山からの縦走コースを選択。一応、水曜日の役員会で参加を募ったが、鈴鹿とT中の組み合わせを忌避したのか、誰も応募してこなかった。


この日は午前3時半にボックスに集合し、K村にいつものワンゲル専属タクシー(白い車)で送ってもらう。5:45に駐車場を出発し、素晴らしく整備された登山道を登って2ピッチで綿向山。途中の3つの小屋はすべてきれい。山頂は靄で展望はあまりよくなかったが、5月の朝なので仕方がない。この日の稜線上はひたすら風が強かったが、気温が上がる予想だったので、むしろ涼しくて快適。竜王山の分岐まで歩き、そこからはイハイガ岳、清水の頭を経て雨乞岳へ縦走する。このコースは前情報通り、人があまり歩いていない模様。8時半頃、イハイガ岳に到着したが、残念ながら展望はなかった。イハイガ岳の前後は一部の登山道が不明瞭だったり、急な登りや急な下りがあったりで多少苦労する。9:19、大峠に到着。綿向山から一時間半ピッチになったので多少長めにレスト。ここからの登山道は明瞭で、きついところもほとんどない。大峠からの登りで単独行の男性とすれ違ったが、こんなコースで人と出会うとは思っておらず、お互いに驚いていた。熟練の鈴鹿ハイカー達はマイナールートを制覇するのに血道をあげており、こんなルートでも人に出会うことがあるのだろう。


10:30過ぎに清水の頭に到着。ここからは美しい笹原の稜線上を歩く素晴らしいコース。好天のもと、心地よい風を受けながら綺麗な景色の中を歩くのは、まさに登山の醍醐味。雨乞岳に近づくにつれて笹は高く、濃くなってくるが、容易に掻き分けて進めるので問題ない。自分はむしろ藪メンの血が呼び起され、総じてT中よりペースが遅かったにもかかわらず、この区間だけテンションが上がってペースアップした。11:22に雨乞岳に登頂。噂通り展望はあまりないので、東雨乞岳に移動して、昼食レスト。この辺りは比較的訪れる人が多く、いくつかのパーティーとすれ違う。東雨乞岳の山頂は噂通り良いピークで、360度のパノラマが楽しめる。今回も十分展望がよかったが、空気の澄んだ秋にまたくるともっと素晴らしいだろう。


ここからは「山と高原地図」にのっていない、またもやマイナールートである郡界尾根を下る。このルートは踏み跡もしっかりしており、特に問題はない。沢谷峠を経由してメジャールートに戻り、武平峠に13:43に下山した。その後、武平峠の駐車場で待機していたK村カーに乗り帰京。久しぶりの山行で疲れたが、天気も良く非常に充実した山行であった。


コース総括:イハイガ岳の前後以外は歩きやすい。ルート全体を通してテープは充分に貼られているが、一部迷いやすいところ・登山道が不明瞭なところもあるので注意。


行程:

5:45 入山

6:54~59 五合目小屋

7:41~51 綿向山山頂

8:00 竜王山分岐

8:31 イハイガ岳

9:19~34 大峠

10:34~44 清水の頭

11:22 雨乞岳

11:32~52 東雨乞岳

12:54~04 沢谷峠の道標が立っているところ

13:14 メインルートに復帰

13:43 下山