この記事は旧KUWV-BLOGから移植したものです。
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Nです。
突如梅雨が明け、沢に行く千載一遇のチャンスだと思い、8/4に突如一人で遡行してきた。
100点をつけたくなるような山行だった。美しすぎる渓は極楽以上のものがあった。泳ぎは純粋に楽しめたし、ひんやりとして気持ちよかった。全身がキシリトールで包まれたような感じは忘れられない。一生、虜になるだろう。
今回、留守本も不完全な形で強引に事を進めた。
前夜、ほぼ寝ていない状態でAM1:20頃家を出発、4:30には道の駅「上北山」に到着。
2時間も寝られないまま、朝を迎える。コンビニで買ったそぼろ丼を食べ、前鬼川の林道終点へ向かう。かつて下山で使用したことがあった林道なので記憶に新しかった。
登山届を書こうとしたが紙がなかった。途中の滝見場で写真を撮っていると、車が来た。滝を撮りにでも来たのだろうか…。
先へ進み、林道終点に着く。ここには登山届を出す箱があり、探すと、くしゃくしゃだが入っていたので、一応書いて出した。
8:10、入渓。黒谷を下降する。といっても短い。思ったよりヌルヌル。こんなんで気持ちいいのか?清流なのか?と疑る。
けれど、本谷に入ってから、その疑念は吹き飛んだ。幾度と無く現れる淵や釜は淡いマリンブルーで、美しいの一語に尽き、それ以上の言葉が見当たらない。
早速泳ぐ。晴れているので泳ぐ。暖かいから泳ぐ。そして何より、キレイだから泳ぐ。気持ち良い。ひんやりとした今までに無い皮膚感覚に感動する。冷泉を浴び、心身ともに清まる感じがした。
泳ぎでの突破に失敗した場面もあったが、跳ね返されてなお気持ち良いのは稀に見る現象だ。
9:09、2段10m+デカい釜。
ド迫力の滝は怒涛という言葉が相応しい。釜はほぼプールで、全てを投げ捨てて飛び込みたくなるような感じ。
ここは、左岸を簡単に巻けて、最後は残置ロープ(古め)を使って降りた。
そこに広がるナメを右岸側に渡渉するが、水量が多かったのでこわかった。
9:38~45、レストして泳ぐ。水中には魚がいて、よく見えた。
「ドーナツ状の淵」・「5m豪快」を右岸岩間からなんとか突破。水量多く難儀した。もっと前から左岸を巻くのが正しいようだ。
10:20、三重の滝のある滝ノ谷出合。行場道から色々見えるらしいのでとりあえず本流を遡ることにする。(結局見に行かなかったが…)
「巨岩累積地」(左岸の歩道巻き)は超C.S.適地があった。巻きの降りは簡単。
10:48~11:14 最後の釜。ここで泳いだり、色々洗ったり、乾かしたりした。
11:14出発、登山道を歩く。登山道では、キノコを始めとした生物が多々散見された。
11:34コル到着。お地蔵さんがあった。
11:54小中坊到着。
12:28駐車地に戻る。
写真はPicasa。