この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。
2012年04月01日
こんばんは、NKGです。
03/22~03/25にかけて屋久島にて合宿を行ったので詳細を報告します。
03/22
08:50 白谷雲水峡【入山】
09:40 レスト(白谷小屋)
10:15-10:30 太鼓岩ピストン
10:30 レスト(辻峠)
11:50 レスト(大株歩道入口)
12:30 ウィルソン株
13:10 レスト
13:40 夫婦杉
14:10 縄文杉
14:30 レスト(新高塚小屋)
15:30 新高塚小屋(C.S.1)
18:30 就寝
03/23
05:20 起床
06:30 出発
07:30 平石(レスト)
09:00 新高塚小屋(C.S.2)
18:30 就寝
2/24
新高塚小屋にて停滞
2/25
05:00 起床
06:10 出発
07:30 平石直下
09:00 レスト(新高塚小屋)
09:50 レスト(縄文杉)
10:50 レスト(ウィルソン株)
11:30 レスト(大株歩道入口)
12:30 レスト(楠川分岐)
13:10 レスト(辻峠)
14:20 白谷雲水峡【下山】
今回の山行は計画では2泊3日予備日1日の予定でしたが、記録の通り暴風と気温低下に阻まれ予備日の1日を消化せざるを得ませんでした。1日目は天気も良く、屋久島の自然を堪能出来ましたが問題は2日目以降。西からの低気圧が発生し、屋久島は雨と暴風に見舞われました。新高塚小屋付近は雨は降っていたものの風はそれほどきつくなかったので2日目の朝出発を決意、宮之浦岳を目指しました。ところが高度が上がるにつれて風が強くなり、平石に着く頃には台風の中歩いているような状態に陥りました。この時点で続行を断念、予備日を使うことにして新高塚小屋に引き返しました。3日目は朝から新高塚小屋付近でも実感できるほどの暴風。9時まで天候が改善しなければ停滞することを決めて、出発を待ちましたが結局その機会は来ず、また新高塚小屋にて1泊することになりました。5日目、もう後がない状態でしたが、天気は前2日と比べで改善したので出発することにしました。雲の流れる速さに一抹の不安を抱きつつ高度をあげると、山は次第に冬山の体を示しはじめました。風も強くなり、木々にはエビの尻尾、岩の隙間には氷柱が下がったりとおよそ南国の3月末の山とは思えない景色が現れ、平石直下の木道に至っては木道全体が氷に覆われていました。結局ここで再び続行を断念、白谷雲水峡に下山することを決めました。平石付近で暫く停滞することも考えましたが、最終日で食料も尽きていたこと、稜線上の暴風は改善する兆しがなく、耐風姿勢等の技術も身につけていないこと、装備が十分でないこと、パーティーの力量等々を考慮して、そうするには至りませんでした。その後白谷雲水峡まで順調に下山。これにて4日間の合宿を終えました。
宮之浦岳に登れなかったのは残念ですが、天気に文句を言っても仕方ないので、これも縦走らしいといえばらしいかなと納得しようと思います。まあこれで来年再び屋久島に来る意義が生まれたので、来季の縦走PARTYには是非リベンジを果たして欲しいですね。