この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。

2012年09月05日

どうもネミー(T)です。遅れましたが、縦走合宿の報告を。

縦走面は、8/25~8/28の3泊4日で、北海道の大雪山に行ってきました。メンバーは、SL木戸、I田、K木、私の4人です。当初は4泊5日の予定でしたが、天候不安等で、日程のカットを行ったためこのようになりました。詳しくは後述します。

まず、出発は各自で行い、1日目の朝旭川のスーパーの前で、集合し、買い出し。その後、バスで層雲峡に向かいました。現地に着くと、とりあえず1日目の夕食で使う豚肉の調理、食料の分配を行いました。一通りの準備を終え、ロープウェイに乗り、13:35に入山。この日は、単調な登りが続き、全員が思ったより疲れていました。黒岳石室で、CS1。夕食は、すき焼き。ネギが以上に多かったり、人参が入っていたりと少し不思議でしたが、味は良かったです。この日の時点で、2日目の午後から3日目にかけて天気が悪くなりそうだったので、お鉢のカットと、CS2を、忠別岳避難小屋にすることを決めました。

2日目は、起床の後、朝飯のラーメンを食べ桂月岳pistonに行きました。ご来光が見れたのでよかったかなと。pistonを終え、水の準備をして再度出発。出発してしばらく経つと、ガスが濃くなってきて、展望何それ?みたいな感じになっていました。天気が悪くなりそうだったので、それぞれのpistonもカットし、進みました。白雲岳避難小屋についたときパラっと雨が降ってきたのでセパを着用し、その先に向かいました。この後2時間展望もなくコースに起伏のない2時間が続くのですが、これが体力以上に精神的にきつく、何もないことは、意外ときついことを知らされました。忠別岳の山頂に着くと、晴れ間が少し見え、下るときには良い景色を見ることができました。写真取ればよかったと少し後悔しています。その後特に問題なく忠別岳避難小屋に到着し、CS2。小屋で休んでいると、なかなかに強い雨が降ってきたので、まあいい判断になったかなと思いました。夕食は、シチュー。おいしかった。

3日目は、朝からぐずついた天気。雨が少し降っていたので、少し明るくなってから出発。この日、ヒサゴ沼避難小屋い着いた段階で、天候が悪ければ、そのまま1泊、よくなるようであればトムラウシpistonを行うことにしました。1ピッチ歩いたあたりで、木戸さんの気分が悪くなったので、隊列変更を行い、K木を先頭に次に私が入りサポート、I田、木戸の順にしました。避難小屋への分岐の段階で一旦小屋へと向かうことにしました。

小屋への道の途中では木戸さんの片目のコンタクトが吹き飛ぶという事件がありましたが、無事小屋に到着。

しばらくすると、晴れてきて、また時間に余裕があるのでトムラウシpistonを行いました。沼付近と違い、稜線上に出ると多少ガスが濃く風もありましたが進行に無理はないと判断し、行きました。無事トムラウシ頂上に着いたもののガスにより展望はゼロ。少し寂しかったですが寒かったのでそそくさと下山しました。ヒサゴ沼に戻る途中は非常に良い天気になり、北海道らしい広大で、きれいな景色を見ることができました。これだけでも、トムラウシにきたかいがあったなと1回生にも感じてもらえたかなと。ヒサゴ沼でCS3。夕食は秘密兵器鍋どんなものになるかと思いましたが。うまいものが出来上がりました。ヒサゴ鍋と命名されました。翌日下山することを決め、残った秘密兵器を飲み、食い、そして就寝しました。

4日目は、これまでの3日間以上に良い天気。1ピッチ歩く前に前日に続き、木戸さんが気分を悪くし、隊列を変更。前日と異なり、I田とK木の位置を変えました。1ピッチ歩き化雲岳につくと、そこからは、今まで来た、忠別岳から、先日上ったトムラウシまた、はるか十勝連峰を見渡すことができました。この景色は今回で一番の思い出ですね。その後1ピッチあるいたあと隊列を戻し、本格的な下りに突入。

しかしまたこの下山路が最悪だった。水はけが悪いのか、約2時間、水が流れ、泥に足をとられそうになる登山道が続く。バシャバシャ、ズボズボと、ひたすら無心で歩きました。1時間経ったあたりで出会った登山者に笑顔で「この後もずっと、グシャグシャですよ」と言われたときは、軽く卒倒しかけましたね。長く続いた湿地帯を抜けると、いつも通りの登山道になりました。その後は何事もなく、天人峡に下山。温泉に入り、タクシーで旭川に帰りました。

打ち上げで入った、居酒屋さんでは麻雀がずっと放送されていました。実にワンゲルらしかったです。

それではそれぞれの感想を省略気味に

木戸:天気はなんともいえなかったが、まあよかった。朝フラフラになっていたのは申し訳ない。天人峡への下山は、コースアイムもそこそこあり、ワンゲル過去何度も言っている以外で良い点はない。

I田:傾斜が緩やかだったのと、1~3日目までガスがあったのとで体力に余裕ができた。トップとあまり離れず歩けたところはよかった。相変わらずよく転ぶのは反省点。

K木:前半は天候が悪くしんどいだけだったが3日目からは晴れてきてきれいな景色が見れたのでよかった。岩の上を歩く経験ができた。

総括ですが、お鉢をカットしたとはいえ、昨年登れなかったトムラウシに登れたことは、個人的に満足です。もう少し景色が楽しめたらよかったかな。計画の点では、無事、無理なく終わることができた点は良かったですが、トムラウシ温泉への下山を考えてもよかったかなと思います。

後期も頑張りたいと思います。