この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2013年03月30日

ハッピーです。大Zが直前で捻挫してしまって合宿を中止にせざるを得なかったのでPWとして西表島に行きました。メンバーはハッピー、K、Yです。

3/20

縦走PW

軍艦岩から入り1日目にマヤグスクまで行って戻ってきて展望台に泊まるという予定だったのですが、浦内川河口で遊覧船のチケットを買う時に届け出を出してないとキャンプはできないと言われたので仕方なくカンピレーまで行って少し遊んだだけで帰ってきました。落ち込みましたがカンピレーでみんなが楽しそうだったのでまあ良かったです。


3/21

海岸歩きPW

7時半に宿を出発し歩いて南風見田浜まで行きました。途中でヒッチできればいいなと思ってたのですが朝っぱらから大きな荷物を背負った3人組を乗せてくれる車はやはり無く、重い荷物を背負って1時間半かけて歩きました。この途中でYはマメができこの後辛そうでした。0付とかした方が良かったかもしれませんね。その後9時に南風見田浜に到着。9時10分に出発しました。そして別れ浜に11時5分、大浜に12時45分に到着しました。この日は日が照っていて暑く、また荷物が今までの山行で一番重かったのでみんなすごい疲れました。大浜はとても綺麗な浜でした。焚き火をしてお酒を飲んで過ごしました。


3/22

7時45分出発。クイラ渡り入口10時10分、出口11時40分。クイラ渡りの入口を少し通り過ぎてしまい探すのに1時間弱かかってしまいました。入口はなんでこんなに分かりやすいのに見逃したんだと思うほど目印がしっかりしてました。もっと先にあるはずだと思い込んで海岸を見て無かったのが原因でした。13時30分に鹿川到着。この日は行動時間が長く日も照り続けてたので辛かったです。鹿川も綺麗な浜でした。Yが水場で手長海老やら小さいウナギを捕まえてました。それを焚き火で焼こうとしたのですが僕が灰の中に落としてしまって非難轟々でした。ウナギさんすみませんでした。


3/23

出発8時。落水崎9時15分。幸滝13時40分到着。この日が一番辛かったです。この日の行動をここで報告すると上手く説明できそうにないので詳しくは役員会で報告します。簡潔に言うとRFミスをしてウビラ石の場所を間違えてしまったのでこんなにも行動時間が長くなりました。僕のミスです。それによって干潮の時刻も過ぎてしまってリーフ歩きもできずとても疲れました。またこの日も天気が良く暑さにやられて体力を消耗しました。3日目まではとても荷物が重くきつかったのを覚えてます。もっとメニューを工夫しインスタントラーメンなども取り入れて軽量化を図るべきだと思いました。とりあえず3日目にシチューはやめた方がいいです。幸滝はと言うと水は汚いし、岩がゴロゴロしてテントは張りにくいしであまり良いテン場では無かったです。散々な一日でしたね。


3/24

9時15分出発。11時ヌバン(野浜)到着。前の2日間はコースタイムより遅かったので今日も4時間くらいかなと思っていたのでヌバンに1ピッチで着いた時の感動は他の浜とは比べものにならないものでした。さらに美しさも他の浜とは比べものにならない程でした。そして1時間程リーフの上で遊んだ後テントを張って荷物を解体し始めた所、現地の方が来て、今から強い北風が吹き波が高くなるし雷雨にもなるからこの浜は危険だと言われました。前日の幸滝ではラジオに中国語の放送しか入らず天気図が書けて無かったので従っておくべきだと判断し現地の方に勧められた崎山湾内の崎山集落跡に行く事にしました。現地の方の言った通りその後北風が強くなり外海では波が高くなってました。湾内はリーフの端から距離がかなりあるので波が穏やかで特に影響は受けませんでした。崎山集落跡にはツカザキさんという方が暮らしていてテントを山の少し開けた所に張らしていただきました。ツカザキさんは自分で野菜を育て、時には海産物を獲って食べて生活していました。人里に行くのは米などを買いに月に1回船浮に行くくらいなので久しぶりにお喋りができると僕たちの訪問を喜んでくれました。夜はツカザキさんとお酒を一緒に飲み、色々な話を聞きました。その日はKが途中でグロッキー状態になり海岸の濡れている所で寝たり僕のフリースに嘔吐物をつけたりしました。飲み過ぎは良くないですね。


3/25

崎山集落跡で沈。現地の方の話ではこの日まで北風が強いという話だったのでこの日は沈しました。網取までは危険箇所もないので行けたとは思うのですが、去年撤退した網取の後の危険箇所を行けるとは到底思えなかったので風がましになる次の日にショートカットをすることにしました。この日はテントで寝たり、本を読んだり、ショートカットの偵察に行ってウボったりしました。昼にツカザキさんがぜんざいを作ってくださりおいしくいただきました。この日も夜はツカザキさんとお酒を飲みました。この日は僕がどなんにやられて酔いつぶれ海岸沿いで寝ました。飲み過ぎは本当に良くない。


3/26

10時出発。ツカザキさんに来年は後輩たちが麻雀セットを持って行くと思うのでその時は麻雀を打ちましょうと約束し別れました。後輩たちよろしくお願いします。10時50分に分水嶺。前日にウボ川のルンゼに入る所までは偵察に行っていたのでスムーズに行けました。ウボ川遡行終了地点からアヤンダ川に入ったのですが途中で黄色テープを見失いそのままアヤンダ川を下降しました。本流に合流する直前に滝が連続してましたが巻道があり下降できました。13時15分にアヤンダ川河口。アヤンダ川河口に干潮の時に着くことができ、スムーズに海に出れました。泳ぐのも覚悟してはいたのですが大潮の干潮だったため水がほとんどなくアヤンダ川本流も太ももまでくらいの水位で難なく渡渉できました。その後14時35分に西山林道入口。途中ケイユウオジイの浜でワンゲルのHPをよく見ているという方にお会いして20分程話をしました。その方曰く毎年西表島に行っているのはウチのサークルくらいらしく西表島の山行に関して参考にしているそうです。お互いどのルートを来たかなどの話をしました。そして15時10分に出口、16時に下山しました。この日はKの体調が悪かったのでこまめにレストをとりました。そして船浮から白浜まで行き、白浜のバス停で野宿し、次の日に石垣島に戻りました。


今回の山行は僕のミスが多く他のメンバーに迷惑をかけてしまいました。全体的にもっと緊張感を持って取り組むべきでした。また風の向きでこうも波の高さが変わるのかということを感じ、風やそれに伴う波に対する知識をもっとつけてから入山すべきだと思いました。さらにラジオの電波は工夫すればもっと改善できるのでは思いました。感想としては3日目までは辛く、その後はヌバンでの滞在時間が1時間しかなくほとんど山で過ごすという本当に残念な山行でした。来年はこそはぜひヌバンで思い切り遊んでもらいたいです。