この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。
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I田です。連日暑いので、N本の提案により、個人山行で沢に行ってきました。簡単に報告しておきます。
8/19(木)晴れ
メンバーは他にN本、H部。M戸も来る予定だったのだが、湖西線と間違えて琵琶湖線に乗ってしまって集合時刻に間に合わず、結局3人で入山することに。近江高島駅から9:03発のガリバー旅行村行きのバスに乗り込み、30分ほどで到着。入口で沢登りをする旨告げたら、旅行村の入場料は免除された。
林道終点から適当に沢に降り、10:05入渓。少し入渓が早すぎたようで、堰堤をひとつ越す羽目に。左岸巻き。10:20魚止めの滝。ハードな沢登りを望むなら水線直登もあるだろうが、これもあっさり左岸を巻く。すぐに唐戸の滝ゴルジュになるが、基本さわナビに書いてあったとおりに直登していく。特に難しくは無い。10:40~11:00、大擂鉢レスト。釜は埋まって浅くなっていたが、逆におぼれる心配がないのでみんなで泳いで遊んでいた。自分とN本は滝上から飛び込んだりもした。なかなか楽しい場所だった。
次の屏風滝は、もちろん登山道で巻くのだが、その前にゴルジュを泳いで滝の下まで行ってみた。こっちは本格的な沢の泳ぎの練習ができる。沢で泳ぐのが初めてのH部はなかなか難儀していた。登山道の巻きははしごや鎖などがしっかりついており、楽勝。次の貴船の滝も登山道を行き、11:25巻き終了。しばらく平流となる。七編返しの滝は楽に直登できた。
右岸に登山道を見送った後、12:20まぼろしの滝。ホールドが豊富であっさり右から直登。最後の核心部のスラブは、左側を巻き登り、クラック沿いに行った。一応H部にスリング。終わりの河原歩きをこなして、広谷分岐へ到着、遡行終了。ここで13:00~13:25、昼飯レスト。
あとは一路、登山道を旅行村まで下りる。広谷分岐から大擂鉢までは、地形図と道が変わっていて、一応RF
しながら下りたが、あらかじめエアリアをちゃんと見ておけばよかった。何組かの滝見の登山者とすれ違いながら14:35、下山。バスは15:33だったので、しばらくガリバー旅行村で待つ。H部は財布を濡らしてしまったようで、一生懸命乾かしていた。
八池谷は、比良の西斜面の沢と違って、明るくてさわやかだった。グレードは2級で、しかも登山道が横についているので、個人山行には手ごろ。直登も多く、泳ぎも楽しめ、さらに沢登りのさまざまな要素(ナメ、ゴーロ、ゴルジュやヘツリ、チムニー等)がコンパクトに詰まっているので、沢登りが初めての人に沢の魅力を教え込むにはいい場所かもしれない。もちろん本当に初心者を連れて行くなら直登ではスリング、ザイルを出すほうが無難だろう。